星がきらきら

Mais comme elle est loin!/遠き七つの星へ愛を

キスマイ好きになってからの2020年最高だったよって話

※末日にこの文章を出したいという気持ちで推敲出来ていない状態で上げた文です。少しずつどうにかしてますがまだ文章変えるかも。あとタイトル、キスマイってか宮玉な気もしてきた……結論は一緒だけど……

 

 

2020年は、数十年に一度しか起こらないような人類にとって大きな転換点だった、はずだ。東日本大震災のときも、“普通”が塗り替えられていく感覚はあったけれど、その時よりも出来事が世界的であるが故に影響は大きかった。これよりも大きく日々の生活が変えられるような出来事は、先の大戦まで振り返らないと無いのではないかと思う。

 

感染拡大に伴って瀕死になったものの例、観光業・飲食業・医療・エンタメ。

全部他人事だった。過去形では書いているが、現在も必ずしもその感情を持っていないとは言えない。他人事だと思って問題に関心を寄せないでいると思いもよらぬところで刺される。先日の快感インストールを巡る炎上でそれは実感した。それでも、少なくとも今現在まで私の家計は感染拡大前と変わっていないという事実は存在し、そういうお花畑が書いている文章だということを先に断っておきたい。

 

 

 

2020年、私にとっては最高な年だった。

もっと良い年も思い返せばいくらでもあるとは思う。

でも、自分にとって「楽しかった」「いい一年だった」と総括してしまう年は、今年が初めてなんじゃないかと思う。それは今まで年末にその年を振り返る機会が無かったせいかもしれないが。

 

瀕死になったもののひとつ、エンタメ。エンターテインメント。エンタメには関わりたいと思ったこともあった。avexの採用を受けたこともある。でも当然のように落ちて、今は全く関係のない仕事をしている。

だから、この事態が起こっても何もかもが他人ごとだった。どこかざまあと思う気持ちすらあった。これが確か、4月頃の実感。

 

今は違う。

 

昔も今も、自分が好きなエンタメは9割方がジャニーズ関連のものとなる。

3月頃から夏にかけて、自分の好きなグループ達も色々な影響を受けていた。行こうと思っていた公演もいくつか中止になった。ただその報せを聞いても、自分はそんなにショックを受けていなかった気がする。興味がなかったというと嘘にはなるが、不可欠なものではなかった。

好きな気持ちは確かにあったけれど、それはあくまで一消費者としてであって、彼らの労苦に思いを馳せることは無いような状態。「中止」と言われても、「ああそうか残念」「仕方ない」としか思うことができない。特に比較的熱を持っていた嵐のライブは、開催されたところでチケットが当たらないのは目に見えていた。当時ライブビューイングに行ったことは無かったし、行っても意味の無いものだと思っていた。当たりもしないライブが開催されないところで負えるダメージは限られていた。

 

一応その感覚とはまた別に、このような事態に対してとても楽観的な部分もあった。

ジャニーズは、平和の象徴である。戦後から人々に娯楽を与え、平和を訴えるミュージカルを行い、Show Must Go Onをうたい、各地の災害に対してあれだけの支援をしてきたこの事務所はどうせ、困難な状況であればあるほど真価を発揮するものなのだろうと思っていた。

また同時に嵐がテレビで「果てない空」を歌い、ワクワク学校を発表したときのあの感覚のことを思い出させる日々が流れているような気もした。きっとこの人たちは、この変わってしまった世界に対して正解を叩きつけてくる。それは予定調和で進められるカウントダウンよりもずっと心躍るものだろうと。自分が心の奥底に持つ破滅願望をすこーんと殴り飛ばしてくる5人。

実際その予感は大きく間違っていなかった、と思う。ただ、その感情もやはり、どこか靄がかかったような他人事ではあった。

 

 

夏、明確に世界が変わって、私がそれに適応できるようになってきた頃。

その頃には自分の新しい働き方が確立され、結果的に娯楽に触れられる時間が増えていた。あるいは「趣味を見つけなければ」という気持ちが高まっていた。

日々を過ごし、以前始めたことと以前持った感情を止めないことにだけ必死だった数年間には失っていた余裕が生まれていた。

具体的に言えば、何かに対する「好き」の気持ちを少しづつ取り戻し始めていた。

そういえば手芸が好きだった。文章を書くことを習慣としていた頃があった。こんなゲームが好きだった。こんな人が好きだった。憂鬱を吹き飛ばすまでには至らなくても、手を伸ばすことは増え始めていた。

金銭を使いたいという欲求も少しずつ高まり始めていた。

 

 

そんな時に、宮玉に出会ってしまった。

何かを「好き」と思える気持ちはいつも持てるわけではないということが分かっていて、それでも新しく「好き」を始めることを恐れていなかったタイミングに噛み合っていたのだろうと、今になって分かる。

 

宮玉に落ちた話を書いたのは一週間過ぎたころだった。

三週間ほどで、FCに入っていた。

一ヵ月経つ頃には既にグループ自体をかなり好きになっていて、二か月経つ頃には個々のことが大好きになっていた。

あの日から今日に至るまで、今までの私の人生には無かった時間が流れている。

 

今までもジャニーズの誰かを好きになったことは何回もあった。好きになりたての時期を楽しんだことも同じだけの回数あった。

けれど2020年のこの日々は、ジャニーズが逆境に強いということに加えて3つ、今までの好きになりたての環境と大きく異なっていた。

 

  • ひとつめ、金と時間と心の余裕。

まず金。以前は弾力的に好きなものにお金を掛ける余裕は無かったが、この数年で自分の社会的・家庭的環境が変化してある程度は自由に動かせるお金が捻出出来るようになっていた。更に2020年前半、相次ぐ自粛などで結果的にお金を使っていなかったことにより、若干羽目を外しやすい環境が整っていた。

これで何が出来るかというと、CDとDVDの買い漁りが可能になっていた。あとチケットも買いやすくなった。

嵐を好きになりたての頃は過去のアルバムは全部知り合いから借りていた。そのあと通ったグループでも過去のCDを買い漁るなんてこともせず、あってもレンタル。一応それらの通ったグループは年代によって明確にカラーが違ったところが多く、好きになる以前のカラーに全く興味がなかったというのもある。正直現在の自分もキスマイの格差露骨時代にものすごく興味があるかというと首肯はし難い。しかしちょっと気になるな程度の熱で全部買えてしまい、棚の整理に苦労するほどに至った。過去の中古円盤が他グループと比べると安めだという説も若干ある

変な言い方をするが、好きはギャンブルみたいなもので、掛けた金と手間が多ければ多いほど愛着がわくのではないか、と思っている。(その分憎さ百倍みたいな事態も発生する可能性もあるが)

 

時間と心の余裕、というのは前述の通りだ。大変になった人も多いであろう中恐縮ではあるが、2020年になって自分は新しい働き方が出来るようになっていたし、わざわざ説明するまでもなくそれはアイドルを心置きなく追うことを簡単にさせた。

 

  • ふたつめ、家からファンをやる難易度。

興味程度のグループのライブを配信で観れるようになり、YouTubeでライブ映像が観れるようになっていた。まず間違いなく玉森さんに恋感情を持ったのはWebFesが原因であるし、キスマイというグループ全体への興味を育てたのはYouTubeだった。

そして最も大きい感情としては、茶の間である状態に引け目を感じなかった。家に籠ることを推奨される世の中で、ある程度同じスタートラインに立たせてくれることは、何となく自分のファンとしての在り方を肯定されているように感じられた。特にそれまで遠征をそこまで行っていなかった自分にとっては。(この辺は①の金と時間とか、あと嵐全然当たらないとかの状況も影響しているので数年後自分が遠征でブイブイ言わせるファンになっている可能性もゼロではないのだが…)

また、配信が増えていたことによりジャニーズ全体への好きの気持ちも育てやすい環境になっていた。Jrチャンネルについてはスタートはもう少し前であったものの、少なくとも以前の好きになりたての時期には無かったと思う。

更に、私は関東住みであるのだが、このご時世で遠征を行う人が少なくなったのかなんとなく各劇場のチケットを取りやすくなったことも、仄かに自分に有利だなあと思っている。

 

  • みっつめ、嵐の休止。

端的に言えば供給が多すぎてジャニーズで頭がいっぱいになった。

今これを書いている12月31日になってようやく寂しさが襲っては来ているが、エンタメ!情報!エンタメ!パフォーマンス!情報!の濁流。キスマイとの相互効果で熱を取り戻したものではあるが、「嵐大好き」という正気を取り戻したタイミングからずっと楽しかった。休止は寂しいことではあるが、この人たちは休止にかこつけて休止しなければ今後5年くらいかけて行ったであろう展開を1年に凝縮してお届けしていた。キチンと気が付いたのが10月なので3か月で5年分の情報を浴びることになった。こんな状況でなかったら10年分くらいお届けされたのかもしれないが想像できないのでノーカン。

普通に休止前に全部追わなきゃいけないと思ったので、コンテンツをリアタイで追うように心がけるようにもなった。以前は録画で番組は追うことの方が多かったのだが、いざリアタイをするとそのリアタイならではの魅力を思い出せるようになった。

 

そしてもう一つ、これは純粋な休止の影響でもないのかもしれないが、「ジャニーズを文脈・系譜で追いたい」という欲を刺激された感覚がある。嵐は後続の為に道を切り開こうとしていたから後続を知らなければいけないかもしれないと思うようになったし、過去の振り返り映像が沢山放映されることによって、嵐以前のグループを知る必要があると思うようになった。*1

 

※あとここで一応断っておきたいのだが、この他のジャニーズのグループを知るにあたって男子校系のグループも興味を持ってしまったら全然好きになれそうということが分かった。前にあれだけ書いておいてなんだがそんなものは本当に偏見に過ぎなかった、謝罪。知った順番の問題で結局入れ込むまでは至っていないが。

 

 

そしてこの諸々の環境が重なる中で、今までにない急激な好きの気持ちを抱いた。

 

とあるメンバーに興味を持ってから嵐のファンクラブに入るまで大体半年かかった。知り合いが嵐のファンで入会を強く勧められたため、割と訳も分からないまま入っていた。

キスマイの一つ前にファンを始めたグループは、とあるメンバーに興味を持ってからグループのファンクラブに入るまで三年かかった。このときにあったものは小さな好きの積み重ねで、コンサートを見に行きたいと考えるまでの時間がそれである。

別に早ければいいというものでは全く無いが、今回は「興味ある」の期間が3日もかからず終了してそのまま「大好き」になっていた。ほぼ一目惚れだった。今までの担当は全く一目惚れではなかった。必然的に緩やかに情報を仕入れる期間は無く、短い期間で怒涛の情報を浴びることになる。そして情報量はそのまま他の感情や行動に伝播した。摂取を止めなければ気持ちが離れるタイミングもないしずっと楽しい。

 

箱推しになるまでのスピードも速かった。

優劣など無いけれど、一つ前のグループは、今思うと全員のことを大好きにはなれていなかった。誰も嫌いではなかったけれどそこまで興味は無く、担当と喋っているときに担当の魅力を引き出してくれる人たち、という気持ちがあった。ただのファンをしていた。(嵐は自分にとって昔すぎてあまりよく覚えていない。感情を嵐と共に育てた気がするのでわからない)

しかしキスマイはコンビ供給の多いグループだった。特にキスどきでの売り出しが露骨。コンビ厨というものは恐ろしいもので、セット追いをすると個人への好きも比例して大きくなるわ他の組み合わせへの興味も持つようになるわそのまま他のメンバーへの興味に移るわ純粋に情報量が増えるわで怒涛だった。このスピード感を出させてしまう他のグループはなかなかないのではないかと思う。

 

 

10月から私の世界は明確に輝きだしていた。それまで何年もかかったままの霧が少しずつ晴れていた。それまでもそんなに悪くはなかったが、少し前まではそれ以前に手に入れた何かを零れ落ちないようにすることが限界だった。

零れ落ちさせてでも、新しく手に入れたい・取り戻したいと思った何かによる日々。

 

玉森裕太に憧れるようになって、身だしなみを整えるようになった。見た目を気にする性質で無かったのだが、こんなにちょっとした努力でどうにか出来るものをしない理由はもう残っていないと思った。

髪を染め直したし、毛先も切り整えてもらった。ボロボロになっていた下着を捨て、数年使い続けていたアウターを新調した。美容水も化粧品も新しく買った。ストレッチと筋トレをするようになった。数年凝り固まっていた身体が次第に動き始めた。

学生の時ぶりにメンカラのグッズを買い漁るようになったし、関連のアイテムも買うようになった。

ずっと何かをアウトプットしたいけれど何も出来ないもどかしさを抱えていたのに、こういう文章を書いたりだとか羊毛フェルトのアイテムを作れるようになって、やっていいのだと気づけて、それを確実に誰かの目に届けられて充実感を味わえるようになった。変な言い換えをすると、閉じ込められていた欲望が解かれるようになった。

玉森裕太へ抱くようになった感情は間違いなく恋だった。(自分を何歳だと思ってるんだ)

感情を大きく動かしたことによって、他のことにも感情を動かせるようになった。楽しいことに「楽しい!」と叫ぶようになって笑い声が大きくなって、アイドルの映像にわーきゃー叫べるようになって、悲しい気持ちに流されることは少なくなった。ずっと楽しい。これを書いている今もいっそ楽しい。

自分が何をやりたいのか、やりたかったのか、麻痺させていた感情ごと少しづつ溶けだしていた。

 

結局のところ、落ちた先がここだったのは偶然に過ぎなかった部分もあるのだとは思う。2020年だからこそ気付きさえすれば「好き」の気持ちを育てやすい環境が整ってしまっていた。転がり落ちる坂の角度はジャニーズグループそれぞれがそれなりの鋭角を持っていた。けれど、いずれにせよきっかけはあの二人だった。キスマイだった。

この三ヶ月本当に楽しかった。そしてこの三ヶ月を用意してくれた先の九ヶ月もひっくるめて愛したいのだ。

 

今紅白と休止前最後のライブを数時間後に控えた今、心は楽しかった、ありがとうの気持ちで満ち溢れている。

どうか2021年も、良い年になりますように。

 

 

 

最後にあのうっすい一週間後の印象から今の印象を述べたい。印象じゃなくて気持ち悪い感想になっていますが。

(正直もう新規ぶってちょうどいい塩梅の感想を書ける段階は過ぎてしまっている、実際全然新規ではあるのだが、嵐を除けばこのたったの3か月で今まで数年かけて通ってきたグループとほぼ同量かそれよりも多くの情報を得てしまっている気がしてならない…)

 

 

北山さん

2週間くらいではオタクに優しいギャルって感じだなあ、でも陽の人間で怖いなあと思っていたのだが、キスブサと快感インストールを巡る色々を踏まえてグンと解像度が上がった。

キスマイの引率役、切込み隊長。憎まれ役を買って出るところもどかしいし、大丈夫損してない?と思うことあったけどそんなに損して無さそう。1対6になってる瞬間滅茶苦茶楽しそうだし。この人は人間を区別することなく平等に接するのに、ただ一つ優遇するものがあるとしたらキスマイのメンバーなんだろうなと思うところが好きだ。

あと個人的な感情としては親近感がある。芸能人に向けて「親近感」という言葉を使うのは諸刃だと思っているのだが、間違いなくこの感情は親近感というかそこはかとなく考え方・論理の組み立て方が近い。特にキスブサとかで砲火を浴びているときの。ゆっくり考えたときに「サッカー部男子」への好意なのかもしれないと思い当たった。なんかサッカー部の人間ってトクベツじゃないですか?フレンドリーでかっこよくて幼稚園児の時からモテてたんだろうけど大人には手を焼かれてるみたいな…もっと有り体に言うと過去緩い好意を抱いてきた人間が共通点として割と大体サッカーをやってきていた。好きになった人間の要素を内面化する性質があるせいで、自分の性格も近づいていたというか無意識に寄せていたというか、そういう心にすっと沁み込んでくる言葉がある、気持ち悪いことを言っている自覚はある。

あと髪色遊ばせてくれるところめっちゃ好きです。30代の金髪も銀髪も性癖。REAL MEのチャラ眼鏡もなにかが揺るがされる音がした。

 

藤ヶ谷さん

北山さんが引率ならこちらは殿と思う。殿は撤退戦の言葉だから撤退していないのに使うのもアレですが、前面にいる癖に誰かが遅れていないか見ている人。(…まあでもコンサートのMCで大喜利(大喜利ではない)やらされてるときは殿感あるような…)

この人もギャルと思ってたんですけど…カースト上部のグループってこことここは仲良くは無さそうだけど同じグループに居て嫌い合ってはなさそうだな?みたいなのない?ないか…

真面目なのにゆるい雰囲気で下ネタ繰り出してくるので時々認識が歪むけれど、基本はジャニーズのパフォ強班の人、キムタクとか亀梨くんとかの系譜、ソロ曲で殺してくる人とは思っている。まあ長々と櫻井翔に寄せて文章書いたしそこまで多く書くつもりは無いのですが、コンサート観て溜息が止まらなくなりましてる。あとこの人の横尾さんとか宮田さんに絡むときの幸せそうな顔何なんでしょうね。好きです。キスマイのパブリックイメージを背負う人ではあると思うけれど無理はしてないんだろうなって思えるし、アイドル楽しんでるなあというのが見える瞬間自分まで幸せになれる。

 

横尾さん

一言で言うなら所謂アイドルの才能以外の全ての才能がある人。

アイドルの才能も「気になる」という点では抜群にあるし、この人は全体の能力のバランスが見えている人だからそこに注力しなくてもいいと判断したんじゃないかと思う瞬間がある。ちょっとパフォーマンスの時系列を見ると特に…。そしてこの人の「誰かやってるから自分はやらなくていいや」「誰もやってないから自分がやろう」の感覚って現代では意外と持ってる人少ないなと思うのでめちゃくちゃ好きなんですよね…キスどきや会員動画はその性質が露骨に出てるので本当に好きです…。

あと精神性が化物。激重。人生捧げられるとか言えて実際捧げてるように見えるのちょっと怖い。ただ、露悪的な割には実質的な性格が全く悪くないというか「悪さ」の基準が緩めでは?とか感じるのでもっとやっちまえばいいと思う。どれだけモラルを重んじる環境で育ってきたんだ…?

 

千賀さん

この人の解像度だけ一週間後時点からの変化に乏しい。

もどかしい!!!もどかしくなっちゃうんだよ!!!そんなに才能があるのに何で自信があんまりないように見えるの!!!!この人の天然とふざけの境目が分からないし、顔すっごいイケメンなのに二枚目への戻り方忘れてない?ダンス以外でもカッコつけていいんだよ!!!銀髪似合うしさあ…そんなにゴリラと重ねないでくれよ…みたいな。

でもキスブサのアレはふざけるだけでは作れない本物の狂気が混ざっているのであれがどこから来ているのか気になる。

ただ一方でこの人は今少しずつ自信を得ていく過程にあるんだろうという一切根拠のない確信なんかもある。だって感染した後の症状あれだけ素直に出せて、隠させようとする大人もいないのだから環境は整っているはずだ、と。あと個人的にこの人の演技センス好きな気配がするのでもっと演技仕事させてよう…過去の演技仕事もまだ見れてないけど…

 

二階堂さん

かわいい、何もかもが可愛い、不良感と顔立ちの可愛さが両立されてて自分が悪い消費者というか邪な気持ちになりがち。一番解像度上げることに苦労した。初期印象の詰め込み方をキスどきのクソガキ感(慰安旅行のはしゃぎあたり)と潔癖症エピソード辺りから始めてしまったせいの混乱もあったのだと思う。これでは可愛いということ以外何一つ分からなかった。けど裸の時代インタビューに登場する先輩のことを知るようになった辺りから少しずつ理解が出来たというか、あの不良感が割と伝統的なジャニーズの文脈で理解出来るんだなと思ったり、ラジオの印象で子役()からやってる癖に感性が一般人寄りなんだなと感じたり、凄い空気を読もうとする人間なんだなと分かったあたりから、ジョッシー松村のあれもなんとなく理解出来るようになったし、単純に好きでジョッシー松村のMV20回くらい観た。この方はメンバーを好きな気持ちと個人の楽しめることの両立の仕方が面白いなと思うし、もっと進化しそう。あと2013の1万字の言葉が好きです。

 

宮田さん

前列組が二次元のキャラクターを実写化した人たちみたいだと思う中で、この人は三次元の人間を二次元に落とし込んだ人だなあと思う瞬間がある。人間的で、きっと原型はあるけれど、今見える姿は画面だけじゃないフィルターを介したものだなあなんてことを。

オタクとしてオタクに親近感を抱かれているけれど、自分にとっては眩しかった。好きなものを好きと語れることは難しいと思う毎日なので。実際私の好きは大体文章を介さないと出力できないし、その出力が実際の数割にしかならないことへの悔しさがあるけれど、このひとは言語化が上手で羨ましい。あとこの人がかっこつけている瞬間、フィルターの先にいるこの人のことを何も見通せなくて深淵だなあとか。でもこの人に抱いてる感情も割と恋だから言語化滅茶苦茶になるんですよ…そもそもリア恋ってこう…共感性羞恥みたいなのセットになるしさあ… あと一番大好きなダンスです。ダンスナンバーでフォーカスすると全部視線持ってかれるのでむしろセーブしてます…

 

玉森さん

恋なので明文化が厳しい。全部好き。全てが好き。存在に恋している。Show Must Go Onの体現者。あまりに感情が恋に近いので1月からのドラマが主演に嫉妬せずに観れるか不安、観ますが。

 

結局全員好きとしか言えないのですが、私の好きは結構媒体で分かれるので結構チャンネルが色々あるのは強みだなあとか思います、ハイ。でもYouTubeも始めて欲しい

 

以上!このめちゃくちゃで長々とした文章読んでくださった方、ありがとうございました!!!

*1:同時並行でキスマイを知り、スノストのデビューにより結果的に王道に寄ったグループだと認識し、系譜追及欲が増した。そしてそのままジャニーズの過去の文脈を追うようになって、昔は分からなかった「レガシーを残す」という感覚を理解し、活動を止めてしまったグループを好きで居続けられるということも分かった。これは嵐だけを好きで居続けるのでは会得できなかった感情だったと思っている