星がきらきら

Mais comme elle est loin!

ファンボイス動画のここがスキ!

ブサ恋で一番好きなコントはうっせぇずなのだが、二番目に好きなシリーズは二刀流〇〇さんシリーズだ。この好きを強いて言語化するのならば、あの「上手く行くのか…?」というこちらの不安を力技でそれっぽく見せるメンバーの表情だとか、見える真剣さと必死さと気合だとか、それを見守るシュールな絵面だとかがものすごく好きなのだと思う。

特別人気のあるコントでは無いと思う。もっと言うと正直続編がある気はしない。ただこの初回が放送されたときに「なぜ私単体にここまで刺さるコントが…?!?!」と驚愕した。

 

今日のFC動画を観たときの感情がそれだった。この動画自体は普通に誰が見てもまあまあ面白いと思うのだが、いちいち全てがブッ刺さり過ぎて涙が出た。今世紀一番面白い動画だと思った。なんかシュールだった。意味が分からなかった。なんで!なんで私が大好きなものかつそこまでメジャーな趣味ではなさそうなそれを宇宙で一番大好きな人たちがまっすぐに提供してくるの…?

 

このFC動画とは、2022/4/18にファンクラブ限定動画としてアップされた「キスマイ FAN Voice」使用方法レクチャー動画のことである。

 

以上前置き、以降はその動画の好きポイントを備忘のため羅列しました。オチは無いです。もしFC入っていなくて興味があったら2023/4/18まで観れるので是非よろしくお願いします。

A10TIONの小ネタ数と同じだけ好きなところが溢れたけど本当はもっと書ける

 

1.グッズ発売日から微妙に間空いたタイミングで突然来るメール(0:00)

グッズ発売日4/13、配送状況とかの問題である程度気合入ったファンは当日か次の日に買う時勢の中で4/18の夕方に突然来るメール。しかもグッズ名発表時にもグッズ販売開始後にもざわついたあのグッズについて。

2.玉森さんの新髪型初披露(0:00)

Johnny‘s webで髪切ったことは分かっていても切った後の髪型が分からず、ファンが気になってやきもきして初お披露目は「もしツアか?10万円か?自撮りか?もしかして情報解禁とか?」と予想していたところFC動画で突然明らかになる現象。しかもめちゃくちゃ新鮮な髪形。すごく良いが、情報量。

3.机に大量に並べられているグッズ(0:00)

この時点で今後の展開に何らかの予感を感じさせてすごい

4.Kis-My-Ft2でーすの挨拶(0:03)

いつも通りかわいい。三人宮ニカ千が固まってピースしてるのすごく可愛い。時差で玉森さんがダブルピースしてるのハチャメチャに可愛い。ダブルピースしてるのは宮田さんだったからお揃いだね宮玉♡(千賀さんもダブルピースだよ)

5.盛り上げ隊長宮田さん(0:06)

頑張って仕切ろうとする宮田さん大好き

6.突然の宮ニカ(0:10)

二階堂さんの肩にもたれかかる宮田氏、突然の流れすぎてビビる。ただこの人選はライブのグッズ担当がライブのヘッドに話を振る図であるのところが良い。何よりちょっとびっくりして引いた表情してる二階堂さんがたまらない。

7.千賀さんの合いの手(0:11)

冒頭の宮ニカ千のサンコイチ感を引き継いだ「例のアレ!」、宮とニカへの強い愛を感じた

8.なんか手ぱちぱちしてる玉ヶ谷(0:16)

似たもの同士感普通にかわいい

9.手ぇぱちぱちする北山さん(0:23)

ただただまっすぐカメラ目線の時の顔きゅるきゅるして可愛いと思いました(感想)

10.さあ!から始まる突然の玉森さん割り振り台詞(0:32)

明らかに台本かカンペなんだろうなという突然の玉森さんの進行台詞、宮田さんなんかびっくりしてるし北山さんちょっと笑っちゃってる

11.さあ!から始まる宮田さんのコメント(0:36)

「さあ」被りにここまで自然な進行をしていた二階堂さんが笑っちゃったし釣られて笑う宮田さん最高平和

12.キスマイみんなで拍手(0:42)

二階堂さんの盛り上げに乗るメンバー、その中で微妙に拍手が遅い北山さんのマイペースちょっと透ける感じと既に腕ぐるぐるしてちょけ始める横尾さん(普段比ではちょけ始めるタイミング遅い気がする)、そしてなんかこの辺からボケのタイミング伺い始めてる気がする藤ヶ谷さん みんな可愛いの化身

13.みんな一つずつファンボイスを持つキスマイ(0:50)

めちゃめちゃ自然に北山さんに渡す二階堂さんと藤ヶ谷さんに渡す玉森さんラブ、サッととる横尾さんもラブ

14.「大喜利?」「大喜利じゃねーよ」(0:51)

この掛け合いは良いニカ千

15.ファンボイスを首にかけるキスマイ(0:55)

ちょっと変な顔しながら首にかける北山さん(たぶん無自覚)と腕にかける小ボケをしようとしつつ結局やらない藤ヶ谷さん、両端にいて目が足りない

16.うちわとペンライトを持つ二階堂さん(1:03)

①一番上とはいえ北山さんのうちわを持つ二階堂さん(北ニカ!)

②自然にペンライトを渡す宮田さん

③千賀「そっか持てるのか」二階堂「そうよ」「使う時は椅子に置いてもらって」の持ててない展開・ちょっと笑ってる気が過ぎる宮田さん(この時点で面白過ぎて涙が出始めた)

④うちわとペンライトをぞんざいに机に置いたと見せかけてちゃんと顔の向きを戻す几帳面二階堂さん

17.一足先にカチャカチャやってるマイペース北山さんと良く分からなくて様子を伺う藤ヶ谷さんと良く分からない顔で前見てる横尾さん(1:13)

兄組は愉快

18.グッズの説明内容(1:32)

後ろでカチャカチャ言ってるのだけで面白いしこの時点でグッズの説明が販売ページだとAの音声は「歓声」なのに動画だと「オープニングの歓声」で微妙に食い違っているの少し面白い、オープニング以外にも使いたい

19.Aのボタンをせーので押すキスマイ(1:43)

個人的な感想として初めて聞く音声が「なんか声だ…」のちょっぴりチープ感があるのも面白いしみんなが神妙な顔して押してるのも面白いし耳近づける動作がシンクロしてる藤北も面白い

20.「懐かしい!」の千賀さん(1:50)

感想としては全然変じゃないけど結構第一声が「懐かしい」なのは出演者側の感性な気がして興味深かったけど無理やり言ってる感もある

21.「キャーだね」の藤ヶ谷さん(1:56)

今回の動画の字幕に拾われる藤ヶ谷さんの第一声がこれなんだ…

22.「なんかステージに立ってる気持ちになってくるなこれ!」(1:58)

こんなわざとらしい台詞ある???そして二階堂さんの満面の笑顔及びちょっと後の「100%嘘くさいな」の視聴者の代弁、反論する宮田さんのがびがびしたエセ関西弁のテロップ

23.謎にある藤ヶ谷さんのアップ(2:00)

確かにその表情は見たかったけれども

24.横尾さんの鳴らすキャーの音(2:05)

現場でも起こりそうな音声のがちゃがちゃ感だけで十分面白いしここで横尾さんアップにするスタッフグッジョブ、「やっちゃった」の顔に横尾さんリア恋に足突っ込みだしている私は死んだ

25.「はーい!」の音声(2:14)

もう単純に音声だけで面白い(箸が転げるだけで面白い状態に突入した)

26.やっぱりシンクロする藤北(2:16)

両方両手使って左耳で聴こうとしてるのなんなんですか???玉森さんは片手だし千賀さんは右耳ですよ??

27.手を挙げる宮田さん(2:17)

はーいだから手挙げるのかわいい

28.「はーい」確認(2:20)

千賀さんのはーいか?はーいだ!のあともなんか戸惑いの表情してる気がする北山さんのアップ(2:23)含めてお腹痛い

29.「は・は・はーい」(2:27)

①芸術的なニカ千と芸術的な横千にコンビ厨は絶句した、この横千は2022年横千大賞があったら確実にランクインするやつ

②みんながおもむろに横尾さんの方を見るキスマイだいすき

③「横尾に決まってるじゃん」で全く同じタイミングで正面を観る藤北という兄組の絆(藤北こわい)

30.Cの音声を押すキスマイ(2:33)

すぐに流れてくる音声面白い、面白くなってキュッキュッしてる二階堂さんカワイイ、全然揃わないキスマイ面白い、爆笑してる二階堂さんカワイイ、藤ヶ谷さんの笑顔もカワイイ

31.二人で「せーの!」やってる宮ニカ(2:43)

好きすぎるしそのあとあんま揃ってない音声流れてるの面白い

32.藤ヶ谷さんの確認(2:46)

お兄ちゃんっぽさがあってよいしちょっと藤ニカを拾った

33.ようやく揃うキスマイゴー(2:53)

なんでここで北山さん目泳いでるの?

34.真面目に二階堂さんの説明が始まる中後ろに聞こえる「キスマイゴー」(3:03)

キスキスキス言ってて呼吸が苦しい、うるさくてもうたのしい

35.「シミュレーションでやってみる?」(3:22)

なんでここ6人きょとんとしてるの…?この間なに?

36.キタミツのMC始まるときのやつ(3:23)

「あ、いいよ」たぶんこの動画で初めてちゃんと拾われてる北山さんの声への恋感情、そして呼ばれる千賀さん、突然の北千過ぎて頭抱えた、予兆が無いコンビこわい、ちゃんと反応する千賀さんの反射神経

37.「良い感じ」(3:48)

本当にそう思ってるか…?という不安

38.「揃うんじゃない?」(4:00)

二刀流が始まる前と同じ感情を覚えた、満面の笑み千賀さんが全てを物語っている気がするが他の人はもしかしたら本当に揃うと思っていたのかもしれない。

39.揃わない(4:05)

説明不要。転げたし自分の喉こんな大きな笑い声出せるんだなあと思った。

40.宮千アングル(4:09)

ちょっとずつ合う気はしないし凄い宮田さんが必死というか不安そうな顔していてもう 私は

41.トライし続ける7人(4:12)

この時のまえあし3人の気持ち頼むから教えて欲しい(舞祭組は多分揃うと信じて頑張っている)(藤ヶ谷さんも生来の耳の良さで揃えようとしてるのは分かるが…が…)

42.良く分かんないけどにっこりしてる北山さん(4:22)

かわいい

43.これはいけますね!(4:25)

いけねえよ

44.合わせてくれたら嬉しいと思っております(4:29)

無理だよ/指パッチンでリズムを取る北山さん/ファンボイスをアピールする藤ヶ谷さん(弟の保護をする兄たち…)

45.「あ、はーいか」「はーいだったね」(4:34)

反射神経の良い真ん中っ子の藤宮

46.「わかりましたでしょうか」「はーい」(4:43)

女が一人もいない空間で女の声が鳴り響く絵面本当に面白いなって改めて思った

47.うちわを配る宮田さん(5:02)

グッズ担当者(業者)感が出てて好きだった

48.不思議なタイミングで鳴る「はーい」(5:04)

こちらの耳がおかしくなってきた気がしてくる

49.「なんかもう懐かしい」(5:05)

千賀さんの少し前の歓声に対する「懐かしい」とガチの「懐かしい」の差を感じてしまった

50.「冬服ですねぇ」「なぜだろう」(5:14)

グッズ販売開始日に夏コンなのに…?と思ったファンの疑問を適切についてきた玉森さん大好きすぎて爆発した

51.「撮影時期ですかねえ?」(5:18)

マジレス宮田さん、とても楽しそうだしこの時の玉ヶ谷カット両方めちゃめちゃいい顔してる、凄く好き、藤ヶ谷さん今の髪型ワイルドだね

52.一人だけうちわの向きが違う北山さん(5:21)

マイペース過ぎるし途中で気づくのもよい(その頃にはワタ玉が逆にしている)

53.Kis-My-Ft2でした(5:30)

うちわパタパタしてる玉森さんへの愛、なによりもここでしっかりファンボイスを持ってる趣旨を忘れない北横のことが大好きでした

 

ファンボイス、販売初日の朝に「やっぱうたプリのシステムと一緒だ〜♡」と思いながら大喜利することすらなく買ったから許して

Fearのライブ映像について(ネタバレ有り)

Kis-My-Ftに逢える de show2022を観てきた。

細かく数えると都合7回目のメンバーへの逢瀬であったが、それは初めての「キスマイのライブ」だった。その時に得た沢山の感情は文章では言い表せないほどの感動で、出来るだけ忘れないうちに書き記したいと思っていたのだが、取り急ぎFearの演出の話をさせて欲しい。

 

ライブでのFearの映像を北山宏光が担当しているという話は1月のレポで見ていた。ROTでもFearの映像の話や、映像収録の様子は収められていて、その拘りや、「気持ち悪くしたい」と言う彼の演出意図が明かされるうちに「早く見たい」という気持ちはどんどんと強く募っていった。何が起こっているのだろうと知りたくて仕方がなかった、それについて。

 

以下、思い切りネタバレです。ライブ全体の構成的な部分にも触れます。あと一回しか見ていないので、記憶ところどころ違うと思います。ROTの記憶すら飛ばして公開してました、ちょっと直した。(違ったら直すのでおしえてくださいおねがいします)

 

※いつもの与太記事です

 

Fearの映像の構成は大体以下のようになっていた。

ドアップの目(ROT参照) →FearのMVの前奏&後奏のときみたいな7人の映像(蝶が飛ぶ)→(歌始まる)背景は歌ってるメンバーのデッサンと言うか、デッサンじゃないんだけど衣装の模様でそのまま線画みたいになってるやつ(ただところどころ写真そのままなので気持ち悪い)→(サビ前)集合体恐怖症発狂するだろうなというタイプの目とか顔パーツのコラージュっぽい感じ→(サビ)赤背景に大量の手映像、腕の動きは振りとリンクする(メインモニターでは大量の腕がうごめきながら木が形作られていて、メインモニター下、キスマイが踊っているのステージ段のモニターではお化け屋敷よろしく執念とか怨念がこもってそうな腕の影がぺたぺたと張り付いている、ROTでも見ようと思えば見える)→その腕がFearMVラストで北山さんの背中から出てた白い蝶(大量)に変わる→暗転

 

最初はメインモニター下、窓か障子に張り付いているようにも見える手はライブにこれなかった人間の「中に入りたい」という念みたいだな~だとしたら成仏して終わるラスト面白すぎだな〜〜木はシンゴジラみたいだったな~と思っていたものの、会場を出てだいぶ後になってから気が付いた。

 

あの木、桜では?

 

そもそも、今回のライブのメインモチーフは。例えばTo-y2がデジタルとかおもちゃ箱で、HOMEが水とログハウスだとしたら、逢える de showのそれは、花(植物)だった。

開場前の照明の模様は木漏れ日だし、ステージに落ちる照明の模様も花だったし、Luv Biasは藤みたいなのが降ってくるし、メインステージは言わずもがな花だし、衣装も花柄の衣装使ってるし、Luv Biasのスタンドマイクにも花ついてたし。

そしてFear、普通に「灰の桜は」という歌詞がある。そして今回、ライブのコンセプトから映像を形作るときにこの「桜」を拾うのは自然の流れだと思った。キスマイの映像を映す方のモニターは灰色(白黒)になっていたことを考えても、この歌詞のチョイスが強い気がする。

(そもそもMV自体樹海でありつまり植物モチーフなのだが)(あとこの時の衣装にテントウムシがいるのと、Fearに蝶がいるのも相性はいいよね)

 

そしてこの「桜」は、卒業だとかの美しいイメージからではなく「生と死」の象徴、具体例を出すと梶井基次郎の『櫻の樹の下には』的なイメージから持ってきているとすると、メインモニターに木があって、その木の形が割と桜っぽくて、その下で地面から腕生えてうごうごしてたことへの説明がつくのだ。

桜の木と、死体。

一体どんな樹の花でも、所謂真つ盛りといふ状態に達すると、あたりの空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすものだ。それは、よく廻つた独楽が完全な静止に澄むやうに、また、音楽の上手な演奏がきまつてなにかの幻覚を伴ふやうに、灼熱した生殖の幻覚させる後光のやうなものだ。それは人の心を撲たずにはおかない、不思議な、生き生きとした、美しさだ。

Fearの振りには、一瞬止まる瞬間がある。私達はいつも彼らに幻覚を見る。サビ前の横尾さんの照明の後光的な感じがヤバかった。(私感)

そして人間のやうな屍体、屍体はみな腐爛して蛆が湧き、堪らなく臭い。それでゐて水晶のやうな液をたらたらとたらしてゐる。桜の根は貪婪な蛸のやうに、それを抱きかかへ、いそぎんちやくの食糸のやうな毛根を聚めて、その液体を吸つてゐる。

MステのFearパフォ衣装で赤い糸めっちゃ垂れてたこと考えると、なんなら最初からあの振り付けは桜モチーフだったんじゃ、とか、根から血を吸うタイプの赤照明なんだろうなとか考えてしまい…

 

とはいえもし「桜」がキスマイの暗喩なら「屍体」は何の暗喩なのか怖くなっちゃうので、全てこの話は妄想です。おわり!

 

Fearの木が桜だとすると、あの背中から出た蝶は蝶じゃなくて蛾だったんじゃないか、とか、ライブ映像の蝶、MVより白くなかった…?とか考えたりもする。形はシャクガ系統っぽかったし(捏造記憶だよ)、蝶や蝶の幼虫は桜にあまり止まらないんだけど各種蛾の幼虫は桜に止まるし、白い蝶より白い蛾の方がレパートリーが多い気がするし、いや蝶と蛾自体厳密な区別はないわけですが…ROTのコンテに思いっきり「蝶」って書いてある、ただMVの蝶とは別個体

・そして虫が苦手な人は絶対見ちゃいけないやつなんですが、「桜 サクラスガ」で検索して出てくる外国の食害画像に抱く気持ち悪いの感情、映像の気持ち悪さと一致した。特に幼虫が折り重なってるのが腕の木のそれにかなり近いし、丸い網の蜘蛛の巣みたいになってるやつはサビ前の目のコラージュっぽかった。

桜の樹の下には屍体が埋まっている!

これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。

・この冒頭の『俺はあの美しさが信じられない』、アイドルを見ているときの感情。(私感)

茶封筒の日に寄せて

キスマイの苦難を思うとき、私はこの一節を思い出す。

ぼくら以外のところにあって、しかもぼくらのあいだに共通のある目的によって、兄弟たちと結ばれるとき、ぼくらははじめて楽に息がつける。また経験はぼくらに教えてくれる、愛するということは、おたがいに顔を見あうことではなくて、一緒に同じ方向を見ることだと。ひと束ねの薪束の中に、いっしょに結ばれない限り、僚友はないわけだ。もしそうでなかったとしたら、現代のような万事に都合のよい世紀にあって、どうしてぼくらが、砂漠の中で、最後に残ったわずかばかりな食料を分ちあうことにあれほど深い喜びを感じただろうか?この事実に対する、社会学者の憶測などに、なんの価値があろう!ぼくらの仲間のうちで、サハラ砂漠におけるあの救援作業の大きな喜びを知った者にとっては、他の喜びはすべてかりそめとしか見えはしない。

サン=テグジュペリ(著)、堀口大學(訳)『人間の土地』

もともとサンテグジュペリの文章は、オタクと妙に親和性が高い気がしている。一番有名な『星の王子様』、私はあの物語のことを、バラを愛ですぎて解釈違いを起こし距離を置いた王子様が、他の論理で動く人たちと出会い、自分の星にあるたった一本のバラも本当はいっぱいあることを知り、それでも一緒に時を過ごしたバラが自分の心にとって特別であったことを知り、自分の星に戻っていく話だと勝手に思っている。

どう考えても偶像とオタクの教訓話だ。王子様がバラを語る描写、もしくは「僕」がそんな厄介ヲタク一歩手前の王子様のことを見つめる描写、今すぐネットに転がっている文章(全文)を読んでくれとしか言えない。

それと同じ作者が書いた『人間の土地』は、物語というより作者自身の経験談を記した文章と言った方がいいかもしれない。ものすごーくざっくり言うと、郵便機操縦を職業とする「ぼく」が、同僚と共に砂漠に不時着・遭難し、めちゃくちゃ苦労したのち遊牧民に見つけてもらい、なんとか生還した話である。*1

そして総括のようなパートに入ってからの内容として、冒頭に述べた一節があった。文章を再構築すると、以下のようになるのではないかと思っている。

僕達自身の力ではどうにもならないが、共通で目的とする物事を達成しようと団結するとき、僕たちは初めて楽に息がつける。また遭難の経験によって、愛するということはお互いに顔を見あうことではなくて、一緒に同じ方向を見ることだと知った。一つの集団で目的を分かちあわない限り、仲間とはなれないわけだ。そうでなかったとしたら、現代のような万事に都合のよい時代で、なぜ砂漠の中で最後に残ったわずかばかりな食料を分ちあうことにあれほど深い喜びを感じたのだろうか。この事実に対しては他者の憶測には何の価値もない。サハラ砂漠で助けられたときの大きな喜びを知った者にとっては、他の喜びはすべてかりそめとしか見えはしない。

これに含まれる「愛するということは互いを見つめることではなく、いっしょに同じ方向を見ることである」というフレーズはサンテグジュペリの恋愛の名言として一人歩きしているが、実際は色恋ごとではなくもっと深い同胞への愛情に基づく言葉だった驚きを共有したい気持ちは置いておくとして、

キスマイを原因として*2この文章を初めて読んだとき、これは私がキスマイを想うときのためのフレーズにするために出会ったんだろうなあと感じたのであった。

ジャニーズJr.という職業でいることは、先の見えない砂漠のような世界にいることだと思っている。今でこそ少し違うが、数年前まではグループが出来てもいつの間にか解体されたり、メンバーが変わったり、いつの間にか人がいなくなったり、そもそもグループ入りの基準も全く分からないような状態で、デビューなんてまさに浮かんでは消える蜃気楼みたいなそれだった。キスマイがJrだった頃を知らない身ではあるが、ある時代のその世界のことはそれなりに見届けてきた。

キスマイを愛するようになって、彼らの過去に想いを馳せるとき。後輩にデビューを越され、どうすればその彼ら自身にはどうしようもないものを掴めるのか分からないその中で、それでも運命を共にし、労苦を分け合った彼らが茶封筒を手にした日、その喜びはどれほどのものだったのだろうかと想いを馳せる気持ちが、この一節に重なった。

昔も今も彼らが同じ方向を見つめる僚友であることは疑いようもない。疑いようもなくても、デビューして10年以上経った今も絶え間なく試練は降り注いでしまう以上、これからもずっと楽に息がつける一束の薪束であって欲しいと願う。空を飛ぶ限り砂漠は永遠に広がり続け、これからもその地に投げ出されることがあるかもしれない。それでも何度でもまた、彼らは空へ飛び立とうとし続けるのだろうから。

 

茶封筒の日から11周年、おめでとう!!!!!!!

 

余談ではあるが、冒頭の文章の後にはこんな一節が続く。

ともすると、これが理由となって、今日の世界がぼくらの周囲に軋みだしたのかもしれない。各自が、自分にこの充実感を与えるそれぞれの宗教に熱中する。言葉こそは矛盾するが、だれも皆、ぼくらは同じ熱情を云々しているのだ。ぼくら個々の理性の果実なる方法こそは異なるが、目的は異ならない、目的は同一だ。

2月9日に上がったキスログを見ながら「個々の理性の果実なる方法こそは異なる」ってこういう文章の七者七様に表れてるな~と思ったし、

初めて読んだ時この「宗教」の用法がどう考えても現代オタクのそれだったのでどうなってるんだ?と思った。サンテグジュペリ、もしかして今を生きてない?

*1:文章のボリュームとしては職場の話の方が長く、かつ外国文学特有の読みづらい感じなので読み込めてる気がせず要約としてはあまりよくない表現です、気になる方は購入をお願いします

*2:キスブサの北山劇場で引用された「真実の愛とは、もはや何一つ見返りを望まないところに始まるのだ」という名言の元ネタを読みたくてまとめサイト内の出典をみて読み始めたのだが、この文章は無かった(たぶん元ネタは『城砦』に載ってる、誤記述)

ジャニフェスのここが良くなかった!(※ネタ記事寄り)

大絶賛で幕を閉じたジャニフェス(Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~)。それでもどうしても良くない点・改善すべき点は発生しているし、賞賛だけで終わるほどエンタメの世界は甘くない。過去のブログ記事でも少し思うところについては述べているし、感想を検索していると、いくつも批判意見があった。それぞれの問題点について検証していきたい。

①アンケートが生かされている感じがしない

うるせー!曲の方は多分反映されてるし必要なくなったものを削っていくのは良い作品作りで不可欠だろうが!!ランキングそのままやったカウコンで生まれた数々の軋轢を見ろ!!一応フォトレポのツーショ&スリーショットで反映されてる感あるからそれで満足しろ!私は満足した!BIの亡霊はちゃんと尺を取れるところで満たされろ!Kinkiもなにわもいる現場でやることじゃねえんだよ!!

②マイナー曲の掘り起こしや意外性のある曲がない

はー?!色んな客層がいる現場で全く知らない曲流れたって困るだろうが!!わたしだって永遠にTokyo Lovers Tune Nightやらないかな〜とか言ってたし言ってるけどやる日は来ねえんだよ!!正直あのセトリですら実は知らない曲あったよ知ったかぶりしたけど!!あとたぶんアンケート反映した結果だよ!!!あと個人的にはKiss魂相当意外だったよ松本潤の好みじゃないかあれ

③セットに金がかかってない

わー!!カウコンに使い回すし全グループ出るようなイベント、しかもその初回で凝ってどうするんだよ、どれだけ目が肥えてるんだよ上ステ下ステあれだけ凝ってれば充分だろうが!!

④フリフラを強要されるくらいなら行かなかった

がー!「総合演出:松本潤」の時点で99.9%使われるんだから抽選申し込みの時点で使われること察せなかったオタクたちが悪いよ!!

※私の松本潤に対する熱については以下の記事も併せてご覧ください

mtnigenkai1.hatenablog.com

 

そんなことより!よっぽど!!OP映像に問題があったんだよ!!!!!!!

 

※タイトルの通り真面目に書いてる記事ではないです。ここからエクスクラメーションマーク減らします。ただ別に面白い記事でもないです。

 

現場に行って一番ワクワクしたのは、OPの映像が流れたときと言っても過言では無い。イカした音楽に合わせて、各グループごとにお洒落に何かを楽しんでいる姿が流れる映像。グループ毎では15秒程度の尺にも拘わらずメンバーの関係性もそれぞれのファンにとっての彼らの好きなところを拾える映像。今回はこれについて話していきたい。

ずっと北山さんソロの考察厨をしていたし、今もしている。おかげで、彼らの顔やパフォーマンスだけではなく映像の細かいところを気にできるようになっていた。配信で改めてOP映像をしっかり見ると本当に凝っていて、細かい小道具にもJohnny'sの文字が入ってたり(特にセクゾのタイミングの公園が細かかった)、シャッターに「RESTRICTED AREA JOHNNY'S FAMILY ONLY ENJOY THE LIVE」とかもあるし、なにわ男子の時のドラクエ風(ジャニーズクエストでありロゴまで作られている)の画面ではコマンドの「とくぎ」の中に細かく「手押し相撲」「クッション回し」「自撮り」「傘バランス」「野球トーク」「えがお」と入っていたりこの闘技場のデザインにグッズのデザインを使ってたりと沢山の小ネタに気が付くことができた。

その中で、否が応でも気にする部分があった。グループ名が画面に出てくるときに、背景となっているお洒落な英字である。コマで画像が変わるので判別はしにくいが、例えばキンプリの時は”King”の文字が一瞬見えたりと、それぞれのグループに合わせてると分かった。止めながら見ていく中で、JUMPで”Morimoto”と見えた上にNEWSで明らかに”Yamashita”とか書いてあった。これはもしかするとちゃんとした英文になっているし、なんでお祭りで一瞬ヒヤリとさせて来るんだという気持ちだし誰が脱退メンバーのこと書いたんだだし、全文で見ると何が書いてあるんだ…?

そんなこんなで検証が始まった。

なにわ男子で”email”の単語が見えた。これはグループ名決定の経緯だろう。関ジャニでも"Channnel"とある。SixTONESにある”Remi”はレミファソラシのそれだろう。結成時のメンバーの名前も見えることからも、どうやらグループの始まりのようなことが書いてあるらしい。それぞれの英文には[3]といった文字も挟まっているが、この数字は分からない。少なくとも人数ではなさそうだった。キスマイは何度見ても”Morimoto”とか”Yamada”とかしか見えない。どう考えてもJUMPのそれである。キスマイにとってJUMPは切り離せない存在だが、…流石にJUMPの時と全く同じ単語の頻出が過ぎた。ミスでは……?

ただ画面はコマの移り変わりが早くて見づらく、KAT-TUNとか色と同化して文字全然見えないし、単語は拾えても文章として拾うことには困難を極めていた。しかしわたしはどうしてもこの明らかに作為のある文章の中身と全容を知りたかった。

その中で、A.B.C-Zのタイミングで”tapirus”の文字があることを見つけた。

”tapirus”……タピルス、何それ?英和辞典を引く。

tapirus[名詞] 1.バク科の標準属(type genus of the Tapiridae)

f:id:mtnigenkai1:20220123173646p:plain

…………バク……???A.B.C-Zとバクに何の関係が?

数十秒考えて察した。バク転の”バク”かこれ??!!!

 

ここまで来ると早い。バク転とバクは何の関係もない。つまり誤訳だ。とりあえず各無料翻訳サイトで検証を行う。5以上のサイトを当たった結果、tapirusというクソ誤訳が発生するのはGoogle翻訳で「バク宙」と入力したときだけだった*1。年々改善してると見せかけて日本語訳でorの「か」を全部mosquitoにするみたいな往年のミスしやがって…"宙"どこ行ったんだ…

しかしおかげで理解出来た。この文章は誰かが日本語文をGoogle翻訳に丸投げして作っていやがる。ためしにWikipediaを検索。A.B.C-Zの説明が出てくる。

ステージ上でのダンスやバック転などのアクロバットを得意とするユニットであり[7]、全員がバク宙できる[9][10]。

この文章をそのままGoogle翻訳にコピペする。

It is a unit that specializes in acrobatics such as dancing on stage and backflip [7], and everyone can do tapirus [9] [10]. 

これだーーー?!?!?!

こうしてみると、各グループの文章に[ ]と数字が頻出していたことへの納得も行く。引用の[ ]と数字だ。もっと早く気づいてもよかった。

 

SixTONESWikipedia

(2)“ド”を抜いた“レミファソラシ”の6音のように”6人それぞれの個性を出せるように”『音域』[11]、(3)“TONE”から『音の6原色』[12]。 当初は「シックストーンズ」という読み方だったが[13]、翌日にはジャニー喜多川が「(グループ名が)長いよ」と言い始め、小文字の"ix"を抜いて大文字だけを読んだ「ストーンズ」に変更された[14]。

これが

Like the 6 sounds of "Remi Fasorashi" without "do", "to show the individuality of each of the 6 people" "range" [11], (3) "6 primary colors of sound" from "TONE" [12]. Initially it was read as "Six Stones" [13], but the next day Johnny Kitagawa began to say "(the group name) is long" and read only the uppercase letters without the lowercase "ix". Changed to [14].

と、ちゃんと”Remi”が入る。Remi Fasorashiと謎に切れてるところまで一緒だ。

なにわ男子のWikipediaなら

2018年9月初め[11]、マネージャーから一斉送信されたメールでメンバーに結成の事実が知らされ[12]、10月6日発売のアイドル雑誌にて一般に発表される[13][注 1]。

At the beginning of September 2018 [11], the members were informed of the fact of the formation by an email sent from the manager all at once [12], and it will be announced to the public in the idol magazine released on October 6 [13] [Note 1]. 

に。他のグループの検証は省くが、これならば脱退メンバーの名前が見えるのも当然だろう。(というかwikipedia見るとふざけた大人たちのことがなんかその…色々ちゃんと書いてあるもんだなあ…)

 

【結論】ジャニフェスのOP映像では

Kis-My-Ft2の後ろにHey! Say! JUMPの説明を流すという大ポカをしている

②各グループの説明はWikipedia記載の概要をそのままGoogle翻訳に丸投げするという手抜きが発生している

ジャニフェスの一番の問題点はこちらです。

生の現場限定のものならいざしらず、何回も見て検証出来るものでこういう事態は問題点だと!思うの!!!

 

 

 

 

 

 

こんな全体の質に全く影響しない点マジでどうでもいいですね、誰が気付くんだこんな問題。いつかジャニフェス円盤化されますように。

 

因みにJUMPの文章になっていたキスマイは、ちゃんと差し替えたらきっと以下のようになったはずだろう。

On July 26, 2005, Kis-My-Ft2 was formed and started activities from the event "SUMMARY" held at Shinagawa Stellar Ball [2]. The group name is taken from the initials of the members one letter at a time, and is named after "an anecdote of kissing the shoes of Sammy Davis Jr., whom tap dancer Gregory Hines respects." [3]

JUMPのジャの字も出てこない。しかし[2][3]を除けばそんなに大きな誤訳も引っかかる情報も無く、これだけで検証するのは恐らく難しかったし、今回JUMPと明らかに同じであったことから「これそこまで完璧なつくりはしていないな?」と疑いの心を持てて、結論に辿りつけたので無問題である。

 

完璧であればあるほどこういった些細なミスの揚げ足を取られるので、何かを作る人達って大変だなあと思います。正直めっちゃ楽しかった。そんな月初の記録でした。誰も検証できない段階でこの記事書くんじゃないよ自分。

*1:エキサイト翻訳はバク転で「tapir ten」とか言ってきたしバク転はちゃんと翻訳できてたのでそれよりはマシかもしれない

北山さんと恐竜のお話(灰になる前に考察⑦)

2021年5月からずっと北山宏光と恐竜の関係性については引っかかっていた。この恐竜というのはKis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOMEの「灰になる前に」パフォーマンス中に登場していた小さな恐竜の置物のことである。

www.youtube.com

こちらの0:24頃、よく見ると北山さんの左手付近に映っている。

けれど北山さんはいつまで経ってもMVやパフォーマンスの答え合わせをしてくれないし、こちらも全く答えが思いつかないので、無理に考えることは止めていた。HOMEの円盤を買って一番に確認したのは灰になる前にの副音声中に何かヒントになるようなことは言ってないかだったし、二番目に確認したのは灰になる前にの日替わりパフォーマンスを観て恐竜に日ごとに変化がなかったか、部屋全体では何体いたのかだったけれど、四体だと分かったところで特に進展は無かった。4は北山さんのラッキーナンバーだけども。恐竜にも特に3日間での変化は無かった。何ならもう特に意味はないんだろうなと諦めていた。

 

2022年1月14日に、北山宏光の出演するCM、Knot 新モデル「Niji Iro」の解禁があった。明らかにディテールの凝った映像作品、その一幕に恐竜の置物が登場したので私はキレた。なんでまた恐竜がいるんだ。

www.youtube.com

こちらの0:08頃に一瞬映る階段、靴の横、一段目に赤い猫・二段目に緑の恐竜がいる。

本人曰く「映像の中に少しずつ遊びがあるから見つけてみてくださいな~」。一番わかりやすいのは時計盤の時間。それぞれが北山さんやキスマイに関連する日付となっている。曲製作中の場面に映るポスターには「2020.10.10」の日付や「SEVEN」の文字があって、A10TIONじゃん…となった。他にもあるだろうけど他は他の人に任せる。緑の恐竜と一緒に映っているのは赤い猫だ。北山さんのメンカラは赤。トラさんもそうだし、猫が登場する俳句を作っていたり、本人が「猫」に対して意味を込めていることは想像に易い。だったら絶対に、この恐竜にも意味がある。もうやだまた考察したくなっている自分がいる。

そもそもCM解禁日の前日に当たる1月13日に放映されたプレバトから連想させられて火が付いたのが良くなかった。冬麗戦。北山さん・横尾さん・千賀さんの三人が書く俳句はいつかも同じタイミングで全員韻に重きを置いた俳句を作ったりと、共通点が発生しがちではあったものの、この「人生ゲーム」をお題にした回では北山さんと千賀さんの俳句で「炬燵」というワードが被っていた。2位となった千賀さんの作った俳句が「地球史の 恐竜遠し 炬燵の夜」であり、惜しくもランク外11位となった北山さんの作った俳句が「ルーレット 回せど止める 炬燵猫」である。猫と恐竜。そしてKnot CMのドラマの撮影してる場面で飛んでるお札もよく見ると人生ゲームのお札。そんな二日連続で同じ3アイテム見せられることある…?いやこれは流石にCMと直接の関係は無いと思うけど…なあ…

 

president.jp

「灰になる前に」の考察をしているタイミングではまず恐竜とネズミの関係性を考えていた。「恐竜 ネズミ」でググると一番上にこの記事が出てくる。この記事の文脈を浚うのであれば、この二つの生き物は並べることでネズミの勝者感をより強く表すものとなる。

www.gizmodo.jp

二番目に出てくる記事はこれだった。これについても、内容は全く異なるが割と「ネズミは強かった」ということが分かる。一応、灰になる前にの文脈として機能している。(両方ネズミに似た哺乳類と言うだけで正確にはネズミではないのだが…)

ただ、配信にいてMVに出ない理由にはならないし、自分としてはあんまりしっくり来ていなかった。

キスマイと恐竜の関わりについても考えていた。

まず、5周年にリリースされた「I Scream」のジャケ写に恐竜の化石が映っており、MVにも恐竜が登場する。10周年はRe:の多用といい、A10TIONのパレード感といい5周年を踏まえて形づくられていたので、関係性はあるかもしれない。しかしMVの発表もライブも5月であり、恐らくこの時点では10周年の準備はそこまで出来ていなかったと思われることから、微妙に納得は行かないなあと思っていた。

頭文字でKis-My-Ft2を作り出すオリジナルアルバム、そのラストであるTo-y2のジャケ写で北山さんは恐竜にまたがっている。だからなんだ。この辺からドツボに嵌っていた。To-y2の玉森さんの衣装に恐竜のブローチがついている。キスどきのOPに恐竜がいる。そもそもおもちゃ箱イメージするものに恐竜がいてもおかしくない。10万円で出来るかなのハズレアイテムに恐竜が出てくる。ボス恋のロケ地に怪我した恐竜がいた。少プレで小道具として出てきた。バラエティで恐竜の物真似をしていた。恐竜モチーフのガチャピンと共演した。二階堂さんの私服が恐竜柄だった。キスどきで恐竜好きの子供が出てきた。藤ヶ谷さんのドラマに恐竜が登場する。10万円で出来るかなで北山さんは恐竜博物館に行っている。特にこの一週間の検索履歴と思考は滅茶苦茶だった。

 

しかし今日、突然一つ頭から抜けていた検索履歴を思い出した。

キスマイANNP2019年10月19日回。メンバーは藤ヶ谷太輔宮田俊哉二階堂高嗣北山宏光はいない。

リスナーからの「恐竜と言えば何が思い浮かびますか?」というお便りからの流れ、それをざっくり抜粋して書き起こしたものが以下である。

二「なんかで聞いたけどあの恐竜の色あるじゃん」

藤「それ俺が言ったやつでしょ?皮膚の色でしょ?」

二「そうそう、あれ何で言ったの?」

藤「なんかで話したの、皮膚の色は誰も見たことないってやつでしょ」

二「そう、じゃあ何色なの?」

宮「俺もそれなんか楽屋で…がやさんが言ってたのか、あれ楽屋で言ってたんだっけ?」

藤「もう何年も前だから…俺もなんかテレビで見て話した気がする、テレビ見てたんだっけ?」

二「何でだっけな?」

藤「恐竜の皮膚の色は要は誰にも分からない、見たことないし、骨からも検出できないとかって、今もどうなんだろうね、でもなんか例えば子供の時見てたティラノサウルスの皮膚が赤!と思って見てたらもう赤なんだって思っちゃってるよね、それが本当に赤なのか、どうか」

二「本当は緑かもしれないし」

藤「色が無かったのかもしれないし、全部の恐竜はとかさ」

宮「奥深いなあ」

忘れていた。恐竜は何色か分からない。それは地球史における大きな考察ごとの一つだし、「何色か分からない」ということはきっと「何色にもなれる」ということなのだ。やっぱりMVにいなかった意味は分からないけれど、そう考えればペンキで染まるあの作品の中にとても馴染むアイテムと思えたし、

今回CMの時を刻むというコンセプト・自由にカスタマイズ出来るという製品の特徴・それから「虹色」が含みそうな意味にもこれならばマッチする。

楽屋で話していたのだったら、仲のいいキスマイは7人で恐竜の話をしていたのだろう。

 

恐竜、昔よく化石組み違えエピソードとかあったそれなのでこの考察の何もかもが間違っててもそれはそれでみたいなところある。(開き直り)

ジャニフェスと5×20映画を見比べて思ったことリスト

宮玉に落ちて一番最初に書いたブログで、私はキスマイに対して「一番好きなグループ(嵐)が休止してしまった後の心の穴を埋めてくれる存在になって欲しい」と述べていた。2022年の今、穴を埋めるどころか私は表舞台に残った四人のことを全く追わず、基本的にはキスマイにだけのめり込み、キスマイにだけ時間を費やしている。そんな現状をもってしても、私は未だに嵐が大好きだ。矛盾しているとは決して思わない。

櫻井翔は、休止前最後の挨拶でこんな言葉を口にしていた。

僕たちはきっと、明日以降も来年以降も、結構会うと思います。ご飯行こうよなんて。でも、個人的には。個人的には。でも、それは、嵐に似たなにかじゃないかなと思います。嵐ではない。嵐のようなもの。なぜなら、僕たちは誰かに喜んでもらえるように、議論をした時に、誰かに楽しんでもらえる準備をしている時、そして、誰かに笑顔を届けることができた時に、初めて、胸を張って「嵐」と言える気がしているからです。

私は、この櫻井翔の定義する「嵐」を愛しているからだ。*1

2021年に発売された二つのライブ円盤は買ったし、観てもいた。けれど今の嵐は嵐に似たなにかでしかないよなあと思って、しばらくメール伝言板からくるメッセージも気にせず、映画の宣伝も何となくしか受け取っていなかった。一度生で観に行ったということもあり、行けるときに行けばいいやと思ってそのまま年を越してしまっていた。

しかし最近松本潤の演出に思いを馳せることが多く、何よりジャニフェスに行けるという僥倖があり、彼のホームでの有観客での手腕を思い出すために映画をもう早く観に行かなければならないと思い、今更ながらも鑑賞してきた。

今回ジャニフェスと連続して見たことによって、いくつか気づきや思ったことがあったので以下それについてバラバラと思いついたところから述べていきたい。

 

・Happinessで思い出すジャニフェス選曲

映画のエンドロールにおいて、流れたのはLove so sweetとHappinessの2曲だった。Love so sweetは休止前ライブ最後に掛けられた松本潤からの一番強い呪い・もしくは願いの曲である。一方でHappinessは休止前ライブで紅白中継中と合わせて2回歌われた曲の一つであり、ジャニフェスでも歌われた曲だ。これだけ多用しているということは、確実にラブソーくらいには意図があると思い始めた。

そしてよく考えたところフラワー(Kinki Kids)・SHAKE(SMAP)・リリック(TOKIO)・夢物語(タッキー&翼)・Happiness(嵐)・愛なんだ(V6)の並びが、すごい怖いことに気が付いた。まずこのSMAPTOKIO→タキツバ→嵐→V6の流れ、音楽活動を休止した順番なのだ。

そしてJ-POPの歌詞なんて大体そんなものではあるのだが、気持ち悪いくらいに全体曲の全てで、歌詞の中に「明日」が入っている。(愛のかたまり「明日の朝も愛し合うよね」フラワー「辛いばっかりで明日が見えないと」SHAKE「明日は休みだ仕事もない」リリック「一つ一つ想いはきっと未来(あす)を描くから」「明日も君に会えると願う」夢物語「誰も語らない明日歌え」Happiness「明日を迎えに行こう」愛なんだ「あきらめない明日の太陽」smile「明日の今頃は陽気な歌でも歌っていようよ」)それこそラブソーには「明日」という歌詞は入っていない。愛かたとフラワー、あとweeeekはともかくとして、音楽活動してないグループの「明日」は一体何なのか。それこそが彼が休止前アルバムに絶対に入れたかった“The Music Never Ends“というメッセージなんだろうけど…オチはあんまり無いんだけど気づいて怖かったんだとだけ伝えさせて…だってこんなの出演グループに対する「辞めるな」もしくは「辞めても何かを残せ」的な強すぎるメッセージじゃん…

 

・曲の繋ぎ

映画を観ていて凄まじいなと感じたのは、曲の繋ぎに一切ストレスが無かったことだ。本当にいつの間にか次の曲に移っていく。特に音の編集、ライトの消し方灯し方が美しく、大好きな曲が終わってしまったとしてもそれに気が付づくのに遅れるし気づいた時には次の曲に夢中になってしまうという有様だった。いうなれば静の使い方が多く、上手い。

ジャニフェスは基本的には次の曲が持つ属性(歌う人間・曲のチョイス・ステージ場所)の意外性・インパクトによって次の曲への意識誘導が行われていた。この手法はどちらかというと年末年始帝劇舞台ジャニアイなどでジャニー喜多川によって行われていたものに近い。コース料理でなくても好物が次々に出てきたらそれは嬉しいというやつである。今回の人数の多さ的に応用が利くのはこの手法であるものの、比較的彼の手癖とは異なる手法をよくなんとか使いきったな…というように改めて感じた。かつてのジャニアイで出来ていた以上は全然出来るんだろうけど。

 

・格の考慮

ジャニフェスでは、Kinki Kidsという他グループと明確に事務所序列のようなものが違うグループを立てていた。この出番数だとか流れだとかは、キンキのファンもそれ以外のファンも恐らくほぼ納得できるようになっていて、私は感激しきりだったし「松本潤この難易度バカ高いパズル良く完成させたな?!」の思いは半分くらいキンキの扱いによって作られた。

映画を観ていて思ったのは、この演出家もともと「格」みたいなものを把握し活かすのが異常に上手だったんだな…ということだった。まずは曲について。人気曲を把握しているのもそうだけど、「何が嵐にとってターニングポイントだったか」をセトリの要素として組んでいる気がしてならない。特に松本潤主題歌オーケストラメドレーと大野智メインダンスメドレーのtruthの使い方が分かりやすかった。また歌詞の使い方としても、恐らく「常に前年のライブを超えるものを作らなければならない」という前提の下で、5×20で「100年先も愛を誓う」One Loveをオーケストラの一番良い場所に使ったあとに、アラフェスでは「一万年の愛を叫ぼう」なMonsterをオーケストラの一番いい場所に使っている。それを考えると「シンデレラガール」と「君の彼氏になりたい。」の使い方は松本潤特有のもの(シンデレラガールのインパクトを差し置いても、君の彼氏になりたいは12時を過ぎて2時になれるから順番を逆にすることは出来ない)なのかなと考えた。

「人間の属性」についても5×20を見るとめちゃくちゃ考えられているというか、これが実は本来の松本潤の特技なのかもしれないなと思った。現場で一番客の声が漏れてしまっていたのは「シンデレラガール」頭の平野紫耀向井康二のツーショットだったと感じたのだが、その悲鳴には人気グループ・人気曲であることよりもKinKan二人の組み合わせだったことがより大きく影響したのではないかという気がしている。他も要所要所コラボやツーショで「そう来るか?!」と思うことが大変多く、今配信を観ている人間の中で評判が良いのはその加減が絶妙さ故なんだと思う。

先に書いたことと若干被るが5×20で「あー上手すぎる…」と思ったのは、各個人メインパートの構成だ。5×20ではソロ曲が無いものの、各個人が明らかにメインとなっている曲がある。その中で、3.11後披露した文脈を感じさせる花を咲かせる演出のもとソロパートを長く聴かせる二宮メインの果てない空、逆に歌わないものの嵐の飛躍を長らく支えたお坊ちゃん要素を見せる櫻井ピアノメインの青空ペダル、指揮者としてのパフォーマンスをした後に歌われるOne Love(ライブの指揮をしていることは勿論、松本潤Love Rainbowの振り付けでも指揮者っぽい振りが入っているし、番組の企画でがっつり指揮者をやっている)、そして2008年以降最も頻度高く主演ドラマ・映画の主題歌を持ってきた大野の圧倒的なソロダンスが組まれるダンス多めの曲群、と本人の歴史と特技とがかみ合わせ全体のボルテージも上げていっていた。(ちなみに5×10はただ主題歌シングル曲をソロでやるという構成だったので進化しているなと思える辺りもすごい)

※これだけ本来公平性に重きを置く松本潤(ただし稀に気心知れた人には甘える(ジャニフェス「ええじゃないか」の時の雑なスクリーン映像は計算ゼロではないけど仲のいい関ジャニへの甘えだと思ってる))だが、いざ比較をするとセトリ6曲目の相葉メイン曲が映像は凝っていたとはいえ若干目立つボリュームが少な目には見えてしまうのは、(個人メイン曲の中では)最初であることが価値として上乗せされているからなのではないかと個人的には踏んでいる

これだけ繊細に人間と曲の要素を毎回噛み合わせている松本潤なので、私のような片手に収まる程度の数しかFCに入っていないジャニオタでも元ネタが分かるような歴史や関係性をライブで見せることは、嵐のライブを作るよりは簡単だったのかもしれない。それでも絶対地獄を見たとは思うけど…

 

・音量

映画を観ながら、突然「ジャニフェスは音量が低かったな」ということを思い出した。ドーム公演は1階スタンドで見ることが多く、一方でジャニフェスは久しぶりの2階・いわゆる天井席というやつだったので純粋には比べられないが、ライブ特有の強い音を感じなかった。察するに今までは歓声にかき消されないように大きな音にしていたのがその必要性が無くなったせいなんじゃないかと思う。*2正直なところ、非日常を求めて現場に行く身としてはもう少し大きくてもよかった気もする。また嵐の歌声が認識するよりもパワフルだったという説もなんとなく感じた。ジャニフェス序盤、WESTになった途端音量が大きくなった気がすると当日の感想でも書いたが、今のグループはダンスやソロパートに比重を置いているせいでユニゾンの音量が弱いグループが比較的多く、調整が間に合わなかったんじゃないかという気がほんの少ししている。

(追記:色々書いたけど天井席どころか東京ドームのライブに入ること自体かなり久しぶりだったので事務所に限らず他団体の公演と比べないと全然わからないなとあとで気付かされ…スタッフの問題というよりは施設自体の問題(変化)だった可能性が…)

 

松本潤の手癖

①説明

5×20においてはあまり当てはまらないものの、他の団体のライブと比較した場合、嵐のライブは比較的説明のようなものが多く存在している気がする。Japonismは露骨に歌舞伎の口上をやっているし、私の大好きなアラフェスも準備時間の確保として使う映像で曲の振り返りをさせたり次の順位予想をさせる。平たく言えば「次にこんな感じの曲が来るけどそれはこういう意図だよ」と先に映像ないしは口頭での説明が一定頻度である。(コンセプチュアルなライブだと他団体でもそういうことをやっている印象がある)

ジャニフェスにおいては、「次はなにわ男子」とプロデューサーの大倉くんから説明があった。ここまで出さず勿体ぶった理由を説明している。Kinkiも25周年だという解説映像がある。(というかこの解説映像の作りは映画を見たらドン引くほど嵐と一緒で笑った、「松本潤ぽいな~!」とジャニフェス見ながら思っていたもののここまで全く同じだという記憶はなかった)

このように説明がある理由は嵐のライブが基本的に新規やライト層が見ても楽しめるよう徹底的に意識して作られていることと、松本潤の演出の源泉に歌舞伎やミュージカルなどのライブ以外のショービジネスがあることが大きな理由になっているのだと思う。

かつて松本潤がゲストで演出を行ったジャニアイのレポを見てもそのようなことは伺えるし、このように意図を分かりやすくすることによってストレスを減らしていることも今回ジャニフェスを良くは知らないグループが多くても(他グループ新規と言い換えてみたい)多くの人が楽しめた理由なのだろうと思った。

②演出

これは純粋に準備時間が短かった影響もあるのだろうが、嵐のライブ内で成功したモデルを躊躇なくジャニフェスに利用しているところは人を楽しませるための手段を選ばない姿勢が見えていて良かったと思う。Kinkiの映像もそうだし、ムビステ交差もそうだし、今他を思い出せないが(フリフラは後述する)絶対に他にもある。あとKAT-TUNが特に露骨だったのだが、各グループのライブで良かった演出もDVD見漁ったりした上たぶんそのまま持ってきている。キスマイが水モチーフなのもHOME準拠だろうしKAT-TUNは炎のタイミングまで一緒な気がした。

それから視界の邪魔になる塔が無いのが(嵐ならいつもとはいえ)助かった。これは全団体導入してくれ…頼む…(私信)

 

・フリフラについて

映画を観て拍車がかかった邪推に、フリフラは「松本潤が他の4人により綺麗な景色を見せたい」あるいは「松本潤自身がより綺麗な景色を見たい」のどちらかから手を出した発想なんじゃないかというものがある。映画はライブDVDと比較して多い台数のカメラを使って撮影されていて、かなりステージ上から客席を映すアングルも多い(予告編でも使われている)のだが…ぶっちゃけジャニフェスで天井席から見たフリフラの景色より映画を通してステージ上から見たフリフラの景色の方が100倍くらい綺麗なんですよね!!!!!!!勿論同じ天井席からの景色を比較した場合フリフラかフリフラじゃないかで満足度は違うし、一番端っこでも楽しめるようにという意図はかなりあるんだろうけど、客が3倍くらいの変化なのに対して演者は20倍くらいモチベーション違うんじゃないかなって…。

そしてもしこの邪推が正しければ、私は絶対的なフリフラ信者となる。ライブは演者たちの満足が第一に優先されるべきであると考えているからだ。

配信ライブが頻繁に行われた2020-2021年にかけて、一番気にしたのは演者側の表情や満足だった。よく映像や声を募集されて、「いや私は他の客の顔とか見たくないんだけど」と思いつつ、それを許容したのはそれがあるだけで演者側が安心したり画面のこちら側を想定してライブをしやすくなっているように見えたからだった。私は配信に限らず演者側がモチベーション高くライブが出来ることが結果的に質の高いパフォーマンスに繋がると思っている。(もしそのために取った手段が許せなかったり、手段が許せても結局満足できる水準まで届かなかったら「この宗教は合わない」と思って距離を置くことが健全だと思う)

また、フリフラはすごく説明的な手段なんだなとも思った。色の点滅で「盛り上がって聞いて欲しい曲」「そっとノって欲しい曲」「フリフラなんて気にせずに夢中になって欲しい曲」「休んでていい時間」なのかが大体わかる。この仕様を「親切で分かりやすい」と受け止めるのか「言われなくても分かるしこっちの好きなように楽しませてくれ」となるかによって客の考え方は変わるんだろうなとも思った。私はこんなブログ書くくらいアイドルの意図を考えるのが好きなので、意図は分かりやすければ分かりやすいほど良い。

ちなみに、ジャニフェスのフリフラは嵐ライブのフリフラよりも相性が悪かったな…とは個人的に思っている。嵐のライブだとライト真っ暗になっている曲はせいぜい一番や間奏だけとかだったのに対して、ジャニフェスの方は明らかに時間が長く、なんか寂しい時間が発生した。理由としては①若手グループがアーティスト志向気味(フリフラ以降の嵐が徹底的にアイドルだったのは時期的な部分もあるので若手は悪くない)②フェスなので知ってて盛り上がる曲ばかりで夢中で聴いててもストレスが無い曲が殆ど無い(自動的に盛り上がりたくなってしまう)辺りがあると思う。Kinkiの時に客席が赤と青に染まるとか、フリフラがあって盛り上がるパートも多かった分この辺はもし次回あったとしたらフリフラを残した上で改善を図ってきそうだとは思うんですけどね…そういえば赤と青をキンキまで温存するためにエビキスは緑と黄色だったんだろうなガムっぽさを出すという理由だけじゃなく…

 

 

ほか・嵐の影を求めて違うグループに落ちていく現象

嵐ファンの贔屓目かもしれないが、今ジャニーズのファンをやっている人間のうちの半分くらいは一度嵐を通っていると思う。沼落ちブログでも書いたし、度々Twitterでも呟いている通り自分は明確に嵐の影響でキスマイに落ちている。ジャニフェスで初めてキスマイを生で目の当たりにして最も印象に残ったのは衝撃的なまでの7人揃った陰キャ・人見知り具合だったのだが、キスマイを知って一週間時点でも「このグループやけに内向きでは…?」と察知していた慧眼に自分で自分を褒めたい。映画を見て改めて感じたのは5人の内向性、みたいなところであり、私は結局嵐のそんな5人で世界が閉じているところに惹かれていたのだなと再認識した。いや、休止前の二宮和也の挨拶に以下のようにある時点でそんなことは分かりきっていたはずなんですけど…。

やっぱり、僕の言葉っていうのは、この21年間中で、発してきた言葉っていうのは、全て4人に向けた言葉だったし、全てこの4人が生んでくれた言葉だと思っているので。

それでいて結局、嵐が嵐に似た何かになったことによって余った労力を他に回したファンはいくらでもいるはずで、例えばSnowManに落ちていったファンの一部は嵐にあったわちゃわちゃ感を拾ったのかもしれないし、キンプリに落ちていったファンの一部は華と役割分担の雰囲気を拾ったのかもしれないし、時々「これ担降り先指定されてない?」みたいな絡みが他グループとも発生する。私は今回嵐を見ながらキスマイの好きなところに思いを馳せてしまったが、他のグループのファンも似たようなことを感じたり、ジャニフェスで自分の担当グループに対して嵐への懐かしさを感じた人もいたんだろうな、と思った。

*1:実のところ一番好きなグループはキスマイに変わった。これは純粋にメンバーのこと全員を愛してしまった時に、キスマイの方が2人だけ多いせいと自分では思っている。崖に突き落としてきた各グループそれぞれ一人の特別の大きさは測れないが、きっかけではない人間に向ける好意にはたぶんどうしても上限があって、なんだか結果的に1.4倍くらい好きになってしまった気がするなあと…

*2:流石に剛への配慮の為だけに音を小さくしたとは考えられないので

2021年簡易総括

生きてきた期間の中で、一番楽しかった年はいつだったかと聞かれたら私は2021年と答える。そしてきっと、来年は来年で2022年と答えるのだと思う。

 

昨年末に書いた文章を読みながら、今の方が全然キスマイのこと大好きなんだなと思ってびっくりした。昨年3か月間であれだけ怒涛の感情を与えられていたのに、どうやら今年の方がずっと与えられたものが大きかったのだった。

Luv Bias、HOME、10周年、Fear。あの時間を過ごす中でどんどん彼らを好きになった。昨年末の時点では「全員担当だし…」と言いながら収納スペースに困るうちわを7人分買うような個々への好きはたぶんギリギリ存在しなかった。

今、彼らへ向ける気持ちは大体HOMEのソロ曲への好きと置き換えられる。

灰になる前に、彼にどうしたって向けてしまう興味と共感、彼の抱える闇と反骨精神と人間に対する愛情への好き。僕を照らすモノ、あのどうしても心のやわらかいところを刺してくる不器用さ、“家族”に向ける強い感情への好き。Buzz、人を楽しませたい感情とまっすぐなメッセージ、どうしたって人の注意を惹きつけるキャッチ―なセンスへの好き。Nemophila、不可能に見えることを可能にする行動力・一貫性、アイドルと王子様であることを貫き通す真摯さへの好き。BRAVE TUNING、垣間見える強固な倫理観とエンタメ表現者としての圧倒的なセンスへの好き。ヨブコエ、まっすぐに心に届く強さを持つパフォーマンスと彼の持つ人間に対する愛情への好き。Share Love、本人の持つ化物みたいなスペックを隠してもいないのに見せず、パブリックな印象を背負うエース性への好き。一人の人間ならいざ知らず、七人全員に対してこんなに大きな好きの気持ちを向けられるのだと知った。

 

今年はキスマイに沢山振り回された一年だった。To-y2のDVDの運命で大爆笑し、ボス恋で動揺し、Luv Biasの披露でボロ泣きし、HOMEで好きに上限が無いことを知り、宮田さんのいくつかの役で物理的にも精神的にも転げまわり、灰になる前にとただリコでとにかく色々感情がめちゃくちゃになった。

それからよく分からない幸運によりグレートプリテンダーの初日にもドン・ジュアンの楽日にも居合わせて、昨日初めてキスマイにも逢った。どれも全然距離は遠くて、逢った実感については正直薄いけれど、彼らが生きて表舞台にいるだけで本当に幸せだなと思った。

スケジュール的にも10周年回りのYouTube公開に合わせて自分の予定を組んだし8月の休みは全部キスマイのためにぶち込み親戚づきあいを疎かにした。ここだけが原因ではないが空いている時間には観劇の予定や遠征の予定や自己磨き(笑)の予定を入れ、この年末が久しぶりに目覚ましを付けずに眠った休みになった。昨年はずっと好きに眠って起きていた気がする。でも、その日々も全然辛くはなかった。

そしてキスマイがいつも持っているメッセージ性に引きずられて何かを変えるための勇気を沢山もらって、キスマイを好きになっていなかったらしなかったであろうことを沢山した。それらの選択それぞれはあまり大きなことでは無かったけれど、積み重ねで世界は広がっていった。

あっという間に日々が過ぎていて、去年と今では全く違う景色が広がって、全然違う考え方をしている。何よりも生きることが楽しくなった。キスマイに出会う前に過ごしていた緩やかな時間に戻ることがとても怖いけれど、こうやって変われるのだと知った以上、そんな日々は二度と戻ってこないのだと思う。そのきっかけとなった彼らに沢山のありがとうを伝えたい。

 

2021年最高でした!2022年の抱負は「宮田さんより楽しく生きる」です!世界で5番以内に人生楽しまないといけないですが頑張ります!!!かかってこい2022年!!!!!!!

とりあえず逢える de showのチケットが欲しいです。