星がきらきら

Mais comme elle est loin!/遠き七つの星へ愛を

玉森裕太ガチ恋女がボス恋一話を観た感想

「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」、通称ボス恋。

 

放映前、私は本当にこのドラマのことを恐れていた。

玉森裕太に抱いている感情の種類は、ガチ恋だと自分では思っている。リア恋というより、これはたぶんガチ恋

 

「付き合えるでもないのに何でアイドルのファンなんてしてるの?」という命題がある。最近はあまり聞かない気もするが、ある。

私は今までこの命題に対して「「ファン」と「付き合いたい」の感情はちげえんだよ!!!」と内心で答え続けていた。見ていたい、応援したい、好き=付き合いたいではない。付き合いたいという感情は別個の場所にあり、ただのファンという感情だけで本人を劇的に好きになる。画面越しだけでなくクラスメイトに対して「この人のファンだな」と思っていることもあった。ファン感情自体は、恋愛感情では無いとまでは言わないし、画面越しで無ければ恋愛感情が混ざることもあったはあったが、画面越しでは恋愛関係に至る想像をしない。というか普通に付き合いたくはない。芸能人との運命的な出会いを妄想しても、その妄想は「大ファンです!!!」と伝えるところで終了する。何なら伝える妄想にすら辿りつけない。

 

「付き合えるでもないのに何でアイドルのファンなんてしてるの?」という命題がある。

今の私は、「もしかしたら付き合える日が来るかもしれないじゃんかよ!!!!!」と答える。

付き合いたい!!一日でいいから恋愛関係に至りたい!!!頭に隕石が降ってくるよりは高い確率じゃないかな!!!いや本気で繋がり求めるヤラカシとかじゃないけど!!なれるわけないけど!どうやったらなれるんだよヤラカシに!!大学生くらいに戻って全身整形して六本木入り浸ってたらなんか芸能人とのワンチャンあって巡り巡って辿りつける可能性ありましたか!!?!?!!!戻りてえ!後悔!!!

みたいな文章を素面で書ける程度には、恋愛感情を持っている。芸能人に対してここまでの感情を抱いたことは初めてだった。実際、それまではアイドルを好きになろうと現実世界には影響がなかったのに、玉森裕太を好きになる前に「ちょっといいな」と思っていた相手への感情が消えた。いつか巡り会えた時に備えて、せめて視界にも入れたくないとは思われないように、少しづつ身だしなみを整えている。

※こんなんでも同担拒否ではないです

※ちゃんと前述のファン感情もあるのでツイッターや過去ブログ記事と人格が分裂しているように見えることがあると思います、「ファン感情」の方が尊重されるべきだとは思ってはいる。

 

ガチ恋の自覚までは少し遡る。

 

1月クールドラマの噂は聞いていた。恋愛ドラマという噂は聞いていた。正式発表があったとき、「本当だったんだ、こういうドラマ最近観てないから観れるか不安だなあ」と思っていた。

2020年12月8日に公開された第一弾予告、「俺の彼女になって」の吹き出しを持って上白石萌音の頭をポンとする玉森裕太に胸がぎゅううと苦しくなった。やばい、と思った。

 

私は30年前に学生をやっていたらカミソリの刃送りつけてたかもしれない。

 

フィクションに何を惑わされているんだ、と理性が訴えかけるが、嫉妬の感情が明らかに存在する。最近のキスブサは問題なかった。現実でも、自分は恋愛対象に対して嫉妬することが殆ど無かった。にも拘わらずヒロインを殴り飛ばしたいと思っている。この苦しい気持ちは本物だ。なんだこれ。

ドラマというフィクションと芸能界というフィクションと現実の区別が、ついているのにつけられない。認知能力に問題があっても許されるような立場でも年齢でもないのに。中学生までだろこんなん許されるの。何が「キュンキュン♡が止まりません!!」だこっちは嫉妬で狂いかけてるんだぞあああ玉森裕太マジでかっこいいな!無理!!!

そしてガチ恋の自覚に至った。

同性愛だと一切介入しようと思わないのに異性愛だと感情かき乱されるのそれはそれで差別なのかな…いや好きな人同士だからよかったってだけかな…女優を好きになったこと殆ど無いからな…

 

 

ボス恋の玉森のビジュアルはとてつもなく良い。いつだって良いのだが、「子犬系男子」と銘打ってふわふわパーマで火曜10時に挑む男は格別だった。ずっと潤之介としての顔を見ていたい。けれど、自分は番宣をちゃんと追うことが出来なかった。なぜなら上白石萌音に激情を抱きたくなかったからだ。昨今の情勢及び三番手に過ぎないこともあって、番組自体は数えるほどしかなかったが、怖くてフレンドパークを観ることが出来なかった。一番最初に観たのはASTUDIOだった。夜会はなんとか観たは観たし心もそれほどかき乱されなかったがテレビから十分な距離を置いて観た。ブランチは編集の過程で流し見したのみ。深夜の特集は全く手を付けられなかった。

 

刻一刻と、ドラマの放送時間は近づいていた。

 

あまりにも不安で友人に相談したら「一話だけはちゃんと観て、それで女優に会ったらコロスかもなと思ったなら潔く二話からの視聴を辞めろ」と有意義なアドバイスをもらった。あまりにもっともなご意見だったので、それに従うことにした。当日の番宣も見なかった。

 

 

一話放映後今、結論から言うと、「なんとか続きを観れそう」と思っている。カミソリの刃、送らない。(観れなくても送りません)

しばらく「玉森…」以外の言葉を発せなかったが、大丈夫だと思います。視聴による心のダメージを、なんとしてもこの人を観ていたいという気持ちとストーリーへの興味が上回っている。二番手だったらダメだったかもしれないし上白石萌音菜々緒以外だったらダメだったかもしれない。

 

①潤之介であって玉森裕太ではない

基本的には私は役と演者の区別がつけられない。持論として、台詞を発するということは、役を少なからず内面に入れないと出来ないことだと思っている。つまり役≒演者。その前提を崩す気自体は無いのだが、登場シーンでのヒロインへの声の掛け方で「これは玉森裕太はやらないな」と気づくことが出来た。本人のことは何も分からないが、それでもたぶんあそこまで最初にコンタクトのテンションは高くない。つまりこの人は玉森裕太であって玉森裕太ではない。私は玉森裕太に恋をしているのであって潤之介に恋をしているわけではない、つまり自分が心にダメージを追う必要はない、と説得力をもって理性が訴えかけてきた。玉森裕太若い女の頭をポンポンすることはない…なんでポンポンするの?!なんで…

 

 ②上白石萌音菜々緒があくまでメイン

菜々緒はあまりに違う人種で嫉妬とかがしづらい。(ランク付けみたいな最悪の感覚が働くし女性好感度が高いタレントに書けることなど何もない)。未だ玉森との共演シーンはラストのみだが、恐らく姉には嫉妬をしない。上白石萌音本人は全く素朴側の人間ではないと思うが(夜会を観ただけの印象)、劇中では菜々緒と並ぶと明らかに素朴かつ垢抜けないように見えるし、社会人一年目の演技があまりに堂に入っているためこんな若い子に嫉妬の感情を抱くのは本当に人間性が終わっているので止めようという気持ちになる。

この二人が矢面に立っているドラマにキレ散らかしたい感情を持てるほど自分は馬鹿では無かった。玉森がメインだったらまた違う感情があったのかなと思うので、恋感情はマジで厄介である。

 

③ストーリーが楽しみやすい

私はあまり恋愛ドラマを好まない。観てしまえばどうせ面白いと思いがちではあるのだが、恋愛ドラマ特有の感情を擽ってくる感じだとか、すれ違い的な描写が苦手で進んで観ようと思うことが殆ど無く、ハードルもだだ上がりになっていた。(記憶を遡ると約2年前の「花のち晴れ」が自分の中での最新恋愛ドラマだったし、これすら最終回まで観た記憶が無い。)

しかし今回はプラダを着た悪魔という一定数が知っているストーリーを明らかにオマージュした作りであり、主題は恋愛物語というよりは一応ヒロインの成長物に置かれていることが確認できた上で、ある程度の流れが予測でき、玉森以外の顔の良い男性も沢山出た上で、テンポよくお話が進んでいってくれた。

何より一番良かったのは自分にとってストレスに当たる展開が少ないことだった。細かい部分で挙げていくと、

・朝編集長を探し回って土足でスタジオを歩いて怒られる周りのシーンでコーヒーはぶちまけない(明らかに液体が入っていない小道具ではあったので大丈夫だとは思えたものの…)

・ペンキ塗りたてのベンチも両方は座らない、犠牲になったのが安めのスーツのスカートだけ(元々の台本は違ったようで現場の采配の説が浮かんでいるが)

・22万の服もなんだかんだ自分で払えており、その出費に対して過剰にダメージを受けていない

・人間関係の誤解が幼馴染と対菜々緒以外で発生していない(対菜々緒は王道範囲なので予測が容易でありストレスを受けない) などなど。

ストレスのないドラマ=良いものだとは全く思わないし、そのドキドキを含めて楽しむことも多いし、軽犯罪で作品楽しめなくなる人間クソ食らえと思っている方の人間ではあるのだが、今回ばかりは恋する相手が私ではない人間と恋仲になるストレス以上のストレスを受け入れられる気がしなかったので個人的にとても良かった。どうか今後もこのような細かいストレス描写は少ない展開であって欲しい。

 

④いやでもやっぱり玉森裕太じゃん(ストレス要因にもなるが本当に大好きなので永遠に観たくなるという感情が発生する)

・女性に対してめんどくささが隠せていないところ

・顔

・優しいところ

・富津の海に行くところ(絵本作家玉森裕太と混同しているため)

・マイペースなところ

・顔

・可愛いところ

・パッと聞き意味分からない発言するところ

 

感情は以上です。二話楽しみです。

 

まとめ①

ドラマはおうどうれんあいようそもいれてしゅじんこうにそれなりにかんじょーいにゅうさせようとするいとをかんじてよかったです。

こんごもやくしゃ上白石萌音のじょうほうはきょくりょくいれず、どらまをどらまとしてたのしみたいとおもいます。

まとめ②

ファッションにもきょうみをもって22万円のふくをけーそつにかえるおとなになろうとおもいます。

 

 

 

なんか…こんな文章書いて本当にごめんなさい……女優さん方特にごめんなさい…キスシーンとかは逆に全然大丈夫だと思うので許して…起用本当にありがとうCDも買います……