星がきらきら

Mais comme elle est loin!/遠き七つの星へ愛を

キスマイ好きになってからの2020年最高だったよって話

※末日にこの文章を出したいという気持ちで推敲出来ていない状態で上げた文です。少しずつどうにかしてますがまだ文章変えるかも。あとタイトル、キスマイってか宮玉な気もしてきた……結論は一緒だけど……

 

 

2020年は、数十年に一度しか起こらないような人類にとって大きな転換点だった、はずだ。東日本大震災のときも、“普通”が塗り替えられていく感覚はあったけれど、その時よりも出来事が世界的であるが故に影響は大きかった。これよりも大きく日々の生活が変えられるような出来事は、先の大戦まで振り返らないと無いのではないかと思う。

 

感染拡大に伴って瀕死になったものの例、観光業・飲食業・医療・エンタメ。

全部他人事だった。過去形では書いているが、現在も必ずしもその感情を持っていないとは言えない。他人事だと思って問題に関心を寄せないでいると思いもよらぬところで刺される。先日の快感インストールを巡る炎上でそれは実感した。それでも、少なくとも今現在まで私の家計は感染拡大前と変わっていないという事実は存在し、そういうお花畑が書いている文章だということを先に断っておきたい。

 

 

 

2020年、私にとっては最高な年だった。

もっと良い年も思い返せばいくらでもあるとは思う。

でも、自分にとって「楽しかった」「いい一年だった」と総括してしまう年は、今年が初めてなんじゃないかと思う。それは今まで年末にその年を振り返る機会が無かったせいかもしれないが。

 

瀕死になったもののひとつ、エンタメ。エンターテインメント。エンタメには関わりたいと思ったこともあった。avexの採用を受けたこともある。でも当然のように落ちて、今は全く関係のない仕事をしている。

だから、この事態が起こっても何もかもが他人ごとだった。どこかざまあと思う気持ちすらあった。これが確か、4月頃の実感。

 

今は違う。

 

昔も今も、自分が好きなエンタメは9割方がジャニーズ関連のものとなる。

3月頃から夏にかけて、自分の好きなグループ達も色々な影響を受けていた。行こうと思っていた公演もいくつか中止になった。ただその報せを聞いても、自分はそんなにショックを受けていなかった気がする。興味がなかったというと嘘にはなるが、不可欠なものではなかった。

好きな気持ちは確かにあったけれど、それはあくまで一消費者としてであって、彼らの労苦に思いを馳せることは無いような状態。「中止」と言われても、「ああそうか残念」「仕方ない」としか思うことができない。特に比較的熱を持っていた嵐のライブは、開催されたところでチケットが当たらないのは目に見えていた。当時ライブビューイングに行ったことは無かったし、行っても意味の無いものだと思っていた。当たりもしないライブが開催されないところで負えるダメージは限られていた。

 

一応その感覚とはまた別に、このような事態に対してとても楽観的な部分もあった。

ジャニーズは、平和の象徴である。戦後から人々に娯楽を与え、平和を訴えるミュージカルを行い、Show Must Go Onをうたい、各地の災害に対してあれだけの支援をしてきたこの事務所はどうせ、困難な状況であればあるほど真価を発揮するものなのだろうと思っていた。

また同時に嵐がテレビで「果てない空」を歌い、ワクワク学校を発表したときのあの感覚のことを思い出させる日々が流れているような気もした。きっとこの人たちは、この変わってしまった世界に対して正解を叩きつけてくる。それは予定調和で進められるカウントダウンよりもずっと心躍るものだろうと。自分が心の奥底に持つ破滅願望をすこーんと殴り飛ばしてくる5人。

実際その予感は大きく間違っていなかった、と思う。ただ、その感情もやはり、どこか靄がかかったような他人事ではあった。

 

 

夏、明確に世界が変わって、私がそれに適応できるようになってきた頃。

その頃には自分の新しい働き方が確立され、結果的に娯楽に触れられる時間が増えていた。あるいは「趣味を見つけなければ」という気持ちが高まっていた。

日々を過ごし、以前始めたことと以前持った感情を止めないことにだけ必死だった数年間には失っていた余裕が生まれていた。

具体的に言えば、何かに対する「好き」の気持ちを少しづつ取り戻し始めていた。

そういえば手芸が好きだった。文章を書くことを習慣としていた頃があった。こんなゲームが好きだった。こんな人が好きだった。憂鬱を吹き飛ばすまでには至らなくても、手を伸ばすことは増え始めていた。

金銭を使いたいという欲求も少しずつ高まり始めていた。

 

 

そんな時に、宮玉に出会ってしまった。

何かを「好き」と思える気持ちはいつも持てるわけではないということが分かっていて、それでも新しく「好き」を始めることを恐れていなかったタイミングに噛み合っていたのだろうと、今になって分かる。

 

宮玉に落ちた話を書いたのは一週間過ぎたころだった。

三週間ほどで、FCに入っていた。

一ヵ月経つ頃には既にグループ自体をかなり好きになっていて、二か月経つ頃には個々のことが大好きになっていた。

あの日から今日に至るまで、今までの私の人生には無かった時間が流れている。

 

今までもジャニーズの誰かを好きになったことは何回もあった。好きになりたての時期を楽しんだことも同じだけの回数あった。

けれど2020年のこの日々は、ジャニーズが逆境に強いということに加えて3つ、今までの好きになりたての環境と大きく異なっていた。

 

  • ひとつめ、金と時間と心の余裕。

まず金。以前は弾力的に好きなものにお金を掛ける余裕は無かったが、この数年で自分の社会的・家庭的環境が変化してある程度は自由に動かせるお金が捻出出来るようになっていた。更に2020年前半、相次ぐ自粛などで結果的にお金を使っていなかったことにより、若干羽目を外しやすい環境が整っていた。

これで何が出来るかというと、CDとDVDの買い漁りが可能になっていた。あとチケットも買いやすくなった。

嵐を好きになりたての頃は過去のアルバムは全部知り合いから借りていた。そのあと通ったグループでも過去のCDを買い漁るなんてこともせず、あってもレンタル。一応それらの通ったグループは年代によって明確にカラーが違ったところが多く、好きになる以前のカラーに全く興味がなかったというのもある。正直現在の自分もキスマイの格差露骨時代にものすごく興味があるかというと首肯はし難い。しかしちょっと気になるな程度の熱で全部買えてしまい、棚の整理に苦労するほどに至った。過去の中古円盤が他グループと比べると安めだという説も若干ある

変な言い方をするが、好きはギャンブルみたいなもので、掛けた金と手間が多ければ多いほど愛着がわくのではないか、と思っている。(その分憎さ百倍みたいな事態も発生する可能性もあるが)

 

時間と心の余裕、というのは前述の通りだ。大変になった人も多いであろう中恐縮ではあるが、2020年になって自分は新しい働き方が出来るようになっていたし、わざわざ説明するまでもなくそれはアイドルを心置きなく追うことを簡単にさせた。

 

  • ふたつめ、家からファンをやる難易度。

興味程度のグループのライブを配信で観れるようになり、YouTubeでライブ映像が観れるようになっていた。まず間違いなく玉森さんに恋感情を持ったのはWebFesが原因であるし、キスマイというグループ全体への興味を育てたのはYouTubeだった。

そして最も大きい感情としては、茶の間である状態に引け目を感じなかった。家に籠ることを推奨される世の中で、ある程度同じスタートラインに立たせてくれることは、何となく自分のファンとしての在り方を肯定されているように感じられた。特にそれまで遠征をそこまで行っていなかった自分にとっては。(この辺は①の金と時間とか、あと嵐全然当たらないとかの状況も影響しているので数年後自分が遠征でブイブイ言わせるファンになっている可能性もゼロではないのだが…)

また、配信が増えていたことによりジャニーズ全体への好きの気持ちも育てやすい環境になっていた。Jrチャンネルについてはスタートはもう少し前であったものの、少なくとも以前の好きになりたての時期には無かったと思う。

更に、私は関東住みであるのだが、このご時世で遠征を行う人が少なくなったのかなんとなく各劇場のチケットを取りやすくなったことも、仄かに自分に有利だなあと思っている。

 

  • みっつめ、嵐の休止。

端的に言えば供給が多すぎてジャニーズで頭がいっぱいになった。

今これを書いている12月31日になってようやく寂しさが襲っては来ているが、エンタメ!情報!エンタメ!パフォーマンス!情報!の濁流。キスマイとの相互効果で熱を取り戻したものではあるが、「嵐大好き」という正気を取り戻したタイミングからずっと楽しかった。休止は寂しいことではあるが、この人たちは休止にかこつけて休止しなければ今後5年くらいかけて行ったであろう展開を1年に凝縮してお届けしていた。キチンと気が付いたのが10月なので3か月で5年分の情報を浴びることになった。こんな状況でなかったら10年分くらいお届けされたのかもしれないが想像できないのでノーカン。

普通に休止前に全部追わなきゃいけないと思ったので、コンテンツをリアタイで追うように心がけるようにもなった。以前は録画で番組は追うことの方が多かったのだが、いざリアタイをするとそのリアタイならではの魅力を思い出せるようになった。

 

そしてもう一つ、これは純粋な休止の影響でもないのかもしれないが、「ジャニーズを文脈・系譜で追いたい」という欲を刺激された感覚がある。嵐は後続の為に道を切り開こうとしていたから後続を知らなければいけないかもしれないと思うようになったし、過去の振り返り映像が沢山放映されることによって、嵐以前のグループを知る必要があると思うようになった。*1

 

※あとここで一応断っておきたいのだが、この他のジャニーズのグループを知るにあたって男子校系のグループも興味を持ってしまったら全然好きになれそうということが分かった。前にあれだけ書いておいてなんだがそんなものは本当に偏見に過ぎなかった、謝罪。知った順番の問題で結局入れ込むまでは至っていないが。

 

 

そしてこの諸々の環境が重なる中で、今までにない急激な好きの気持ちを抱いた。

 

とあるメンバーに興味を持ってから嵐のファンクラブに入るまで大体半年かかった。知り合いが嵐のファンで入会を強く勧められたため、割と訳も分からないまま入っていた。

キスマイの一つ前にファンを始めたグループは、とあるメンバーに興味を持ってからグループのファンクラブに入るまで三年かかった。このときにあったものは小さな好きの積み重ねで、コンサートを見に行きたいと考えるまでの時間がそれである。

別に早ければいいというものでは全く無いが、今回は「興味ある」の期間が3日もかからず終了してそのまま「大好き」になっていた。ほぼ一目惚れだった。今までの担当は全く一目惚れではなかった。必然的に緩やかに情報を仕入れる期間は無く、短い期間で怒涛の情報を浴びることになる。そして情報量はそのまま他の感情や行動に伝播した。摂取を止めなければ気持ちが離れるタイミングもないしずっと楽しい。

 

箱推しになるまでのスピードも速かった。

優劣など無いけれど、一つ前のグループは、今思うと全員のことを大好きにはなれていなかった。誰も嫌いではなかったけれどそこまで興味は無く、担当と喋っているときに担当の魅力を引き出してくれる人たち、という気持ちがあった。ただのファンをしていた。(嵐は自分にとって昔すぎてあまりよく覚えていない。感情を嵐と共に育てた気がするのでわからない)

しかしキスマイはコンビ供給の多いグループだった。特にキスどきでの売り出しが露骨。コンビ厨というものは恐ろしいもので、セット追いをすると個人への好きも比例して大きくなるわ他の組み合わせへの興味も持つようになるわそのまま他のメンバーへの興味に移るわ純粋に情報量が増えるわで怒涛だった。このスピード感を出させてしまう他のグループはなかなかないのではないかと思う。

 

 

10月から私の世界は明確に輝きだしていた。それまで何年もかかったままの霧が少しずつ晴れていた。それまでもそんなに悪くはなかったが、少し前まではそれ以前に手に入れた何かを零れ落ちないようにすることが限界だった。

零れ落ちさせてでも、新しく手に入れたい・取り戻したいと思った何かによる日々。

 

玉森裕太に憧れるようになって、身だしなみを整えるようになった。見た目を気にする性質で無かったのだが、こんなにちょっとした努力でどうにか出来るものをしない理由はもう残っていないと思った。

髪を染め直したし、毛先も切り整えてもらった。ボロボロになっていた下着を捨て、数年使い続けていたアウターを新調した。美容水も化粧品も新しく買った。ストレッチと筋トレをするようになった。数年凝り固まっていた身体が次第に動き始めた。

学生の時ぶりにメンカラのグッズを買い漁るようになったし、関連のアイテムも買うようになった。

ずっと何かをアウトプットしたいけれど何も出来ないもどかしさを抱えていたのに、こういう文章を書いたりだとか羊毛フェルトのアイテムを作れるようになって、やっていいのだと気づけて、それを確実に誰かの目に届けられて充実感を味わえるようになった。変な言い換えをすると、閉じ込められていた欲望が解かれるようになった。

玉森裕太へ抱くようになった感情は間違いなく恋だった。(自分を何歳だと思ってるんだ)

感情を大きく動かしたことによって、他のことにも感情を動かせるようになった。楽しいことに「楽しい!」と叫ぶようになって笑い声が大きくなって、アイドルの映像にわーきゃー叫べるようになって、悲しい気持ちに流されることは少なくなった。ずっと楽しい。これを書いている今もいっそ楽しい。

自分が何をやりたいのか、やりたかったのか、麻痺させていた感情ごと少しづつ溶けだしていた。

 

結局のところ、落ちた先がここだったのは偶然に過ぎなかった部分もあるのだとは思う。2020年だからこそ気付きさえすれば「好き」の気持ちを育てやすい環境が整ってしまっていた。転がり落ちる坂の角度はジャニーズグループそれぞれがそれなりの鋭角を持っていた。けれど、いずれにせよきっかけはあの二人だった。キスマイだった。

この三ヶ月本当に楽しかった。そしてこの三ヶ月を用意してくれた先の九ヶ月もひっくるめて愛したいのだ。

 

今紅白と休止前最後のライブを数時間後に控えた今、心は楽しかった、ありがとうの気持ちで満ち溢れている。

どうか2021年も、良い年になりますように。

 

 

 

最後にあのうっすい一週間後の印象から今の印象を述べたい。印象じゃなくて気持ち悪い感想になっていますが。

(正直もう新規ぶってちょうどいい塩梅の感想を書ける段階は過ぎてしまっている、実際全然新規ではあるのだが、嵐を除けばこのたったの3か月で今まで数年かけて通ってきたグループとほぼ同量かそれよりも多くの情報を得てしまっている気がしてならない…)

 

 

北山さん

2週間くらいではオタクに優しいギャルって感じだなあ、でも陽の人間で怖いなあと思っていたのだが、キスブサと快感インストールを巡る色々を踏まえてグンと解像度が上がった。

キスマイの引率役、切込み隊長。憎まれ役を買って出るところもどかしいし、大丈夫損してない?と思うことあったけどそんなに損して無さそう。1対6になってる瞬間滅茶苦茶楽しそうだし。この人は人間を区別することなく平等に接するのに、ただ一つ優遇するものがあるとしたらキスマイのメンバーなんだろうなと思うところが好きだ。

あと個人的な感情としては親近感がある。芸能人に向けて「親近感」という言葉を使うのは諸刃だと思っているのだが、間違いなくこの感情は親近感というかそこはかとなく考え方・論理の組み立て方が近い。特にキスブサとかで砲火を浴びているときの。ゆっくり考えたときに「サッカー部男子」への好意なのかもしれないと思い当たった。なんかサッカー部の人間ってトクベツじゃないですか?フレンドリーでかっこよくて幼稚園児の時からモテてたんだろうけど大人には手を焼かれてるみたいな…もっと有り体に言うと過去緩い好意を抱いてきた人間が共通点として割と大体サッカーをやってきていた。好きになった人間の要素を内面化する性質があるせいで、自分の性格も近づいていたというか無意識に寄せていたというか、そういう心にすっと沁み込んでくる言葉がある、気持ち悪いことを言っている自覚はある。

あと髪色遊ばせてくれるところめっちゃ好きです。30代の金髪も銀髪も性癖。REAL MEのチャラ眼鏡もなにかが揺るがされる音がした。

 

藤ヶ谷さん

北山さんが引率ならこちらは殿と思う。殿は撤退戦の言葉だから撤退していないのに使うのもアレですが、前面にいる癖に誰かが遅れていないか見ている人。(…まあでもコンサートのMCで大喜利(大喜利ではない)やらされてるときは殿感あるような…)

この人もギャルと思ってたんですけど…カースト上部のグループってこことここは仲良くは無さそうだけど同じグループに居て嫌い合ってはなさそうだな?みたいなのない?ないか…

真面目なのにゆるい雰囲気で下ネタ繰り出してくるので時々認識が歪むけれど、基本はジャニーズのパフォ強班の人、キムタクとか亀梨くんとかの系譜、ソロ曲で殺してくる人とは思っている。まあ長々と櫻井翔に寄せて文章書いたしそこまで多く書くつもりは無いのですが、コンサート観て溜息が止まらなくなりましてる。あとこの人の横尾さんとか宮田さんに絡むときの幸せそうな顔何なんでしょうね。好きです。キスマイのパブリックイメージを背負う人ではあると思うけれど無理はしてないんだろうなって思えるし、アイドル楽しんでるなあというのが見える瞬間自分まで幸せになれる。

 

横尾さん

一言で言うなら所謂アイドルの才能以外の全ての才能がある人。

アイドルの才能も「気になる」という点では抜群にあるし、この人は全体の能力のバランスが見えている人だからそこに注力しなくてもいいと判断したんじゃないかと思う瞬間がある。ちょっとパフォーマンスの時系列を見ると特に…。そしてこの人の「誰かやってるから自分はやらなくていいや」「誰もやってないから自分がやろう」の感覚って現代では意外と持ってる人少ないなと思うのでめちゃくちゃ好きなんですよね…キスどきや会員動画はその性質が露骨に出てるので本当に好きです…。

あと精神性が化物。激重。人生捧げられるとか言えて実際捧げてるように見えるのちょっと怖い。ただ、露悪的な割には実質的な性格が全く悪くないというか「悪さ」の基準が緩めでは?とか感じるのでもっとやっちまえばいいと思う。どれだけモラルを重んじる環境で育ってきたんだ…?

 

千賀さん

この人の解像度だけ一週間後時点からの変化に乏しい。

もどかしい!!!もどかしくなっちゃうんだよ!!!そんなに才能があるのに何で自信があんまりないように見えるの!!!!この人の天然とふざけの境目が分からないし、顔すっごいイケメンなのに二枚目への戻り方忘れてない?ダンス以外でもカッコつけていいんだよ!!!銀髪似合うしさあ…そんなにゴリラと重ねないでくれよ…みたいな。

でもキスブサのアレはふざけるだけでは作れない本物の狂気が混ざっているのであれがどこから来ているのか気になる。

ただ一方でこの人は今少しずつ自信を得ていく過程にあるんだろうという一切根拠のない確信なんかもある。だって感染した後の症状あれだけ素直に出せて、隠させようとする大人もいないのだから環境は整っているはずだ、と。あと個人的にこの人の演技センス好きな気配がするのでもっと演技仕事させてよう…過去の演技仕事もまだ見れてないけど…

 

二階堂さん

かわいい、何もかもが可愛い、不良感と顔立ちの可愛さが両立されてて自分が悪い消費者というか邪な気持ちになりがち。一番解像度上げることに苦労した。初期印象の詰め込み方をキスどきのクソガキ感(慰安旅行のはしゃぎあたり)と潔癖症エピソード辺りから始めてしまったせいの混乱もあったのだと思う。これでは可愛いということ以外何一つ分からなかった。けど裸の時代インタビューに登場する先輩のことを知るようになった辺りから少しずつ理解が出来たというか、あの不良感が割と伝統的なジャニーズの文脈で理解出来るんだなと思ったり、ラジオの印象で子役()からやってる癖に感性が一般人寄りなんだなと感じたり、凄い空気を読もうとする人間なんだなと分かったあたりから、ジョッシー松村のあれもなんとなく理解出来るようになったし、単純に好きでジョッシー松村のMV20回くらい観た。この方はメンバーを好きな気持ちと個人の楽しめることの両立の仕方が面白いなと思うし、もっと進化しそう。あと2013の1万字の言葉が好きです。

 

宮田さん

前列組が二次元のキャラクターを実写化した人たちみたいだと思う中で、この人は三次元の人間を二次元に落とし込んだ人だなあと思う瞬間がある。人間的で、きっと原型はあるけれど、今見える姿は画面だけじゃないフィルターを介したものだなあなんてことを。

オタクとしてオタクに親近感を抱かれているけれど、自分にとっては眩しかった。好きなものを好きと語れることは難しいと思う毎日なので。実際私の好きは大体文章を介さないと出力できないし、その出力が実際の数割にしかならないことへの悔しさがあるけれど、このひとは言語化が上手で羨ましい。あとこの人がかっこつけている瞬間、フィルターの先にいるこの人のことを何も見通せなくて深淵だなあとか。でもこの人に抱いてる感情も割と恋だから言語化滅茶苦茶になるんですよ…そもそもリア恋ってこう…共感性羞恥みたいなのセットになるしさあ… あと一番大好きなダンスです。ダンスナンバーでフォーカスすると全部視線持ってかれるのでむしろセーブしてます…

 

玉森さん

恋なので明文化が厳しい。全部好き。全てが好き。存在に恋している。Show Must Go Onの体現者。あまりに感情が恋に近いので1月からのドラマが主演に嫉妬せずに観れるか不安、観ますが。

 

結局全員好きとしか言えないのですが、私の好きは結構媒体で分かれるので結構チャンネルが色々あるのは強みだなあとか思います、ハイ。でもYouTubeも始めて欲しい

 

以上!このめちゃくちゃで長々とした文章読んでくださった方、ありがとうございました!!!

*1:同時並行でキスマイを知り、スノストのデビューにより結果的に王道に寄ったグループだと認識し、系譜追及欲が増した。そしてそのままジャニーズの過去の文脈を追うようになって、昔は分からなかった「レガシーを残す」という感覚を理解し、活動を止めてしまったグループを好きで居続けられるということも分かった。これは嵐だけを好きで居続けるのでは会得できなかった感情だったと思っている

星が降る夜のこと

 

一カ月半前、私は予想もしていなかったアイドルに落ちた。それから私の頭の中にはずっと、星が降り続けている。

 

好きな人を見つけると頭に星が飛ぶ。自覚したのは、一カ月半よりももう少し前のことだった。ジャニーズでは無いけれど、顔の良い男が歌って踊るコンテンツ。何気なく検索で目にしたそれを観たときに、星が飛んだ。古典的漫画のウインクの時に出るような星が、頭の中を通ったのだ。今までの人生で好きな人を作ったことは何度もあるし、似たような感覚は今までもあった。けれど、「星」だと言語化出来たのはその時が初めてだった。私は一週間ほどそのコンテンツのことを調べ続けたけれど、星が飛んだものに類似する映像は有限で、今後作られる可能性は極めて少ないということを知って、その熱は一週間ほどで落ち着いてしまった。

 

一カ月半前、宮玉という二人に転がり落ちた。その経緯は既に詳細に記しているので省くが、私はその転がり落ちるまでの過程でずっと頭のなかで星が舞っていたことを覚えている。そしてそれは今も変わらない。星は、スターだ。アイドルたる彼らは正しくスター*1であったし、その二人が見せる情報は私の視界を、頭をチカチカとさせた。彼らの熱は私の心と脳をボロボロに燃やした。スターの語源は、もともと「燃えるもの」から来ているらしい。彼らは正しく、私にとっての星だった。

 

二人の歌には、何度も何度も天文にかかわるワードが登場する。

BE LOVEでは『夜明けには朝陽が消してしまう』

星に願いをでは、タイトルの通りなのであげていけばキリが無いが、『流れ星が最後に光るような眩しいその笑顔を振りまいて 星になってしまったね』『夜空を眺めて』『夜空に浮かんで』『曇り空の夜だって』『雨の降る夜だって』『幾億の星屑に望みを込めて』

運命では『返事のない空』そして『満月の夜』。

いつも彼らは夜を生きていて、私はその世界の星の瞬きを感じていた。

 

玉森担と化してから、それまで全く興味も印象も無かった玉森さんの情報を急速に得るようになった。途中、唯一本人の作詞であるOnly One…のソロ曲の歌詞を見た。ソロ曲を聴いた。

『あの日水面に星は降っていて 青い月が綺麗で』『街の灯りが 夜空に溶けて』

その曲は、宮玉三部作の延長線上にあるように感じられた。(前日譚、といった方が正確なのかもしれないが)

宮玉三部作において、どうやら玉森さんの関与の方が大きいというのは周知の事実だ。だから、玉森さんは夜空が好きで、それが歌詞に反映されているのだろうなと思った。

それから少し前のキスラジで、玉森さんが

「夜景好き」「リフレッシュしなきゃマジでヤバいって思ったとき仕事終わりに行った」「夜景って言うよりか星見に行きたいと思って、で結局そこで夜景も綺麗だったっていう話」(横尾「玉さん星好きだもんね」)「都会に疲れた感が出たときに何回か行った」

と話していたので、自分の解釈は間違っていなかったと思った。

まいにちたまもりゆうたでも、宮田さんがBE LOVE4話の血だらけの顔の写真を上げていた日(前後1日くらいあったかもしれない)に、屋上らしき場所からの景色の写真を上げていた。最近も空を見てますか、空が綺麗で感動した、空には何かあると思う、という旨の話を書いていた。

11月19日深夜放送のキスブサでは、怖い夢を見て眠れなくなったマイコに対する対応として、部屋に星空を投影して落ち着かせる、という手段をとっていた。玉森さんは、落ち着かなくなった夜に、星が必要だと思っているのだと思った。

キスブサの頃には玉森さんの持つ雰囲気と星があまりにリンクするだとか、私の玉森さんへの印象が星であることと一致して嬉しくなることだとか、星に思い入れを持つようになって感情を共有出来ているように思えて嬉しいとか、宮玉を思い出させるとか、本当はもっともっとある色々な気持ちがまぜこぜになって、玉森さんが星の話をする度に転げまわって嬉しくて涙が出るようになっていた。

 

以前沼落ちブログに書いたように、担当に対しては「なりたい」という思いが付随する。宮玉を好きになってから私には色んな変化が起こるようになっていて、寄せようとしたことは他にも幾つかあるのだが、そのうち玉森さんの要素を少しでも内面化させる手段として、或いは宮玉三部作に狂わされた人間のケジメとして、星を見にいこう、と思い立った。

 

前置きが大変長くなりましたが、この記事はポエムを交えたただの日記です。

 

 

場所は、海の近くがいいと思った。Only One…はたぶん湖を舞台とした歌だが、dTVの方のBE LOVEの舞台が海だった。BE LOVE出のファンとしては、どちらかというと純粋な三部作の方が優先される。それから、海に向かうことの方が湖に向かうことより簡単だった。Googleマップを眺めて、比較的夜の灯りが少なさそうな町に向かうことにした。

 

その日のその町の空は薄曇りだった。目を凝らせば月明りも見えるし、時折り雲間から星空は見えたものの、あまり星空をゆっくり眺めるには適さないように思えた。そのため、夜明け前にリベンジしようと決めた。実際そのあとには少し雨が降っていたようで、結局その選択は間違っていなかった。

 

BE LOVEは真夏に撮られた作品だが、BE LOVEの最終回が放映されてしばらく経ったいまは冬至が近づき、日の出はそんなに早くない。今の季節でよかった、と思いながら朝四時に起床し海岸へ向かった。外は真っ暗で、確かに星は瞬いていた。まだ少し曇っていて満点の星空とは言い難いが、ひと眠りする前の空と比べると雲はある程度引いている。オリオン座が、そして名も知らぬ沢山の小さな星たちが見えた。

 

海岸は真っ暗だった。近くの駐車場には何台か車が止まっていたが、女身一人で光の届きづらい場所にいる怖さは拭えない。

砂浜にまで足を伸ばすか悩んで、その境目に当たるような場所で、うろうろしていた。広い空を時折見上げながら。オリオン座よりも少し左の空を見たときに、流れ星が見えた。その瞬間、私は泣いた。思いがけなかったことに号泣した。出来過ぎている。

 

自分はある時から、心が動いた時に簡単に涙を流すようになった。それまでは悲しい、とか悔しい、とかでばかり泣いていたのに、それに加えて、言語化出来ないプラスの感情が溢れたときにも涙を流すようになった。(だから、ツイッターで「泣いた」と言ってるのはそんなに誇張表現ばかりでなく本当に8割方泣いている)

思い返せば、最後に行った嵐のコンサートでもわたしは開幕30分、ずっと涙を流し続けていた。あのとき涙を流し続けていた理由は自分でもよく分からないけれど、その時に少し似ていた。よく分からないプラスの感情が溢れる。

 

流れ星を初めて見たのは、結構最近だった。確か流星の絆が放映されてから数年以内のことだったから、大体十年前なのだと思う。(最近か??)

それまでは、流れ星の存在を信じていなかった。流れ星が実在していることは受け入れていたが、流れ星は観ることが出来ないものだと思っていた。より正確に言うと、「あっ流れ星だ!」というフィクションの言説を、フィクションでしか存在しないものだと思っていた。そんなに星が流れてたまるか、と。

だが、あるとき星空が良く見える旅行先に行った日と流星群を見ることの出来る日が一致し、しかも空が晴れ渡っていたことから、星空を眺めることになっていた。その辺の開けたところに、特に何を敷くでも無く、寝っ転がり星空を見上げる。全然流れるなんて思っていなかった。しかし、確かに一筋の光が短く、空を通った。最初は見間違いかと思ったが、周りにいる人たちが嬉しそうな声を上げた。あの一瞬の見間違いみたいな光が音に聞く流れ星なのか。しばらくするともう一度星が流れた。見間違いではなかった。なかったのだ。これが初めて見る流れ星。「三回願いを唱える」なんてことを言った先人に「こんな一瞬で言えるわけねえだろバーカ!!!」という気持ちは抱いたが、感動していた。流星の絆みたいな世界は本当にあったんだ。私は流れ星を見たことのある人間になったのだ、と。

その夜、星を見上げていたのは二時間にも満たなかったと思う。少し肌寒かったし、途中から星の流れる頻度は下がった。下がったと言っても、見逃したりしたこともあって合わせて五個くらいしか見れてはいなかったが、心は満たされていた。これは特別に星空がよく見える街に流星群が流れる日に居たことによる奇跡のような幸運だった、と。

 

流星を見たのは、その日以来だった。流れ星が存在すると知った日から、流れてくる知識は正しいものだと知った。流れ星は流星群の日でなくともみることが出来る。けれど、それが今日だと思ってはいなかった。私は都会に住んでいる。今まで星を見ることを目的に遠出することもなければ、空を見上げることもなかった。流星群に遭った日だってそんなに沢山見られたわけじゃなかったのに、再会するのが今日なのか。涙の理由はいつだって自分には分からないが、後付けするならばこうなる。嘘はそんなに、混ざっていない。そしてただ、嬉しかった。

 

しばらくして、まだ真っ暗といえども時間は有限だし、境目でうろうろしていてもつまらないと思ったので、砂浜に出ることに決めた。足を何かに取られないように、スマホのライトを頼りに、全く光のない砂浜を歩き始めた。海の音は少しずつ近づく。よく見えない状態で聞く波の音は飲み込まれそうで怖かった。そして恐らくここで悲鳴を上げても、波の音にかき消されて誰にも届かない。けれど、波の音は暫くすると慣れて怖くなくなった。むしろ少し、落ち着く。飽きもせず、首が痛くなるのも厭わず空を見上げていた。視界を遮るものは何もない。薄い雲が少しずつ流れて、星空の面積が広がっていくのが分かった。

それから、この空ならば私の知らない星座を探せるのではないかと思った。ずっとよく見えているオリオン座の周囲の星座を検索する。近くにはふたご座があるという。スマホを傾けて空と比べると、確かにそれぞれ対応する星が見えた。星座早見表が使えるものだと分かっていなかった。でも私は、ふたご座を初めて肉眼で見ることが出来た。

 

雲がすこしづつ晴れて、オリオン座とは反対の空には北斗七星が見えた。ステージと同じだ。

嵐は「五色の虹」を歌う。他のグループも多くは何らかの綺麗な名詞を持つ。キスマイは、ここでも星だったのだと気づく。To-y2の青く輝くステージは本当に綺麗だった。七つの恒星、あるいは銀河。

瞬間、流れ星がまっすぐ上から下へと北斗七星を横切って落ちた。

あまりにも、あまりにも出来過ぎていて再び泣いた。これを書いている今、改めてあれは夢だったんじゃないかと思う。でも、その日一回目に見たより長い流れ星が確かに、七星の近くに降ったという記憶があるのだ。そんな奇跡は存在した。アイドルがアイドルで居続けてくれる奇跡が起こるのなら、それ以下はいくらだってあるのだろう。

 

 

見渡す限りに空が広がっていた。ほんの少し、空のふちが水色になっているように見えた。

プラネタリウムみたいだな、と思った。

 

私はもともとそこまで、星に興味がある子供では無かった。生まれも育ちも都会。それなりにビルに囲まれた街で生まれ育ち、今もそこまで変わらない環境にいる。空を見上げて見える星は、夏の大三角形くらいだった。月は好きだったけれど、空はあまり意識しないで長いこと生活していた。ただ、あることだけを知っていた。智恵子抄。東京には空は無いのだ。

その中で、唯一星に触れる機会はプラネタリウムだった。時々家族に連れられて行くそれは、「わたしの知らない世界」として楽しんでいた。歳を取って、それこそデートなんかでもよくプラネタリウムに行きたがっていたような気がする。わざわざ一人で通うほどの熱もなかったけれど、星が動き、星座を描き、そして最後は日の出と共に終わるその時間は、大好きだった。

 

星は、気がつくと少しずつ場所を変えていた。見える星の数は、遠くプラネタリウムには及ばない。人里離れた場所にいるわけではないので天の川が見える、みたいなこともない。綺麗だけど、確かに星座にならないだろう星は沢山見えるけれど、普段東京から見える星空とどう違うか、よくわからなかった。東京の星空を意識して見上げたことが無かったから。

ただ、プラネタリウムというフィクションと、東京の星という現実の狭間に、星座早見表と重ねられるこの空があることだけはわかった。だから、この今を過ぎたあと、私は東京の空にプラネタリウムを重ねられるのかもしれない、と少しだけ思った。

 

北斗七星の近くにはおおぐま座がある。正確に言うと、北斗七星自体がおおぐま座の一部らしい。(それまで私はそのことを知らなかった。本当に星に詳しくないので、他にも色々と間違いがあるかもしれない)おおぐま座はどうやら21個の星で構成されている。ふたご座を見つけたときのように、星を繋いでいこうと思った。しかし、おおぐまの首にあたる星*2を肉眼で見つけることが出来なかった。けれど、わたしには見えなくてもその星は確かにあるのだと、理解することが出来た。あると信じると、そこに瞬いていると感じられる。一度認識したうえでその存在を信じなければ、星は見えない。

 

さすがに首も足も少し疲れ、砂浜に寝転がって服を砂まみれにする勇気はなく、コンクリートのある場所まで戻った。寝っ転がって星を見ると、ゆっくり動いていく光があった。人工衛星、なのだろうか。UFOと言われても信じてしまうかもしれない。そのあとも、違う光が空を横切っていった。今度は少し早い。飛行機だろうか。あのドラマの二人も、空を眺めながらそんなことを話していたらいいのに、と思った。私が今、誰かとあれがなんだったのか話してみたいと思うから。

そういえばあの景色とは違い、空に月は浮かんでいなかった。少し調べて、月のない夜があるのだと知った。もしかしたら知っている知識だったのかもしれないが、忘れていた。ひと眠りする前には満月では無い月が浮かんでいたので忘れていた。星を見るには、月の有無はきっと大事なのだろうから、次からは調べよう。月の出、月の入り。

 

風に飛ばされたのか雲は殆ど無くなっていたが、その代わりに少し星が見えづらくなっていた。さっきよりも空のふちが水色になっている。地面は体温を奪っていて、初めて肌寒さを感じた。近くには自動販売機があったので、そこでコーンスープを買った。戻ってくると、北斗七星はさっきよりも明らかに薄れ、あれだけ真っ暗だった砂浜が少しみえるようになっていた。

そのとき、朝陽が星を消すのだ、と感じた。気づいてしまった。朝陽が消す気配は、星の気配。

 

コーンスープを飲みながら、ああ自分かっこつけてるなあ、でもそんな今の時間が楽しいなあ、と考えていた。駐車場に止まっていた車からは少しずつ人が出て、公衆トイレの方に向かっていく。朝がはじまりはじめていた。調べた日の出時刻の、一時間くらい前だったと思う。

 

まだオリオン座は見える。それまでに起こったことを忘れないように、メモを取り始めた。少しぼーっとしながらも取り終わって、空を見ると夏の大三角形と明けの明星しか見えなくなっていた。夜の始まりからさっきまでずっとあったオリオン座は、いつの間にか見えなくなっていた。

 

空が、赤い。

夏の大三角の左上、プロキオンと、その右にある何か良く分からない星と、明けの明星だけが残っていた。あんなに黒くて暗くて何があるのかわからなかった海岸は、広くて白くて綺麗だった。Daybreak、Dawn、普段使わない英単語を思い出す。でも夜明けまではまだかなり時間がある。あの吸血鬼どもはどれだけ長い時間なまごろしとなっていたのだろう。

 

BE LOVEのキービジュアルの撮影では、「夕暮れのマジックタイムを狙って撮影した」とあった。その情報を見たとき、この物語はBE LOVEの歌詞に合わせて本来は朝陽が出る直前の写真であるべきだ、なぜ明け方ではないのか、と疑問に思っていた。ふと気が付いた。一つ目は、宮玉三部作は夜の話だから、夜が始まる前の撮影で構わないということ。二つ目は、ロケ地である富津では朝陽は陸側から差し込んでしまうということ。海から光がささないと、あれほどまでの美しさは出せなかった。

 

駐車場の車から、サザンの曲が流れてきた。海で海の曲を聴くのはなかなかオツなものであり、ムードはある。しかしながら自分の宮玉に染まる頭にしてみるとぶち壊し感があったので、再度砂浜の方に行くことにした。

足元には二種類の足跡が残っている。行きと帰りの私の足跡。あの二人が並んだ足跡を残しているのだとしたら、そこで途切れた人の痕跡をどう人は捉えるのか。私は宮玉のことを二人以外はどうでもよい二人、あとは野となれ山となれタイプと認識しているので、残された人のことを考え物悲しくなった。毎回こじつけて考えてしまう自分も嫌になるが、メモの通り辿って書いているだけだから許してほしい。

 

日の出三十分前になると、星はたった一つ、金星しか見えなくなっていた。ここで突然、スマホでは写真が撮れることを思い出す。もっと早くから過程を撮っておけばよかったな、と思ったものの、その分景色は心に焼き付いている。それはそれとして、明るくなった空と金星は写真に収めた。

明るい海の音はさっきよりもずっと優しい。海岸には、犬を連れて散歩する人たちが現れていた。これはただの朝だ。

 

私は金星を見続けていた。日が昇るであろう水平線の先には、少しだけ雲が残っている。だから、海から出る瞬間の朝陽は見られないだろう。ずっとずっと、見ていた。目を逸らしたらすぐになくなってしまいそうな星の瞬きだった。瞬きすら厭いながら、散歩中の飼い主の視線を感じながら。でも、扇状に光が散らばる朝陽に目を向けた直後、金星は見えなくなっていた。日の出の二分前のことだった。

 

 

オレンジ色の光が、海の向こう、雲の向こうから見えた。眩しかった。直接見ると目を焼かれる光。とりあえず写真を撮る。沢山撮る。それでも飽き足らず、肉眼で見ようとし続けていたら、目を焼かれて緑の残像ばかりになってしまった。二人はもう消えた。あれだけ綺麗だった星も、見ようと思った星も、空にはもう見えない。太陽に背を向けて、海岸の散歩を始めた。

私は太陽の光は好きでは無いけれど。朝の光はどこか心地よかった。この世界を歩く人たちがいる。空はまた夜明け特有の水色と赤が残っていた。

 

段々と、夜ずっと詩的なことを考え続けていた自分と連続性が無くなっていた。そのあとのメモは残っていない。きらきらと海が輝いて、これはこれで美しい世界だ、と思ったことだけを覚えている。

だからこの日記はここで終わりだ。尻つぼみになってしまうけれど。

 

 

また、星を観に行くと思う。観に行けなくても、これからはもっと、空を見上げると思う。

そこに星と空はある。あると信じる限り、星は降り続ける。

 

 

 

智恵子抄 (作:高村光太郎

 

智恵子は東京に空が無いという

ほんとの空が見たいという

私は驚いて空を見る

桜若葉の間に在るのは

切っても切れない

むかしなじみの綺麗な空だ

どんよりけむる地平のぼかしは

うすもも色の朝のしめりだ

智恵子は遠くを見ながら言う

阿多多羅山の山の上に

毎日出ている青い空が

智恵子のほんとの空だという

あどけない空の話である。

 

*1:芸能人を指して言うスターの語源は、直接的に輝いているからではなく、俳優の控室の目印に★マークを使っていたからだというが

*2:あとで調べたが、ρと呼ばれているらしい

藤ヶ谷さんについて思うこと

※自分の話の不正確さが露呈するのでタイトルには入れていませんが、9割方櫻井翔の話です。

 

 Q_櫻井翔とは何者か

 

櫻井翔櫻井翔たらしめる要素は、パイオニアであることだと思う。ジュニアの世界に学生生活の優先、という価値観を持ち込んだところ。よく分からない数々のお洒落アイテムを持ち込んだところ。HIPHOPに傾倒し、自ら作詞したラップをアイドルソングに持ち込んだこと。事務所初のニュースキャスターとなったところ。彼は道なき道を進む。

櫻井翔が持つ魅力は、慶應というブランドから繰り出される治安の悪さだと私は思っている。嵐は、パフォーマンス、もっと言えばコンサート無しには成立しないグループだ。コンサートの櫻井翔は、一部のテレビで見せるクリーンさとは真逆の野蛮さを時折見せる。今でこそ国規模の仕事をするようになって多少なりを顰めたものの、コンサートでの対応は「帝王」と呼ばれる塩対応と紙一重だった。育ちの良さそうなベビーフェイスから繰り出される傲慢にも見える櫻井翔の表情と普段のギャップは、少なくとも私の心を鷲掴みにするには十分だった。(櫻井翔のプライベートが出世欲のあるご学友にちゃんと囲まれていることがいわゆる”男性的”な野心だとか上昇志向だとかに繋がっているのではないかと思うので、本来は「ギャップ」と言い難い気もしなくないが…)異常に制服が似合うのも慶應ブランドが為せる業だよ…(T.A.B.O.O.観ながら書いている)

 

わざわざ言うまでもないが櫻井翔にはアニキ会、と呼ばれるものがある。

櫻井翔を慕うジャニーズによって構成される会。中心メンバーは上田竜也、増田貴久、菊池風磨、千賀健永、藤ヶ谷太輔中間淳太の6人。殊にジャニーズと言う特殊な空間では「尊敬する先輩」というのは、必ず、もともと似ているところがあるか、尊敬しているうちにどこかが似ていく。

一人ずつ見ていくと、上田竜也は真面目さから繰り出される治安の悪さだとか。増田貴久は人畜無害そうな顔から繰り出されるパフォーマンスと毒舌だとか。菊池風磨慶應ブランドを継いだまま、治安が悪いパフォーマンスが出来るところとか。千賀健永は育ちの良さと得意分野で繰り出されるパフォーマンスの質とか。中間淳太は恵まれた家庭環境と学歴だとか。(WESTの知識かつてのキスマイの次くらいに薄いのに知ったかぶりして書くのほんと申し訳ない…)

藤ヶ谷太輔は、一見櫻井翔に似ている部分がない、とずっと思っていた。パフォーマンスを観るようになってもあまり似ていない。思い起こさせるのはキムタクでありKAT-TUNだ。

でも、キスマイを知るようになってから、私は藤ヶ谷太輔のことを「めちゃくちゃ櫻井翔だ」と思うようになった。その話をしたいと思う。

 

櫻井翔からその要素を抜いても櫻井翔としてのパフォーマンスは出来る。でもちゃんと根底にあるものに、「優しさ」と「責任」がある。櫻井翔が高貴な生まれであるが故のノブレス・オブ・リージュのとも少し違う場所にある二つ。

私は櫻井翔が桜井翔だったころを知らない。その頃の話なので、全て伝聞になる。

当時の黄金期は、部活のように、誰かが入り、誰かが卒業していくものとしての空気感があったという。嵐は、過半数が別にデビューしたくなかった人で構成されている。三人は、いつか辞めるものとしてJr時代を過ごしていた。でも何の因果か、彼らのデビューは既成事実のように決まってしまった。沢山の本当にデビューしたかったジュニアや、もっと活躍していたジュニアたちを差し置いて。外堀を埋められていく状態で、彼らは何を主張できたのか知らない。たぶん、何も主張出来なかったのだと思う。

その桜井翔は、ファーストコンサートで「全てのジャニーズJr.にありがとう」と言った。この言葉がもたらしたものの説明はネット上に数多ある他の資料に任せる。

 

藤ヶ谷太輔は、たぶんこの「全てのジャニーズJr.にありがとう」と言った櫻井翔の精神をとてもよく、継いでいる。

櫻井翔は、人の言葉を否定しない。誰かが、普通だとこちらが否定したくなってしまうような言葉を口にしたとき、よく「あなたはそう思うのですね」といった言い回しをする。

キスマイは、他者からの評価ありきで成立させる比率が高いという印象がある。必然的に、否定の言葉を受けることも多い。(歳上組全員にも言えるは言えるが)藤ヶ谷太輔はその否定に乗っかる感度が明らかに低い。口角を上げて、見守っている。人を切り捨てないように気を付けているように見える。それから、一人を見つける優しさがある。

櫻井翔は結局、そのデビューから一度も逃げの姿勢を見せなかった。アイドルはたぶん、アイドルであるために犠牲にしたものが多ければ多いほど強い輝きをもつことが出来る。(私はその重圧に耐えきれず、一ファンとしていれなくなることすらある)(まあアイドルしか出来ないみたいな子もそれはそれで異常な輝きを見せてるんですけど…黄金期のデビューかホスト崩れかの二択みたいなひとたちすごいなって思う…)桜井翔は、こんな風に生きるつもりなんて全くなかったと思う。時々彼が見せるかつてあった可能性は、アイドルと同じくらい輝いているように見える。なんにでもなれたはずの彼は、たぶん、デビューできなかった人たちの思いを背負って、ここにいてくれる。彼自身も選んでしまった選択肢に満足できるように、未来を近づけられるように、努力してきた結果なのだろうけれど。

私はまだ、藤ヶ谷太輔がジャニーズを続けるために失ったものの存在のことを知らないが。彼の7人の夢を背負う、という姿勢は、他の人の人生を背負うという姿勢は、櫻井翔をかつて追ってきていた人間として、「同じだ」と思った。これを書くきっかけがそれだった。

 

How’sの時代、ファンは本当にJr.に感謝していたと知っている。全然売れてなくて、キャパも小さめの会場ばかりで、それでも埋まりきってないことも多かった時代。華やかではない現場でデビュー組のファンを自分のファンにする、みたいなこともほとんど期待できないだろう。予算も決して大きくは無かった。その中で一生懸命嵐を盛り上げてくれていたJr.に対して。あるいは桜井翔が並々ならぬ思いを寄せているJr.たちに対して。沢山、ありがとうを伝えようとした景色は容易に想像することが出来る。

 

藤ヶ谷さんが語るHow’sの翔くんのエピソードは、翔くんの持つ優しさと、支えてくれる人たちへの責任を象徴している、と思う。

 

そして先日も。もともと”五人”のお祭りであったアラフェスにJrが出るという情報で荒れる一部のファンの火消しを行う櫻井翔が。*1アラフェスで我々も元々はジャニーズJr.、だとか。どうか彼らをよろしく、という櫻井翔は桜井翔だったころと何一つ変わっていなかった。

 

もし藤ヶ谷太輔の中に櫻井翔の存在がずーっと心の中にあるというなら、それはキスマイというグループにとっての福音なんだろうなと思った話でした。まとまらないね。入所22周年、おめでとうございます。

 

(この理論で言うと風 is Dollをやった菊池風磨も同系統で相当櫻井翔なんだよなという気持ちは今回ちょっと見ないフリをさせていただきました…)

(ついでに言えば横尾さんもすごい二宮和也だなあって思ってる、デビューしたくなかった三人を引き留めた責任の種類は三者三様だと思ってるのですがこの辺の感覚が近そう)

 

ほか。

・1万字の『ただ馴れ合いはホント、イヤなんですよね。(中略)仲がいいにこしたことない。でも、馴れ合いとか、傷のなめ合いとはちがう。夢って語るだけなら意味ない。一歩でも、近づくためのことをしなきゃ意味ないから』言ってる藤ヶ谷太輔、「デビューして長いグループなのに売りは仲良しっていうのはちょっとどうかと思ってる」言ってたらしい櫻井翔と完全一致しててちょっと笑ってしまった。

・あと根拠はあんまりないんですけど、櫻井翔藤ヶ谷太輔、食の好み似てそうだなって思ってる…

 

 

*1:オトノハ参照

宮玉と藤ヶ谷さんの話

エビデンスを何一つもたない私から見えた検索結果の妄言として、前置き。

キスマイの中の宮玉担は誰か、みたいな言説を見るときに、藤ヶ谷さんの名前が出ることはあまりなかった。「興味津々」という言葉が当てはまるであろうメンバーの方が、”宮玉担”感があるからなのだと思う。エピソードとしても、藤ヶ谷さんはラジオで宮玉について話しているものがあったが、結構前な上に「宮田が彼女」という言説なので、ちょっと扱いづらかったのかなと思う。そもそも藤ヶ谷さんは担当、とか変な言葉を使ってしまうオタクっぽさがあまりない。優しく見守る、とか、乙女、とかそんな言葉が似合うひとだと思う。

でも私は、一つの対談を読んでから宮玉は藤ヶ谷さんの存在を抜きには語れないと思うようになった。そしてあまりオタクがこの雑誌の話をしているのを見ていない。だから宮玉を知ってから一ヵ月も経っていないけれど、私の考えを書き散らかす。

 

問題の雑誌はWiNK UP 2013年6月号。なぜこれを持っていたかというと、巻頭が嵐特集であり、嵐のコンビにフォーカスしたものだったからだ。家にある非中古のアイドル誌としては一番古い。それ以前はたぶん立ち読みで済ませる害悪オタクだったところ、当時コンビ厨拗らせ全盛期だったため、それまで馬鹿にしていたドル誌という文化に初めて手を出してしまった思い出の一冊である。いや違いますね。嵐、ファンになった頃にはドル誌卒業してただけだ。

ともかく。少しでもキスマイに触れるべく家の中にある雑誌を読み漁っていたところ見つけたこのキスマイの記事は、自分の中の”宮玉”の情報にちょっとした新風を吹かせた。

 

キスマイのページは嵐のすぐ後ろにあった。藤北が並んで子犬を抱えるグラビア。『今月は子イヌと子ネコと一緒にかわいい雰囲気で撮影。お話も、仲良しなメンバーどうしの対談にしてみました。春にぴったりのさわやかなキスマイをお楽しみください。』この「仲良しなメンバーどうし」の組み合わせが、藤ヶ谷×北山×横尾、二階堂×千賀、宮田×玉森だった。そんなダイレクトに求めている組み合わせがちょうど持っている雑誌にあるのか。この後の雑誌は2015年以降のものしか持ってないのに。やはりこれが絶対的な組み合わせなのか。(原則としてはキスマイのコンビはキスワの4組が基本という理解をしています)

これを読んだ頃はまだ裸の時代を読んでいなかった時期だったので、歳上組の対談の中で北山さんが『この7人だからデビューできたっていう共通認識さえ、メンバーみんなが持っていれば、オレはキスマイは大丈夫だと思ってる!』と言っていることに感銘を覚えたり、二階堂さんのビジュアルが良すぎてびっくりする(黒髪長髪BADBOYS時代)、みたいなことなどなどが宮玉に辿りつく前に起こっていたのだが、そこまで書くと本題から逸れるので置いておき。(宮玉以外のコンビに思うことはまた別に書いておきたいですね)

宮玉対談。

テーマとして、コンビを語ることが振られているらしかった。話題はどこの媒体でもしている(失礼)傷をなめ合っていたという話から始まる。それから、もし二人の番組を持つならという話題に移り、玉森が宮田のオタク趣味に付き合うことを拒否し。以下適当に略しつつその対談の一部を引用。

『宮田「(中略)番組用にコンビ名とか決めない?」

玉森「タンマミーヤ!」

宮田「いいね~‼(中略)…じゃ、マンマミーアがどこの国の言葉なのか、いろんな国に行って探すっていう番組にして」

玉森「でも、それで見つかったら最終回じゃん。終わっちゃうじゃん!」

宮田「そうか…じゃあ…」

玉森「見つかったら名前替える。次はミーヤターマ(笑)!」

宮田「で、その言葉もどこかの国に絶対あるはずだ!って探しにいこう。こうやって永遠に続く旅ね。ところで、このコンビの最悪なところはどこだろう?」

「(隣にいた藤ヶ谷)完ペキすぎてねーだろ」

宮田「ウハハハ!ないっすね」

玉森「最悪なのは完ペキすぎるところだ」

宮田「あと、スキがないところ。…タマちゃんファミリーのみんな!オレとタマの間にはファンのみんなが入る隙間がなくてごめんね(笑)』

完璧、は言わずもがなBE LOVEの歌詞で出てくるワードだ。作詞家がキスマイでもなんでも無い以上、この言葉と歌詞に繋がりがある証拠は一切ない。だけど少なくとも私は、この2013年の言葉が2015年に俺たちのための曲(意訳)、と玉森が言ったことに繋がってくるのではないかと思ってしまった。宮玉=完璧という方程式が出来上がった瞬間なのではないかと。はじまりなのだと。そして結婚式を挙げた二人は二人揃うことで完璧であるがゆえに最終的に運命の結末になってしまうのだと。

というか二人がBE LOVE以前に頑なに推してたコンビ名「たんまみーや」はここが初出らしいんだぞ!ここから始まったに決まってるだろ!!!!(盲信)

この言葉が藤ヶ谷さん発信であるものだったことに当時の私は驚いていた。淡く笑って見守っている印象が強い藤ヶ谷さんがわざわざ他のグループの対談にまで口を出して言う異様に的確な意見。藤ヶ谷さんのイメージがブレた。この人は何者なのだろう。ここから私は藤ヶ谷さんについて興味を持つようになった。

それから。

問題のWiNK UPから少し前の2013年3月のラジオ。(冒頭で前述した宮玉について玉森の前で語る藤ヶ谷さんです)

『俺が長年見てきたミヤとタマっていうのは、結構ミヤは純粋な彼女なんだよね、でタマはなんかやんちゃな彼氏で。何か起きた出来事をすぐやっぱ彼女宮田は言っちゃうわけ、もう嬉しくて。それでタマは「別にそんなこと言わなくていいだろー、いちいち」って言う。で、「ごめんなさい」ってやってるのが、タマも「もうしょうがねえな」って、意外に好きみたいな。その関係は永遠にね

そもそも同性同士の関係性に、旦那・嫁という言葉を当てはめることはナンセンスなのだが。(嫁呼びする宮田さんがめちゃくちゃ好きなのはともかくとして)

まあ普通にグラビアやら映像やらのいちゃつきを見ていて玉森を女の子と評してしまうのはマジョリティの感性だと思う。マジョリティのわたしは「マウ森」とか色々言っていた。たぶん今後も言う。しかし「長年見てきた」ガヤさんは、違った。言われてみるとひどく腑に落ちる、あまりに解像度の高い文章。「その関係は永遠にね」7年経った今、何一つ変わっていないように見える関係性。

 

これは全部偏見なのだが、宮田と玉森は所謂信頼できない語り手だと私は思っている。この二人、両者別ベクトルで割とテキトーに喋る方だと感じているのだ。それ自体は全然勝手というか、下手に繊細なアイドルよりも好感度高いのだが、その結果としてかの有名な消された二階堂事件などが発生しているのではないかと。餃子100個作って食べさせたエピソードも初披露時点ではその場に別にもう一人いたらしいのに、いつの間にか語られなくなっていたという。もっと言えば宮玉シンメ時代はもっと濃いエピソードがあるようにしか思えないのに「傷のなめ合いをしていた」というワードで済ませがちなところとか。*1キスマイ自体他のメンバーを立てるために本当は出来ることをあまり披露しないみたいな特性を持っているようだし、アイドルなんてファンの幻想を守るために言わないこと多いのは当然だと思うし、コンビのことをまともに語る二人なんてそういるわけでもなく*2別に二人に限ったことではないのだろうが、それにしたってこの二人はゆるゆるだと思っている。なんか宮田はズルいとこあるし玉森全然細かいところ拘ってくれない

BE LOVE関連の取材では流石に多くの人々が関わっているからか、一応真面目に答えている印象はある。ただ、それらは撮影を経てすこし再構築されてしまっているのではないかと思う。

でも藤ヶ谷さんは違う。真面目で言葉が誠実だし、宮玉ではないので()客観性を持っている。そして様々な資料に触れるうち藤ヶ谷さんは、宮田と玉森各個人への解像度が他の四人と比べても高いという結論を出してしまった。

北山は一対多に長けたグループを引っ張る人間であるのに対して藤ヶ谷は一対一に長けた、それもあぶれた、とか、弱った、とか、そういう人間によく気づき、気にかけ、助ける、北山の補完的な役割を担う人だというのが現在の私の解釈だ。*3(横尾さんの解釈についてはまた書きたいが、この人のスタンスは保護者・庇護者になり得ても、身近な理解者とは少し離れてしまうのではないかと考えている)

玉森は少し、孤立しがちな人だ。ただ人見知りなだけなのかもしれない。本人は別に、一人でも構わないのかもしれない。だが、藤ヶ谷は玉森のことをいつも気にかけているように見える。1万字エピソードの中の美男ですねのエピソードなんかは顕著だと思う。I SCREAMの特典映像(沖縄シェアハウス)では、藤ヶ谷がひとり釣竿をいじる玉森の様子を見に行く図があった。

後列4人の中で、宮田は少し浮いている。宮田はたぶん、もともとは何も持っていなかった弱い人だ。少なくとも彼の自己自認はそうなっていたはずだ。新規が色々言ってるのがどんどんとおこがましくなってきているが、藤ヶ谷はそんな宮田のことをよく見ているように思える上に、それとはさほど相関もなく宮田のことが大好きに見える。また一万字からの出典なのだが、コンサートでローラーの電飾がつかなかった宮田に気が付き、そのあともフォローしたエピソード。同じくI SCREAMの特典映像では一人家から追い出されている宮田のテントに遊びに行く図があった。時系列不明の某宮玉botのエピソードをとっても、藤ヶ谷と宮田がホントは仲良しだという話で勝手に宮玉に巻き込まれて勝手に振られた藤ヶ谷さんが「ファンの前じゃなかったらキレてた」とか言っている。あと完全に主観なのだがFREE HUGSのHUG&WALKので藤ヶ谷がめちゃくちゃすごい嬉しそうな顔して間近にいる宮田さん見てたので本当にお気に入りなのだと確信した。

藤ヶ谷さんの性格と、宮玉の持つ特性はひどく相性が良い。

そしてそんな他人からの評価は、想像以上に勝手に内面化されていくものと個人的には思っている。

だから、藤ヶ谷さんがそう言った以上は、完璧すぎる宮玉の関係は続くのだろう。

_____『藤ヶ谷「宮田がモップがけしてきれいにした床に、玉森が水をわざとこぼすんだろ?エンドレスで」』(某宮玉botより)

永遠に。

 

 

※因みに契機となったWiNK UPの号は他にも色々すごい。古くからのキスマイ担の方々は持っていることが当然で呟いていないだけなのかもしれないが、今回このブログに書いた文書は全然一部だし、この宮玉のグラビアは異常としか言えない状況。ただの特典映像で良く見られる宮玉ですが。なんで膝に玉森のせて動物可愛がるみたいに首もとに手やってんの…?他のページの宮玉もひどいし(当時のファン何思って見てたの?結婚式前だぞこれ?)、キスマイがいるページやたら多いし、今活躍してるジャニーズで当時入所していた人がどこかしらには映っているし、毎ページ動揺を誘ってくる。ジャニだけじゃなく全く垢抜けてない横浜流星とかもいるので全人類手に入れるべき…

*1:まあこの言い回しするのは宮田さんだけだったと思うが…

*2:大宮とかゆるいを超えてひどい

*3:櫻井翔のある部分のエッセンスを抽出した人だと思うようになったのだが、この話題はそれでまた一記事書きたくて仕方がないので省く

BE LOVE 予告の感想とライブ演出の感想、殴り書き

BE LOVE(dTVドラマ)の感想ではありません。

キスマイワールドに収録されているBE LOVEを初めて観て感情が爆発したときの感想と1分5秒の予告の感想を殴り書きしました。大した内容も無い箇条書きですがご査収ください。DISC4の話は別に書きます。(たぶん)

 

 

予告編

※特効はソシャゲ的な概念として使っている言葉です。個人的にめちゃくちゃ刺さっているの意。

現代社会において「ホモ」は使っちゃいけない言葉だというのは重々承知なのですが、10年以上前の腐女子用語のつもりで使っているのでお目こぼしください。

 

・なんで押し倒してるの?(初見の純粋な疑問)

・「あの約束」のイケメン声なに?

・えっチュー え???

・あのねえ…そもそも曲がガンガンに流れてくる映画とか大好きなんですよ…

・指輪??そういうタイプの商業BL?

・ちょっと作家と編集者の設定は個人的な特効入るいやまって?そういうBL?それ二次でよくあるパラレルのやつ…?

・海辺のホモは!!!特効!!!!街にいないのガチ感!!!逆に10年以上前の主流ジャンルではそれ?!

・あーん の絵面まじ?これ現役アイドルバラエティじゃないのにやってくれるの?

・なんか重ねた手と後ろで「二人だけの時間」って聞こえたんですけど幻聴?幻覚?

・ベッドシーン、本物のカップルじゃん…?えこれ男同士でやってくれるの?幻覚??

・いやあのね、バーで飲む男同士のカップルも特効なんだけど は?

・しろ ぎゃっこう

・お揃いの白Tシャツは往年のホモ作品じゃん…ガチ感強すぎて逆に引くんだけど…30代なのが生々しさを加速させるんだけどこれ何…?

・この横顔が異常にイケメンなイケメン誰?マジで?こんな顔綺麗だったっけ???

・こういう!!!ダイジェストは!!!大好きなの!!!止めろ!!!!手がさあ!でいちいち指輪が見えてさあ!手ぇ綺麗だね!!!

 

・「ssssinda」(s音の強い溜め ここで減速するの 予告動画の作りとして強すぎる)

 

・典型的な構図普通に刺さるからやめてくれない?一秒で悲しくなるんだけど?しかもこれよく見ると携帯見てるん?

・もう絵画やん 夕焼け

・普通に可愛い女

・死んだ人 おる 

・「何してんの」(声が好き)(メンヘラ)(男のメンヘラ好き)(え??)

 

・はああああ?!!!えっ??そう来るの??それはねえあのね!好き!!!!この曲!好き!!!!!ワードセンス!!!

・グラスのおと すき

・モノクロの横顔綺麗

・ベッドの人これ裸じゃない??大丈夫?気のせいだよね??

・「最初からこうすればよかったな」100回は聞きました 一番すき 吸血鬼であることに気づくまで時間かかりましたが気が付いてからも聞き続けました 一番胸がぞくぞくする 鳥肌

・壺の絵じゃん…あとここ顔の大きさ同じなの…?

・顔、近い 玉森かわいい

・何が「愛の物語」じゃワレコラ

・この「ずっと」の情念深い言い方やばくない??演技達者すぎない??

・海 夜明け 絵面がすごすぎる

・片方寄りかかってるのに片方空見上げてるのずるすぎるっていやマジで…なんでこの奥の人少年みたいにきらきらした目してるの…希望じゃん…

・つか一人の男が一人の男に執着して最終的に二人座って片方が肩に寄りかかってそのまま両方死ぬ(推測)作品は私に一番のインパクトをもたらした物語なんですけどなんでそこを思い起こさせて来るんですか…

・「きーみのめの」の音が良いですね。それは特効です。

・「えいえんに」ってことは二人の永遠があるのかなこのあと…ハッピー心中エンドじゃん…それも特効だよ馬鹿…

 

@総括

許してくれ。

 

ライブ演出編

・一周回って(知識もあるので)あまり驚かない同人誌からのスタート

(星に願いをの最初の夫婦写真のインパクトが全然なかったのと同じパターン)(DISC4のこと考えるとあれらの写真用意するだけでえらく手間かかってるんだなー同人誌作るのも手間かかったろうにーとか思うんですけどそれはそれとしてインパクトの比率が少ないんですよね)

・結婚式だ!!!!(向かい合って始まるシーンの黒と白の衣装を見て)(そもそも向かい合って始まるの天才過ぎでは????)

・袖のひらひらめっっっちゃ好き。玉森が白い衣装着た時の最高っぷりって一体何なの?!

・恋人繋ぎ???!!!!(顎外れそうになった)

・このあと玉森がリードして歩くとか聞いてないんですけどなに?!!

・この時の宮田さんのルックスより今の宮田さんのルックスの方が明らかに良いから今新録してくれてもいいのよ…(失礼)

・「肩を並べて」の肩並べ方が私の思ってたのとちょっと違ったけどめっちゃいい!!!(当方アイドル背中合わせ画大好きマン)

・宮田を押す玉森が、BE LOVEのメイキングで「(初のキスシーンもベッドシーンも自分なのは)よしたほうがいい」言っていた玉森と完全一致している気がしてならない

・この時の縋る宮田…どこかで見覚えがあるんすけど……*1

・この辺からちゃんと宮田さんも王子に見えるようになる。

・いやなにこの知らんメロディ

・……は??????なんでメロドラマ????????

・「おいで」じゃねえよバー――――カ!!!!(一応これけなしているわけではないのですが、癖になる何かがあるのですが、名状しがたく、強いて例えるならBE LOVE一話で「よしよし」言ってる宮田を見たときと全く同じ感情です)

・一周回ってさほどインパクトのない膝枕

・そこコント用の箱なの逆にもったいなくない?

・ハートの指輪めちゃんこ可愛いね玉森くん…。

・あーーーー!!なにそれ!!!1!!私もジュニアに祝われて結婚したい!!!!ジュニアなんて完全に天使のメタファーじゃねえか!!!しかも今はいないカウアンとしゃるふ…

・レッドカーペットを引くために全力疾走するジュニアの気持ちを知りたい

・玉森、どんな匂わせ女も勝てない圧倒的ドヤドヤ勝者顔やめろ。(やめるな)

・どこで王子が玉森から宮田に変わったんだろ…

・情報量(ベールかわいいね…)

・殴ってる音かこれ。

・「あんまり調子乗んなよ」の玉森さんの声、今まで聞いた玉森さんの声の中で一番低くてカッコいいのそれはそれでどうかと思うよ!?

 

・か ら の わ ん ダ フ ォ - (宇宙猫顔)

このセトリ初めて現場で生で観た人の感想を心から知りたい。どうやって感情を移行するのか。なぜあの情報量の直後に劣らない量の情報量をぶっこんでくるのか。あんな一瞬のアニメ絵で緩和されるわけないだろ。いやぶっちゃけ嵐だったら絶対にやらないぞこの移行。両方の印象を残すためにたぶんちゃんとMC挟んでくれるぞ。なんで……?なんか競ってるの……?

 

@所感

この演出のおかしいところは、謎のメロドラマ始まってイチャイチャしてるシーンが一番安心感があってしまうところだと思う。本来こういう腐売りはここのプロポーズで一番「キャー」なるはずなのに、なんだかむしろ箸休めのパートを担ってしまっている。たぶんそれはこのシーンが「演じている」ということを明確にして作られているからだと思う。実際メイキングを観ると宮田さんがこのパートの脚本を書いていることが分かったので、結構腑に落ちた。「これはファンが観て楽しんでもらえるだろ~」という意図が入っている。楽しんでいるけれど、意図が介在するから変なドキドキが無い。宮玉は本人たちの意図しない、少なくとも宮田さんの意図しない場所にやべえ世界が広がっているのだと改めて実感することが出来た。 いや まあ メイキングがっつり見ると明確に共作というか共犯ではあるとしか思えなかったので一概にそんなことは言えないのだけど…

ところで、当時のコンサートレポが載っている雑誌を読むと「ソファに押し倒す」と書いてあった。映像では別に押し倒されてなかった、指輪取りに行くとき頭を掴んでどかすところには滅茶苦茶萌えたものの、そんなシーンはなかった。これどういうことですか。

(追記:回によって演出が違ったとの情報を後日入手。……お前らさあ……マジでさあ……)

 

 

*1:どう考えても戦〇鍋/敦〇2011/通称痴話喧嘩バージョン。信〇にジャニーズでもないのに自分の感性をズタズタにされたことがある。ジャニーズへのリスペクトが過ぎるコンテンツではあるのですが。知らないジャニオタ各位も一度検索してみるといいと思う

BE LOVEの予告から宮玉担に一週間で転がり落ちた話

たぶん似たような話は星の数ほどあるんだろうけど、私の話は私にしか書けないので書かせてください。あんまり文章を書くのは上手ではないけれど、オタクは自語り長文を書くのが好きだし今回はどうしても記録を残しておきたかった。大体一万字あります。

 

~BE LOVEの予告から宮玉担に一週間で転がり落ちた話~

 

タイトルの通りです。

 

 

 

 はじめに

前置き①:カプの優劣とかそういう話はしたくなく、それぞれのコンビはそれぞれに素晴らしく、現時点の自分自身も宮玉が一番と思っているわけでもない。これから宮玉について延々と話をしているのに対して、私にとって永遠に一番だろうと思える二人組は別にいたりする。

前置き②:当方嵐ファン。お気に入りはいるものの、箱推し。嵐以外にも担当が複数いる。デビュー組からジュニア・何なら7○rderみたいな辞めてしまった人含めて名前と顔が一致するジャニタレは大体全部うっすら好き。(キスマイだけ違った)

あと恐らくキスマイファンの使う「担当」と私の使う「担当」の重みを比較すると明らかに後者の方が軽いと思う。現にこれを書いている時点ではファンクラブにはまだ入っていない。自分にとっての「担当」は「今応援してるし今のところ応援枠から外れる気配がない」程度の意味でしかないものの個人を指す場合「推し」よりはしっくりくる言葉なので使っている。それはファンでいいのでは

 

好きになるまでの時系列 (呟きと共に振り返る)

経緯は以下の通り。編集しようがなかったのでそのまま書く。

・10/4、ジュニアが出ている関係でTo-y2配信を観る。初めて観るキスマイライブであったものの、ジュニアにしか気を取られていなかった。何ならジュニアの出番以外は必死に夕飯を食べていたと思う。歌っていた曲もアンコールの2曲とマハラジャしか記憶がない。ただ、この7人の中では宮田のファンになりそうだな~という感想を抱いていた。

・10/9、朝開いたツイッター。「BE LOVE」なる言葉がトレンドに入っていたので閲覧、1分5秒の予告動画を観る。ジャニーズアイドルがBLをやらされているということに気恥ずかしくなり、薄目*1 。後半の不穏さに首を傾げる。何が起こっているか分からなかった。(9:50)

・10/9、予告動画と同時に目に入ってくる関連ツイートから「やらせではない」という気配を感じる。男子校系のグループ*2ではないということに対する衝撃を覚える。(9:52)

・10/9、再度動画を観る。やらせではないらしいのでちゃんと観る。出てくる構図や設定がいちいち往年の同人二次BLにしか見えないため、再度首を傾げる。(10:30)

・10/9、最近良質なBLに触れてこなかったな…みたいなことに思いを馳せたまま午前が終了する。

・10/9、夜に再度予告動画を観る。この時点で午後の時間を使って宮玉エピソードも軽く調べてはいたし、予告の「絶対に許さない」が癖になっている。「キスマイ怖い」というツイートが残っている。(19:50)

・10/9、「まじで宮玉なんなの」というツイートが残っている。(20:08)

・10/9、「もうわたし宮玉のこと好きになってる…?」というツイートが残っている。(20:57)

・10/9、「宮田ファンになる可能性感じてただけでなく、玉森の顔普通に好きなことを思い出した」という旨のツイートが残っている。(20:59)

・10/9、モモンガエピソードをRTした後に「顔良くてあたまおかしい人間好きになるに決まってる」というツイートをしている。(21:00)

・10/9、触れてきた創作物の関係で予告から分かる設定の全てが自分に突き刺さっていることに対する怒りのツイート。(21:55)

・10/9、WEBFES「星に願いを」を拝見。玉森の衣装(萌え袖)が自分の性癖にぶっささり涙が出る。(22:36)

・10/10、午前中はツイートすらしないまま、自分の心を整理できないまま、「宮玉」で検索をし続けていた。

・10/10、「こんな転げ落ち方したくなかった」というツイートや、つらいという旨を訴える大量の良く分からないツイートが残っている。(17:00頃)

・10/10、頭の中に星が舞っている錯覚を覚えた旨のツイートあり。友人と会う約束があったため渋谷まで外出。待ち合わせまでの時間でCDショップのキスマイ関連のPOPを見に行く。(18:00頃)

・10/10、友人と夕飯を食べるも、宮玉のことばかり考え全体的に雑な返答となっていることを自覚していた。ジャニーズに興味のない相手に対して素直にその振り回されているという感情を訴える。そのまま頭を抱えながら「To-y2」「KIS-MY-WORLD」の2枚を購入。「もう無理」「今買うしかない」「こういう気持ちに振り回されるの逆に貴重」「明日興味無くなってたとしても好きの気持ちを抑えないことは重要」「純粋に興味がある」「とりあえず曲は良い」「配信で聞いたし買うことには意味がある」などのうわごとを繰り返していた覚えがある。相手の反応は全く覚えていない。(20:00頃)

・10/10、寝る前に再度見た予告で吸血鬼要素があることを認識し心を奪われる。(24:57)

・10/11、日中のツイートは無いが、友人(10/10とは別の相手)と喋っているとき以外宮玉のことしか考えていなかった記憶がある。

・10/11、「2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD (DVD4枚組)(初回生産限定盤)」購入確認のメールが残っている。直後「なぜわたしはこんなことに」というツイートをしたことが確認できる。 (19:36)

・10/11、「キスマイのファンにはならずに済むかもしれないがこのドラマは一生思い出に残ることが確定してしまった」「沼に落ちた」「笑い泣きしている」深夜のツイート。たしかこのタイミングで過去の音楽番組録画からキスマイの部分を見て、玉森の顔を見ただけで反射的に泣いている。

・10/12、「To-y2」「KIS-MY-WORLD」のCDが届く。「運命」を先に聞き、本当に大好きな曲調であったと把握。「BE LOVE」の1番を聴く。涙が出る。その後正座し「LOVE(通常版)」購入。

・10/12、宮玉用のアカウントを作成。(18:43) その旨のツイートがやけにRT・いいねを得る。*3

・10/12、BELOVEドラマの「宮玉」が好きなのか、中身を好きになったのか分からない、という旨のツイートが確認できる。

・10/12、ここから夜になるにつれて中身の二人に関するツイートが増える。あとはなにやらぐずぐず言っている。

・10/13、先に中身にハマっておいたほうがいいんじゃないか?とか言っている。

・10/13、宮田の顔がタイプであることに気が付く。

・10/13、dTVに加入。キスどきを数話観る。キスマイのバラエティを殆ど見たことが無かったことに気づく。(23:00頃)

・10/14、Only one…を目当てに「Kis-My-Journey」CDをポチる。*4ついでに「キミとのキセキ」も購入。*5

もうあとはただのファンと化した中身のないツイート群が続く。

 

詳細な感情

こんなことになった原因としては、BELOVEの予告に対する「好き」と、楽曲に対する「好き」と、キスマイに対する「好きになれそう」と、コンビとコンビを構成する二人に対する「好き」の四つの柱があったのではないかと自分で分析した。

 

1.ドラマ予告部門

とにかく設定がぶっささった。自分が昔好きになったことのある物語の要素がすべて突っ込まれていた。あと一応この文章を書いているのは一話を見たあとなので観る前の感情を思い出しづらい。全部説明すると5秒ごとくらいに書かないといけないしその元気はなかった。感想は感想として別記事にするんじゃないかと思う。出来たら追記する。(追記:出来ました)

https://mtnigenkai1.hatenablog.com/entry/2020/10/23/234639

あと役名が「玉森裕太」と「宮田俊哉」なのはとにかくズルい。同人じゃん!!!!

 

2.楽曲部門

〈運命〉

ぜっっったいこんなの好きになるに決まっている。短調のカッコいい曲調はすべての思春期の「好き」の記憶を引きずり出す。予告で宇宙猫になった元凶だし、この曲を持ち歌に持つアイドルはみんな羨むと思う。

初めて宮玉の歌割?歌声?を意識して聞いた曲。キスマイの曲をちゃんと聞いたことが無かったので初めて最初から最後までちゃんと聞いた曲。初めてCDで聴いたキスマイ(?)の曲。私にとっても運命の曲。

予告で聴ける部分である「絶対に許さない」の絶妙にメンヘラな歌い方も好きだしそのあとの中二心擽る歌詞も大大大好きなのだが、フルで聴くとそれ以前も全て好きだった。

掛け合いが良いのは一つ一つ言っていったらキリがないので多少省略するが、「君に似ていたからさ」を高らかに歌い上げる宮田さんが一番ヤバかったし「最悪の言い訳」が面白過ぎた。印象に残りすぎる。なんでこれを歌った?!!!

玉森さんの全ての歌詞がメンヘラなので大好きである一方で本当にこれ歌っていいのかとなる。あと割と単純な時点で「複雑に絡まる恋物語」って二人で歌ってるのも面白い。恋物語ですね。あと「運命」の定義がすこし難しいというか、二番の「運命に逆らえたなら」と「運命に引き寄せられて」の「運命」違うもの指してるな…みたいな引っかかる仕掛けが面白いと思う。面白いしか言ってないのあれなんですが、一番好きな曲なので許してください。語彙が無い。

〈星に願いを〉

玉森担かもしれないの元凶曲。これを見てから玉森さんから目を離せなくなる呪いにかかった。人はきっとそれを恋と呼ぶ。

めちゃくちゃ二次元。もう一周回って最初の写真とかどうでもよくなってくる。映像と曲との感想が入り混じってしまっているのが何ともなのですが、これを今無料で観れるのとにかく最高ですね。

まず曲単体の感覚としては、それぞれの歌割がかなり長いのが大胆な構成だと思う。すごく丁寧な仕組み。コンサートの演出ありきで選ばれた曲だと思うけれど、二人曲なのに後半しか絡みが無いことでも感情を動かすことを最初から想定していたとしたら怖すぎる。

宮田パートは優しい声と焦がれる声がすんばらしい。あとちらっと星に願いをを演奏してあげた?エピソード?見てから色々更にあれなんですけどまだちゃんとそっちは吟味してないから置いておく…。

問題の玉森パートが個人的に特効で無理だった。華奢な男!!!!萌え袖なに?!?!?!「月明り強く光れ」という歌詞の詩的さでぶん殴ってきたあとに宮玉カメラワークのあとの!!!組んだ手!震えた手!!!無理!!!!!!!!あとは高い音を歌う玉森さんがほんとうに嫁。女の子。この子を一人で死なせた宮田が許せない。

・「運命の扉を開こう」の時のジュニアの振りがエモエモの気配がするもあまりよく見えないのが悔しい。

・このあとの全ての振りが限界をもたらす。特にお気に入りは「ねぇ本当私なんかで良かったのかな?」のステップ。練習風景を見せてくれ。

・予告の方が読み込みが強いので最後のカットは「あっ…見たことある…つら…」という感想。

〈BE LOVE〉

こんなに幸せな曲は聞いたことない。もうこんなのゼクシィじゃん…のイントロからのメロディーの完成度。シングルになることなく、二人の下に届いたこと自体が奇跡のような気がしてしまった。

ニゾンのパートが長くて、「二人の幸せな生活」感が全力も全力で注ぎこまれてからのサビ。その中でも最初から歌詞が良すぎて無理。夜明けまえから話が始まるのは反則だよ…。

予告で使われている部分では「ゆっくり」というワードが出ないけれど、たぶんこれが一番この二人にとって大切なワードなのも感情を揺さぶる。

あと今改めて聞き直して二番の「君のいない瞬間も感じられる」を聴いた瞬間に「星に願いを」の音源をポチった記憶が蘇ってきた。

この曲は肯定の物語なのが何よりも素晴らしくて、それは音源を聴くまで気が付かない良さだった。初恋はこんな気持ちだったみたいな存在しない記憶も蘇ってくる。

ここから始まったの怖すぎるし、まだ映像観てないんだけどみたら爆発するんじゃないかな…。…首輪……?(追記:上に貼った別記事で感想書きました)

 

3.キスマイ部門

自分は事務所担に近いところがあるなと自覚しており、前置きの通り、名前と顔が一致していればジャニタレは大体好きだった。その中で数少ない全く興味がないという例外がキスマイだった。例えばクールの合間にある、嵐が出演する大型音楽番組に複数ジャニーズが出た場合は、必ず曲部分は残す。その中で、少し興味があれば編集中にちゃんと流して聞く。その中で一度もちゃんと聴いたことがなかった。

そもそも自分にとってはキスマイは何となく「敵」というイメージが消えていなかったのだと思う。というのも自分が嵐にハマったのは2010年前後。それまでJ事務所というコンテンツに一切触れていなかったせいか、謎の刷り込みが発生していた。それは、I島派(やAKBグループ)が敵という認識だった。今となってはその肌感覚を説明することは難しいのだが、「わちゃわちゃ」と「格差売り」、「嵐派」と「SMAP派」という分断、別ベクトルから発生していたドラマ主演への押し込み、CD売り上げ枚数による小競り合い。嵐ファンはあまりキスマイに触れてはいけない、応援したくない・できない*6と思いこんでいたし、実際、ファン層も結構異なっていたように思う。舞祭組も格差売りの肯定のようで怖かった。

そのままキスマイがドラマなどに多く露出する季節が過ぎ、派閥が解体されても最初に作られてしまっていたイメージは消えず、*7キスブサも妙にテレビを観る時間に被らず、あとああいうこそばゆいというか家族と一緒に観て気まずそうな番組に対しては惹かれづらかった。更に、美咲ナンバーワンかなんかの予告番組で観た藤北のイメージが更新されず、「イケイケの男子高生」の集団、あるいは男子校*2みたいなイメージで止まっていた。

 

何が言いたいかと言うと、それまでは全くもってキスマイを好きになるとは思っていなかった。

今まで何かを好きになるときは、「ちょっと好きだな」の過程を踏んでしばらくしてから好きになることが多かったのだが、全く予想していなかったところからブッ刺さってくる情報は致命傷になった。以前はオタクの沼入りパターンみたいな言説を馬鹿にしていたのだが、全部本当でブーメランだった。

 

好きなものに所属する物は大体好きで、好きでないものに所属する好きはあまり続かない。このままキスマイを好きかもしれないと思えた話をする。

まず、キスマイは男子校ではないので好きになっても文化の違いから違和感を感じる可能性は少ないということを認識した。(男子校はBLをここまで本気でやれるわけがないので。*8でも女の子を口説く番組ばっかりやっているのにこんなことあるの?ありました)

次に、思ったよりずっと、円を描いて内側を向いているグループだと思った。

ジャニーズのグループなんて今は大体仲が良さそうだとは思うし、向上心の塊でもあるけれど、その活動の仕方はグループによって全然異なる。例えば若手のイメージとしては、ファンの期待に応えようと、或いはグループの中で少しでも目立とうとして、足並みを揃わないことも覚悟で全速力で突っ走ってくるような感覚がある。他の中堅のイメージとしては、それぞれやりたいことがある中で別々の方向を向いて別々の分野で頑張り、何となくバランスを保っていたりするとか、フロントメンバーを後ろから支えるような形だとか、とにかくファンの方を向こうとするとか、そういう例がある。

自分のジャニーズに対する「好き」の根源には嵐がある。嵐は、すごく内向きなグループだ。彼らは現状に満足しないし、コンサートで新規のファンを満足させることに余念がないし、昔からのファンのこともよく覚えている。活動休止の発表をしてから、振り落とされないように最後まで着いてきてくれと言った。でも、彼らは何よりも一番にメンバーの顔色を伺うグループなんじゃないかと思っている。正直手段と目的が入れ替わっているんじゃないかと思うレベルで、全ての行動がグループに尽くすことに帰結する。たぶんあいつらは300万人のファンよりも、グループが、自分自身が、他の四人が大事なんだろうなと思うのだけど、それが自分にとって一番安心できるグループだった。

私が一週間前から初めてちゃんと見たキスマイは思ったより嵐に似ていた。それはキスどきマッチングの構図のせいだけなんじゃないかと思う部分もあるが、妙にグループ仕事が多い。「ジャニーズらしくなさ」にアイデンティティーを置く。*9デビューしてからだいぶ経った2015年に「なるべくゆっくり歩いて行こう」と歌える。*10何よりグループ内でドラマを撮れるし、それを「ファイティングポーズ崩していない」という評価を受けるところ。

 

ファンを一番に大切にしようとしている人たちは、向上心を強制させられているようで少し怖い。「アイドル」としての理想が強いアイドルは、ファンも理想のファンにならないといけないんじゃないかとドキドキする。ファンを大事にするジャニーズは最終的に自己実現の方法が私の望むものと変わって、○口くんとか手○みたいな辞め方をしていくんじゃないかという怖さがある。若い人は、こういう人たちの方が好きなんだと思う。けれど自分はもう若くなく、少なくともそういう「応援しなくてはいけない」という気持ちは今応援しているジュニアだけでどうも手いっぱいなのだった。

まあこれは新規の戯言だしファン一番大事という前提を崩してまでアゲすることでもないしここでいう若手みたいな時期は確実にあっただろうしグループ仕事が多いのは彼らにとっては不本意なことかもしれませんけど!!

 

4.コンビ部門

宮玉の何が好きか書こうと思っていたのだけど、論理的に書こうとしてもこの時点で論理的思考なんて一つもなく、結局は「二人でドラマを作れる関係性」に帰結してしまう。

ただそれでも頑張って箇条書きをするのなら、

・最初にグループが組まれた上でシンメがあり、格差売りのCDデビュー期があり、今隣にいるという時系列

・物語として結婚→死別→運命を持って来るセンス

・玉森側が宮田に依存していないと絶対に発生しないはずのツンデレ言動*11

・モモンガ(それは結婚したい相手にする言動)

・寝かせない&ベッドにもぐりこむエピソード(それは恋愛的な好意混ざってないと出来ない行動)

辺りは刺さった。でもこれだけの情報を先に出されたところで、あの映像が無ければこんなことにはなっていなかったと思う。やっぱりあの映像から感じられる本気感を私は好きになったのだ。

あと、普通に宮田さんと玉森さんを好きになってしまった。

 

宮田さんのイメージは言動が若干イタいイメージで敬遠していた。

オタクなのは何も悪くないが、ラブライブプロジェクトなどの男性向け二次元コンテンツをそれなりに追っている陰キャのオタクとしては、オタク用語を使いこなしオタク友達がいてオタ芸をする陽キャのオタクほど恐いものはなかった。*12

ただ、ライブ配信を観たあとの時点で既に喋り方が優しい人とイメージが変わっていた。コンテンツを追うごとに穏やかで誰からも愛されそうな人だと認識するようになった。要素だけで言えば、今の担当の一人になんとなく似ていることに気が付き、更には鼻と笑顔に気を取られていたものの、そこ以外に目を向けるとタイプの顔だったので死んだ。一度タイプの顔と認識すると、アンインストールは厳しい。BE LOVE一話を経て圧倒的リア恋枠との認識まで追加された。(一方で玉森の恋人というイメージが一番最初から植え付けられてしまったのでリア恋は出来ない。)

玉森さんは本当に印象が無かった。自分が何を思っていたのか思い出せない。

重度の面食いなので、本来ちゃんと認識していれば最低でも顔ファンくらいまでになるはずだったのに、キスマイ本体への敬遠から気にしたことがなかったのだと思われる。

玉森さんとの出会いは宮玉との出会いとイコールなので、先に「どうやら頭がおかしい人だ」という状態から入った。今となっては割と分かりやすい部分もあるかもしれないなと思うものの、こちらも植え付けられた印象は消えない。何考えているか分からない顔の綺麗な男は、性癖である。華奢だけど骨格はしっかりしていて色白な男は性癖。先に場所を与えられて、それに見合った成果を出すジャニーズも性癖。情報が増えていくたびに、死にそうになる。もっと彼のことを知りたいし、彼みたいになりたい。私は全ての担当(もしくは担当が演じた役)に対して「こうなりたい」と思ったことがある。顔を見るだけで訳も分からず涙が出たりする。

つまり、もうどう考えても担当なのだ。

 

私は好きな人が好きな人と一緒にいる様子を見るのが好きだ。この「好き」には必ずしも恋愛的要素が含まれるわけでもないけれど、これからも近くにいる様子をみていたい。そんなことを思い、私は宮玉担になることを覚悟したのだった。

大体の初心者向け教材は把握したので、これからはキスマイの中の二人もしっかり追い始める。

願わくは、一番好きなグループが休止してしまった後の心の穴を埋めてくれる存在になって欲しい。好意はコントロールできるものではないとはいえ。

 

 一週間で転がり落ちた話は以上です。ありがとうございました。ありがとう宮玉のいる世界。

 

 余談

1.他のキスマイのメンバーに対する今のイメージについて

藤北

〈Before〉好戦的なシンメ。ここから好きにならないとキスマイは好きになってはいけないと思っていた。

ニカ千

〈Before〉区別できるまで一年以上かかったし、区別できるようになったあとも稀に混ざる。

 

藤ヶ谷さん

〈Before〉絶対イケイケの怖い奴だと思ってた。翔さんの強火担という噂だけ知っている。

〈After〉サーファーらしいのでやっぱりイケイケじゃんと思う一方で、割と素朴な常識人というイメージに変わった。二次元にいるタイプのかっこよさだと思う。桜の花びらのくだりを今見て乙女過ぎて震える。絶対観てたはずなのに記憶抹消されてるのなんで…?

北山さん

〈Before〉イケイケ班のイメージ。よく身長ネタでいじられているという噂は聞く。

〈After〉思ったより喋り担当だった。異様な安心感がある。サッカー推薦の話はどこかで聞いていたけどそういう堀越組は素敵でいいなって!

千賀くん

〈Before〉翔さんのお友達。翔さんのお気に入りなのズルい。

〈After〉しばらく見ていて担当の一人に表情のレパートリーが大変似ていることに気が付く。それ以降玉森さんが気配消しているときは一番に目に入ってくる。まだなんとか保っている(?)もののたぶんそろそろすごく好きになる。好きになった人は熱量の差こそあれずっと好きだし好きになった人に似ているという理由で好きな人が増えていくタイプである自分が恨めしい。少し道が違っていたらここからキスマイを好きになっていた可能性もある。

二階堂さん

〈Before〉八重歯の人。

〈After〉笑顔がすごくかわいい。

横尾さん

〈Before〉フリ家の人。うっすら歌がヤバいということも知っていた。

〈After〉まさかこんな滑舌悪くてポンコツなところと器用さが両立してる方だとは思わなかった。料理キャラなのも知らなかった。太一さんっぽい。

 

(元も子もないことを言うと基本的には単純接触時間である程度好意は募っていくと思うので、ちゃんと これから好きになると思うので、許してください)

2.この一週間でお金を落としたもの

・CD To-y2(通常版)

・CD KIS-MY-WORLD (通常版)

・CD LOVE(通常版)

・DVD 2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD(初回生産限定盤)中古

・CD Kis-My-Journey(初回生産限定盤B)中古

・CD キミとのキセキ(初回生産限定盤A)中古

・dTV

・10/14販売 TVガイド・TV LIFE・TVstation・週刊ザテレビジョン

 

*1:いわゆる共感性羞恥

*2:ホモソーシャル。男同士で絡むのが心底楽しそう。コミュ強の集まり。若くて向上心高い。女性を姫として扱う。そして陰キャは馬鹿にされる…というド偏見。最近デビューした2組とかWESTとかがそうじゃないかと思っている。これらのグループも別に全然嫌いではないしお気に入りもいるのだが、メンバーだけで喋るような機会(それこそコンサートとか)で根本的な違和感を感じ、箱推しにはなれないのではという懸念がある。

*3:現時点で約50RT400いいね。たった一日でツイッター人生7年で最も大きなインプレッションを獲得していた。この微弱で断続的な快感もキスマイコンテンツを追うことを加速させていた気はしている。

*4:宮玉三部作との親和性があるとの噂から。歌詞見ただけで買っても後悔しなさそうと判断

*5:宮玉を「離れ離れになりそうだったけれど離れ離れにならなかったシンメ」と認識→離れ離れになってしまったシンメに思いを馳せる→セクバに思いを馳せ沢山コスプレしたJr引き連れていたPVの存在を思い出す→純セクバは殆どいないことには気づきつつも(どうやらセクサマの記憶と混ざってた)どうせなら今買うしかない、の流れ。まだ観ていないものの出演ジュニア一覧を見るだけで割と辛い。もう半分以上いない。

*6:この辺の「応援できない」の感情は割と根深く、ジュニア担をやっている今改めて感じている。全員がデビューできないし、デビューしても事務所の労力は全員には割けない。事務所に対する怒りが沸いたりするのは大抵このタイミングだし、今の社長&副社長はジャニーさんと比べたらまだ割と理不尽な仕打ちを発生させない方だと分かっているながらも、最近めちゃくちゃ感情かき乱されていたりするので、当時の自分の感情も分かるなあと思う。今となっては嵐は不動のトップであるものの、思い返してみれば2010年頃の嵐にはライバルがゴロゴロいた。

*7:JUMPは派閥を変えようとして干されたという噂があったり、Sexy Zoneはレーベルを変えたりした話があったので情報が更新されていく中で、キスマイは(何なら三人移籍後も)SMAPメンバーのお気に入りっぽいなという情報ばかりが入ってきていた。その一方でスマスマ世代ではあるのでSMAPは普通にそれなりに好きだったという理不尽。

*8: Jrとかが沢山出ていた?SMAP派閥(言い方)でやっていた?コント番組の中のBLは正直キツかった。ああいう笑い方をするようなものじゃなかったことも今回のインパクトとして大きかったかもしれない。今は本当に良い時代になった。

*9:まあ2020年初めて曲聴いた感想としては全然ジャニーズなのに何言ってるのとは思いましたが…先駆者の当時の感情はよく分からないので許して…。

*10:嵐の「できるだけ」みたいだなって思った。

*11:にのあいでみた

*12:陰キャのオタクでもコミケ以外の現地参戦は稀にしているのだが、いつも周囲にドン引きして帰っている。女オタの友達がいない女オタの人権は極端に少ないと思う。私怨とも言う。