星がきらきら

Mais comme elle est loin!/遠き七つの星へ愛を

Kis-My-Ft2ライブツアー2024「Synopsis」感想 / 俺たちの新しい船

 

楽しかった。私の全てだと思った。キスマイがいれば他のものは何も要らない。
自分の人生を頑張らないファンがついてるよりも自分の人生を頑張ってるファンがついてる方が彼らも嬉しいだろうから、全てになんかはならないけど、他の全ての娯楽が奪われてもいいからドームに立つキスマイを見続けていたい、そう星に願いを込めてしまうようなライブだった。

 

※曲ごとの感想とセトリ分析が入り混じるいつもの怪文書です。初期はもうちょっと統計(笑)的なことを書いていたのにどんどん胡乱になっていく。記憶も怪しい。大阪・東京五公演参戦済。大阪の記憶と東京の記憶が入り混じっています。2万2千字。

 

 

開演前

FDLのセトリインストLOVE~!そして開演直前のスクリ〜マ〜ズかわい〜!!ファンになってから初めて観たHOMEの時からずっと大好きな文化。

FF大好きなたいぴたいピーチがクラウドなのもポケモン好きな俊哉芋哉が黄色い耳つけてるのもわたマザオレが野球なのも良かったねってなる。ニカメロンが麻雀ゲーム担当なのちょっと面白いけど。麻雀エピソードが存在する千ちゃんダンシングソーダに持たせても良くないからね。台詞の「キスマイ」の色がセリフのたびに違うのなんか好き。あと非常口サインに姿を変えるのも好き。

 

OP映像

マジで最高!全部最高!

センターが王道の勇者なのも!

姫の心狙い撃ちな男が運転してガンマンなのも!(あとガンマンってのび太君的なイメージもある、普段は冴えないのに劇場版とかのここぞという時は決める心優しき主人公)

サイコパスキャラで美容品開発するけどフィジカルがめちゃくちゃ強い男が杖ぶん回してる魔法使いなのも!

動物との繋がりがあって、俳句永世名人なだけじゃなくてアイドルとしての言葉の力に一番自覚的な男*1が狼を召喚したり言葉を操ってる賢者なのも!

仮面を被って(帽子をかぶって)毛皮をまとって(キャラを纏って)、でもいつだって一番遠い座席や見づらい座席に心を配って心撃ち落としてくる男がアーチャーなのも!

顔が!顔がとにかくいい!!時代劇でもカッコイイ!!そして誰かが困ったときに誰よりも早く手を差し伸べる男が機動力ある方の勇者なのも!!!

設定も良ければ表情もいいし10th Overtureとのマッチっぷりも最高、そして映像美。これから何かすごいことが始まるワクワクを育ててくれる映像本当にありがとうございます。売ってください。あとこの映像のわたるがかっこよすぎて初日秒で横尾担の顔し始めました。箱推しです。

あとファン層以外にもゲーミングライフなどを通して「ゲームをやっている」というイメージがある宮玉だけが現実スタートで話が始まるのも良いな~~と思った。リアルとの連続性って没入感を作るためにめちゃくちゃ大事だと思っているので

 

1. Loved One

テレビ下のデッキ、Synopsisのディスク(このディスクのSynopsisのロゴなんてマジで端っこの天井席から見えるか見えないかくらいなのにプリントされててありがたすぎる)の上からキスマイが出てくるような描写、あのゲームの勇者たちが今から踊ってくれるの、最高~!!!

FDLのリバステは後ろ姿なのもあって気持ち声出しづらかったんだけど、最初からこっち向いていてくれるので序盤から最高潮。イントロの軽快なメロディは冒険の始まりでしかないし、これ以上の1曲目は無い。

失ったものもあるけどこの先に何があっても笑顔がある、迷いはない。メッセージ性も今のキスマイにこれ以上無いほどに合っている。

藤ヶ谷さんの歌い上げる「party is never gonna stop」が本当に本当に最高で、CD音源じゃない生の声・生の熱が伝わってきて最高。最高!


2. Keep it 100

ダンス、全力〜〜〜〜!特効~~~~!!!!!FDLから引き続いてる「全力」が早くも2曲目でアピールされるのハッピー!!!

東京2日目のMCでも言及されてたけどダンサー引き連れてトップで踊る玉森さんがキレッキレでかっこよすぎてすごい。あと千賀さん、ほんと千賀さん、千賀さんプロデュースなだけあってダンス半端ない。千賀さんだけならインスタで見れるの本当にありがとう、振付もありがとう、大好きです。


3. A.D.D.I.C.T.

Keep it 100、「I'm original」って歌詞があるんですよね…言い換えれば「本家俺たち」なんですよ…Keep it 100の次の曲としてこれ以上の曲ないですマジで、普通こんなん考えつくか?

そんでもってこの曲が円を描いて内側を向きながら歌うフリがあったのマジでビビった。何より思い返せば前からこの振りはあったことが一番怖かった、キスマイというド内向グループがその内向性を維持しながらオラオラしてた曲だった…一番「キスマイらしさ」がある曲、そりゃ本家はあなた達しかいないよ…元々そうだった…。

五公演マジで全部天井なので彼らの表情全然見えてないんだけどスポーツ紙見たらめちゃくちゃ笑顔だったの衝撃だった、あの過酷な振りでも互いの顔見てニコニコしてるのって本当にキスマイ。あとこの曲で花道一番最初歩いてくる藤ヶ谷さんを浴びるためだけにアリーナ入りたかったのは事実。

 

4~9.  マッシュアップ

4. SHE!HER!HER!
5. キ・ス・ウ・マ・イ ~KISS YOUR MIND~
6. アイノビート
7. Shake it Up
8. S.O.S (Smile On Smile)
9. 運命Girl

ここは2012年・2013年リリース曲でまとめられてて、初めましての人に向けた自己紹介でもあるんだと思う。ローラーも履いてるし。ボッテガのローラー。通常後半の盛り上がりとして使うマッシュアップを頭に持ってきてるのびっくりした。隠し玉を作らない全力体制。

マッシュアップは予想される音と違う音が流れてくるので過去公演だと毎回面白くて笑っちゃってたんだけど、歴代のライブの中では最も音の繋がりが自然だった気がする、具合悪くなるのがマッシュアップの楽しみ方だと思ってもはや物足りなさがあったのでもっと冒険して欲しい。四曲目から冒険されても初見のお客さん戸惑うだろうから今回こうなったのも割とわかる。

シーハーハーのアレンジで「キスマイ×6」で一人ずつ抜かれるの凄い好き。あと東京から突然運命Girl中にコーレス要求されて面白かった。確かにFDLも回を追うごとにファンの声が要求されるパート増えていた記憶があって、でも全会場行ってたわけではないから「気のせいか…?」とも思ってたんだけど、今回ばかりはわかる、全然気のせいじゃなかった。

ドーム公演、オタクの声がちゃんと出てるし煽れば煽るほど声が出るのでコーレスのパート増やしてるのめちゃくちゃいいと思う。移動の都合が大きいんだろうけど、この増えたコーレスも、妙に長い一発目の挨拶も千賀さん担当なので、そういう今のキスマイの役割分担を感じられるのも(恐らくにかぴょんの意志も大きいんじゃないかと思えるのも)見てて楽しい。でもごめん、一つ言うならわたし「超順調」って言いたいです。超順調、どこいった?

 

家電映像

8000円ペンラへの付加価値を足す意図もあるんだろうし、ジャケットとかLoved Oneのストーリーとか具現化したときのセットの可愛さとか、色々な理由に基づいてはいるのだろうけど、ゲームコンセプトから「冒険」の方に繋げるだけではなく「ゲームをやっている環境(家)」「電気」にフォーカスするのめちゃくちゃキスマイっぽいな〜〜!!って思う。

ものを発展させるだけではなく、一度遡ることで、他のグループがやってないことをやってくれる部分は私がキスマイを追ってて楽しい部分の一つです。
ロッコ初登場のタイミング記憶失いきってるからここで書くけど、トロッコのデザインがケーブルモチーフなのもすごい好き。

各コンビ×3、今のキスマイの基礎なので楽しい。映像内での関係性って対外的にも分かりやすいと思うし…ボールガンガンにぶつける玉→宮、社交ダンスをしだすわたたい、一体何なんだ…

世界観はIt takes twoっぽいなあとも思った。*2
もしかして、わたたいと宮玉とニカ千は夫婦ってコト…?って言ってたら元々熟年夫婦のわたたいと元々結婚8年目の宮玉だけでなくニカ千まで熟年夫婦だったことが7/9のキスラジで発覚してひっくり返った。は?

あと個人的に良いなと思ってるのが、あんまりゲームをしない*3ニカ千が子供たちに襲われそうになってる危機を、宮玉とわたたいが救ってるところだったりする。冒頭OPでは宮玉が「ゲームをしている」という描写があるけど、ファンからしてみるとわたたいも相当ゲームをしてるので、そのバックグラウンドが拾われた感じがするというか。

突然の停電でわちゃわちゃするスクリーマーズ、かわいい。マジで外が雷雨だった東京二日目の謎のざわつき、なかなか忘れられないと思う。水を操るニカちゃんはそりゃ天候も操れるよね。

 

10. Connecting!!

映像から繋がって、電気が通ったセット機構、つまり家電から出てくるキスマイたち。かわいい。家電の対応どうしても覚えられなくてレポで見てブクマ忘れて結局忘れてるけど洗濯機から出てくるニカちゃんとラジカセから出てくるガヤさんと冷蔵庫から出てくる玉森さん、なんかそれっぽいな〜〜って思っている。

これ書きながらLuv Biasの初回B特典映像のハンぎょボールで「冷蔵中」の札持ってる玉森さんがマジで好きで生写真二枚買った記憶を思い出した。サムネ参照。冷蔵庫の中にいるスクリマズも大好き!!

www.youtube.com

情報量に対して曲の時間足りないわ家電やら滑り台やらトランポリンやらでギミック多いわコーレスで忙しいわでたぶん色々見逃してる、ダンサーが持ってる小物パネルの中にラボンあるらしいのに全然見つけられてない。I Screamとの関連性もあるのかなあ。


11. 3D Girl

話題の2024年のセグウェイ演出ですがこれ、たぶん、「家電」とか映像で乗ってたルンバ的な役割として使ってるんじゃないかって思う、家電から出てきたら次は家電に乗ります的な。「3D」も今どきは機械の機能としてしか出てこない言葉だし、これはニカちゃんの大好きな「家電」の曲だと思う、マジで。

だってConnecting!!前の映像、(千賀さんは電子レンジに入るけど)二階堂さん、ルンバに乗って終わってるんですよ…二階堂さんのお家で大活躍してるお掃除ロボット……これは二階堂高嗣のセトリのこと考え始めて三年以上経ってる自分が言ってるのでマジで信じて欲しい。セグウェイはルンバ。

トンチキには人の目を惹きつける要素があるとして意識的にやってる部分もあるとは思う、やっぱさすがに何年経ってもトンチキではある、面白いものは何年経っても面白い

・この曲と8kg衣装の相性がめちゃくちゃいい。光量8倍ペンラと8kg衣装との相性もいい。ギラギラというだけじゃなくてミステリアスでもあるんだよね衣装、うまく言えないけど

・「ふたりきりでずっと遊ぼう」ってニカ千が背中合わせで歌ってるの、ニカ千の関係性が重すぎて毎回ゾクゾクする。デビュー前からこれやってたの…。

東京二日目の横宮が目合わせて「甘く赤くしたたる果実」歌ってたのヤバかった。後述するC'monovaが一番だけどSynopsis全体的に横宮の供給がすごい。

・「俺だけを クルワセロクルワセロ」で人差し指こめかみ指して首動かす振りのとき横尾さんカメラに抜かれてるのすっごい好き。毎回見ちゃう、A.D.D.I.C.T.の「無防備な君はSo Insane」が横尾さんパートになっているのいつも最高と思ってるけど、横尾さんってメンバーの中で一番「狂い」から遠いと思ってるんだけど*4そんな人間がこっちの理性を狂わせてくる感じが堪らなくて…

・「oh!hu!」って玉森さんが腕伸ばしてる振り大大大好き。(たぶん前北山さんの歌割りだったとこ)
玉森さんが目に見えて命削ってライブしてた東京三日目では出来てなかったので、あれ余力があってノリノリの時しかできないのかもしれない。名古屋でもう一度見たい、叫んじゃうくらいかわいい

 

12. ほしゆい

3D Girlの歌詞「この星に生まれた意味」「めぐりあう引力こそが運命」から"星を繋ぐ"という意味合いの「ほしゆい」を連想するの誰が考えるんですか?!?!

客席のペンライトはConnecting!!から引き継いでここまではほぼレインボーなのだけど、この曲でメンステを離れて一番光の強い星みたいな色(レインボー)の客席の方に歩いていくキスマイの姿も、客席が少しずつ思いを届けるためのメンカラに変わっていく様子も綺麗ですごく良かった。女性ダンサーと組んでる良さ語りたいけどいつも自分の視線がとっ散らかってるので藤ヶ谷さんがドンジュアンなことしか認識できてない。アリーナ引きたかった〜!!

・大阪初日で二階堂さんラップの歌いだしタイミング丸々間違えて一回目真っ暗な中ラップ歌って、もう一度ライトの中でやってた記憶が蘇って毎回ドキドキする。このときの8㎏衣装大阪では実は間に合ってなかったことが東京のMCで発覚したし、ギリギリの中でギリギリまで練ってくれてて感謝しかないです

・盆踊り振り好き。

・落ちサビ?の宮田さんのソロかっこよすぎるし歌割の振り分けをしたであろう横尾さんの思想を改めて感じる。曲調的に叫べないのがしんどいくらいかっこいい。

・ほしゆいのラストで横尾さんの流し目みたいな表情が抜かれてるのヤバい。プロデュース曲は基本的に*5プロデュースしたメンバーで最後カメラ抜かれるんだけどこれが一番ヤバい。曲調的に叫んでいいのか分からないけど叫んだ、特に大阪初日と東京三日目やばすぎた、や、Connecting‼ラストのニカちゃんも毎回違って可愛いんだけどね!


13. I Miss You

ほしゆいのハッピーなストーリーから秒で破局させられたのでちょっとびっくりしたけど、タカシのことなのでほしゆいの和コンセプト星座→七夕の織姫と彦星くらいの連想はしてるかもしれないな…と思う。ほしゆいで女ダンサー連れてきて秒で破局させるの、ファンの精神衛生にはいいかもしれない(?)

雨が降ってると織姫と彦星は会えないわけだけど、この曲の演出ずっと雨降ってるんですよね、MVでは全く雨降ってないのに。水色のスポットライトが天井向いてて雨雲みたいになってるのすごい綺麗なので見てほしい。

あとスケルトンLED本当に天才的、スクリーン置いてその後ろで踊りたがる団体ってデビュー組でもジュニアでも割と多い印象あるんだけど、「こっちはおんどれのツラ拝みにきてるんじゃい💢見えんわい💢」ってなったこと一度や二度じゃ済まないんだけど、そのストレスがゼロ。どこの角度からも誰かしら見れるし映像とのマッチが素晴らしい。MVの電話ボックスも想起させるし、ただ新しい技術を使ってるだけじゃなくて必然性があるのが嬉しい。

Skelton LEDとしてクレジットに名を連ねていたこの企業さんにも感謝。過去の公演では参加してなかった企業だと思う。

ev.ray.co.jp


14. C ‘monova

フラれてるのに秒でメンタル持ち直すキスマイ。初日イントロ流れたとき唖然とした。

I Miss Youで使っていたスケルトンLEDの中からこの曲で散らばっていくんだけど、スケルトンLEDを「柵(しがらみ)」に見立てて「柵もリテラシーも不要だ」なのではないかと今のところ推測してる、そういうとこあると思うの。

・横宮カメラ大会、今のところ全五公演とも開催されててすごい。いつ始まった?と思ってちゃんと見たら勢いの良いナンパみたいな感じで宮田さんから横尾さんに声かけてた。藤千組がオラオラしてて千賀さんがジャケット少しはだけさせて肩見えるのも好き。

・スケルトンLEDのフチをなぞるわたる、マジで可愛いです。


15. HEART BREAKER

また一瞬でハートブレイクした?!って思ったけど、カモノバと同じCDなので曲のつながりはある。あとこのくらいグチャグチャな心の急転落下が無いと「キスマイの今までのあらすじ」(後述)っぽくないな…とは後で思った。ニカ玉のクレーンタッチの進展とわたるのにこにこの「悲しいよ」が面白すぎる、そういう曲じゃないだろこれ。最高です。

大阪の時点ではニカ玉の邂逅が玉森さん側からのアドリブだったみたいで対応しきれてなくてカメラ割ごちゃついて横尾さん明らかに割を食っててMCでも言及されてたけど東京からは整理されてニカ玉タッチ→横尾さん「悲しいよ」になってたので会場ごとに公演ブラッシュアップされてる〜!!と思った(それでいいのか感想)


16. Kiss魂

この歌、「魂」といいつつ歌詞の中身は「心が鼓動がめぐるのさ」とか「キミの心満たされない」とか「UniverseのHeartに届かす」とかびっくりするくらい「心」の話をしてるので、HEARTとしての繋がりがハッキリしててビビった。

あとHEARTBREAKERってリリースのタイミング的に分かりやすく「北山さんが抜けたことへの傷心」と重ねやすい歌だし、「心」や「鼓動」の話をしていたのは直近のライブFor dear lifeなのでキスマイの直近のあらすじってこれじゃない?!傷心から間を置かずにFDLをやったという歴史を(勝手に)感じられるというか。


17. WANNA BEEEE!!!

もしFDLを経て「鼓動なんか飛び出す程上昇」のメンタルになってたとしたらこれほど嬉しいことは無いよね、「掲げた想いが星になる」もちょっとペンラの話みたいで、3D~ほしゆいにある「星」コンセプトにも繋がってる気がする。衣装も星みたいにキラキラしてるし

あとこれに関しては流石に意識されてる訳は無いんだけど、結構前のPersonでキスマイが表紙だったときに「七人の勇者、伝説になれそうじゃん」というコピーが付いてたのが印象的で、最近宮田さんがインタビューでキスマイのことを「勇者」と例えたときにも、OPで玉森さんが「勇者」として描かれてるのを見たタイミングでもあと逸れた流星群の「抗う勇者であれ」の歌詞見たときも思い出していたコピーだったので、私が求めていたものにキチッとハマる曲だった。

ただ、「伝説になる」はゲームでもありがちな最終目標ではあるから、今回のコンセプト的にはもしかしたら偶然ではないのかもしれない。

 

MC

毎回最高なので各々の感想に任せます、個人的にはたいぴの頭の回転が毎回速すぎてリスペクトで打ち震えてることが多い。セット機構が良く見えるようになってるのも嬉しい、彼らのここまでのあらすじが沢山詰まっていて愛だし、特にともにのジャケ写はチームキスマイの強いメッセージだと思ってる。あとみんな思ってるだろうけど宮田さんの告知量がエグ過ぎる。

FDLのMCは割とずっと身内ネタだったのに東京は社会人で偉かった。わたたいデートの報告したっていいしmixiの話をしたっていいんだぞ mixiはライブMC発祥でしょ?!

 

18. Chillax’

流れに困るものをMC直後にブチ込むのは過去からの傾向と信じてるから、これは前後の曲からのこじつけは諦めさせてください、「MCは休憩なので休憩曲入れたんじゃない?」とか言い出してもいいんだけど。

東京二日目、宮田さんがめちゃめちゃかわいく歌詞飛ばしてニカちゃんも飛ばしてグダグダになるかと思いきや藤ヶ谷さんが完璧な歌声で正しい流れに一瞬で引き戻してて「今のキスマイの芯って本当に藤ヶ谷さんなんだ…」って実感した曲。そういう曲ではないはずなのに。


19. Forever girl

セトリ的な話をすると、ファン参加の曲をMC直後にやるの「キスマイっぽいな~!」って思った。ガチ恋上小悪魔Lipとか大体こんな感じだったと思う。

ファンとしての話をすると、初日で突然踊らされるの「キスマイってそういうとこある!!」って思った。いやウィアキスとかだって開演前にもレクチャーあったのに?!

でもそういう突拍子もないところが大好き。そして東京では完全に順応してる自分がいた。染まってた。ちゃんと踊るメンバーとそうでもないメンバーがいるのも好きだし、ダンサーさんたちはペンラ用の振りを踊ってるのにキスマイは踊ってない時間があるのも好き。キスマイの変なところ全部好き。

 

ダンサー紹介

二階堂さん一人が出て来て会場が緑一色に染まってフゥ~~~↗↗ってなるの大好き。何回見てもこのくだり好き。

ダンサーさん紹介のときのムービーマリオ風で凝ってるのとピキラとかのアレンジ音流れてるの大好き。

あとごめんここでお気持ち表明していい?長くなるので飛ばして大丈夫です。
ここでみんな座って休憩してダンサー全く見てない客結構いるのめちゃめちゃ!!嫌い!!!大体この感想と同じ!!!

HEROes参戦時に北山くんや三宅くんのパートで周囲全員座ってるの見たときの感想

いや私だってダンサーだとそこまで愛着無いからキスマイに集中出来て嬉しいな~とか言っちゃうしキスマイもジュニアに対してやってたのと違って立っててくださいとか言わないけど!!共演者に失礼じゃない?!?!キスマイもしょうがないなって思ってるんだろうけど!!金払ってる客が何しようと自由だけど、学級会繰り広げる気もしないけど、「しっつれいだなあ!!!」って苛々してる矛盾した異常者が人々のことを天井席から見下ろしているかもしれないということはこれを読んでいる人だけでもちょっと頭の片隅に置いといてくれると嬉しいなって…だって「続いてはこちらのコーナーです」ってわざわざ紹介してるんだよ、これも作品の一部ですよう…いや映像に集中してるのもいいし水分補給大事だし休憩大事だし、何よりライト振ってるのとかも結構見えるんだけどね、それはほほえましく見てるんですけどね…これ本当に赦せる自分になりたい人の文章ですか?

お気持ちついでにちょっと個人のスタンスの話をするけど、キスマイが今回「ジュニアではなくダンサーを付ける」という選択をしたの、キスマイの意志かどうかは割と微妙だな…と思っていて。ジュニアを付けるか付けないかって、超絶わがままを言える超絶集客力のグループか、あるいはジュニアのプロデュースをしてるとかでない限りはそんなにグループ内に決定の権限がない気配を感じるというか、以前、キスマイとほぼ同じスタッフ陣の同事務所グループがほぼ同じ布陣のダンサー付け始めたときに「本当はジュニアを付けたかったけど出来なかった」というニュアンスを感じさせてきたことがあって、あくまでニュアンスであって明文化はされてなかったとは思うんだけど、確かにジュニアをつけてる時だって人選には大人の事情をガンガンに感じたし、今の若手グループはどんどんジュニアを付けなくなっているし、ついでに言うとこの微妙な時期にスケジュールが空いている子たちも少ないしダンススキルあるグループ無所属のジュニアほぼ消えたし…で色々な協議の結果こうなってるんだろうな~~~と個人的には思うので、「ダンサーいらない!」ってキレてるのも、「ダンサーをつけるという選択をしたキスマイ流石!」って賞賛してるのも、両方なんか違うんじゃないかなあ…と思っているめんどくさいオタクです。社会に擦れてしまった。「ダンサーの使い方上手い!」とかは「それな!!!」って思います。一ブロック目はダンサーとキスマイが混ざって分かりづらいという意見も「それな…」とは思います。ハニットの玉森さんのキレキレダンスで元は取れてると思いつつも。

 

20. Luv Bias

逢えるのときでIMPACTorsの曲のあとにNo.1 Girlにしてるセトリ見て、「他の人に集中した意識を戻すためには玉森×ラブソング」という思想があるんだな…と思ってたんだけどそれの気配がした。Luv Biasは何回見ても名曲。

 

21. Jenga Love

Luv Biasがキスマイの中で圧倒的に"水属性"の曲として扱われている理由、歌詞には本来水の要素って全然ないからボス恋4話のどしゃ降り雨キスシーンが元なんだろうな…と元々なんとなく思っていて。今回Luv Biasはあまり水要素がないな…と思ってたら、「In the rain もういい加減 好きと伝えても」でちゃんと歌詞内で雨が降っている曲を次に入れてきたのちょっとビックリした。二番歌ってた記憶はないけど、音もレーザーも割と雨っぽいので、この曲はずっと雨が降っていると思う。

あとJenga Loveって割とボス恋の前半のストーリーみたいな歌詞なんですよね…潤之介…シロジュン…もしかしてこのブロック全体的に「シロジュンみたいな衣装」としてイメージされてたりします…?

あととにかく振りが天才的。ありがとう振りをつけてくれたダンサーさん、白い紐が揺れる衣装と細かいフォーメーションチェンジと繊細な振りと細いレーザーの色が合っていて、天井席から見ていて一番綺麗な曲の一つです。

 

22. With…

まさか「マイクスタンド機構繫がり」というセトリのつながりが発生するとは思わなかった。昔のライブのTell me whyの花スタンドマイクとかも大好きだけど起き上がりこぼしスウィングマイクスタンドすっごい良かった、土台がくるくるするマイクスタンド。

それぞれのダンスの特徴とかも良く見えるし、遠慮が垣間見える女性ダンサーとの絡みよりもずっと恋愛してる動きが見えてとても楽しい。この曲のメッセージは「世界は美しい」なのだと藤ヶ谷さんが言っていた記憶があるけど、スモークを焚かれた雲のようなステージ上で六人が舞っている世界は本当に美しかった。この世界には楽しいことが沢山あるんだってこの曲見てると心からそう思える。

歌詞の繋がりの話をするとJenga Loveからは地味に「朝」という要素が引き継がれていたりする。

 

23. Reset

ごめんこれは流石に「Reset」というタイトルだけで選んだよな?!

キスマイの新たなステージ、これからを表すための次のブロック前の曲としてはピッタリのタイトルだとは思う、でも今回恋が上手く行ってる曲の直後に失恋ソングブチ込みすぎじゃない?三回目だぞ…?!

確かにね、キスマイのラブソングの中でも"同棲"の空気感があるものってそこまで多くないしその点ではWith…とはぴったりだし!このくらいグチャグチャな心の急転落下こそが「キスマイのあらすじ」って感じではあるんですけど!!(二回目)

ただでも、キスマイのあらすじ、という観点で言うとこの曲は逢えるde showの「足音」と重ねてるんじゃないかなって少し思っていて。メインステージで等間隔に並んで歌いあげてるの、すごいデジャヴで、その中でより歌詞世界の恋人の"不在"っぷりが浮き彫りになる感覚があるというか…。

それでいてResetはなんだかんだ別れを受け入れている方の物語なので、「区切り」として置いた曲なのかなあってなんとなく思ってる…さっきから概念的な話ばっかりしてるなわたし…。

あと宮田さんの高音がエグくてビビる、宮田さんが高音担当になるなんてファンになった頃の私に言っても信じられないと思う。

 

※冷静に考えてこのブロックは曲の繋がりというより「大人の恋愛」コンセプトでまとめたもののとは思う。衣装相まってずっと天使みたいだった。

 

音と照明のパート

今回のライブも、コンセプトが色々ブチ込まれているな〜と思う中で、いちばん見せたいものは表題である「Synopsis」、キスマイの"あらすじ"(語源的には「一緒に景色を見る」≒ファンと一緒に観ていきたい景色)だということを「Synopsis」のロゴと音声で思い出させてくれた。

ここまで書いていた「キスマイのあらすじ」というワードはこのブロックの照明見て思い当たったものだったりする。このライブはここまでが過去の七人のキスマイのなんとなくのあらすじ*6で、ここからが六人になってから、あるいはFDL後のキスマイのあらすじだと思っている。

余談だけど、I Miss Youで使われてたスケルトンLEDがReset前の時点でメンステに設置されてるので、Resetでは何にも使われない謎の黒い板がステージ上にある…という状況になってるんだけど、それはこの音と照明のブロックではセット配置のためとしてもステージ上に人を乗せたくなかったからなんじゃないかと思っている。だからここは決して繋ぎなんかじゃなくて、集中して見てもらいたい一つの作品としてのポジションなんだろうと思う。

24. B-SIDE

とにかくめちゃめちゃめちゃめちゃかっこいい。顔もいい、スタイルもいい、衣装もいい、初っ端カメラ抜かれる玉森さんと二番目に抜かれる千賀さんのざわめきが凄くて、残りの四人がぬるっと出てくる(歓声を差し込む余地がない)の本当に勿体ない!!!ってくらい全員かっこいい。特にカラーグラスの二人・藤千がマジでヤバイ。

・LEDパネルでニカ千と宮玉とわたたいで顔半分で光と陰やってるのマジで怖いよね…ここはコンビ厨の墓場…。二番でこの組み合わせで絡み合う振りがあるし…公演追うごとにみんな若干振りが生々しくなっていくし…わかったよ悲鳴あげるね…抑えようとしても出るけど…死んじゃう………。

・間奏で「B-SIDE」って歌いながらメンカラ色にガラスを砕く描写あるのこのライブの中でもトップクラスで好きだし横尾さんの低音の「B-SIDE」が本当に本当に本当に…助けてくれ…………

ところで、メタ的に考えるとこの曲はFDLにおけるリバステだと思ってる。直球に訳すとB-SIDE=裏面 RebirthStage=裏面なので同じ意味。新たなステージにいることを宣言する曲。開幕黒衣装。Reset(≒減員)後の一曲目。


25. NAKED

これはメタ的に考えるとFDLにおけるEdge of Daysだと思ってる。

EoDと同じくセンステへの移動曲。北山さんのドラマの主題歌/(sic)boyさんは北山さんのソロ曲提供アーティスト、実質的な歌い出しが北山さんの北山さん概念が強い歌。反骨的な成分の強い曲。

このNAKEDは、B-SIDEと併せて、FDLから引き継がれた改めての六人からの決意表明のはずだ。

もっと補足すると、同じ年の連続したライブであることから、ある程度FDLとSynopsisはセットのライブとして認識するべきものだと考えているのだけど、過去のライブはアリーナは身内向け・ドームは多少外向けに再構築する…という傾向があった中で直球にそのコンセプトを打ち出してきたものだと思う。

北山さんの持っていた成分は六人になっても保たれるよ、というメッセージだったり、これから六人の新しいステージが始まると声高に宣言する二曲なんだと信じている。
「if I die tomorrow 問いかけては今を行動」って「当たり前なんてない」と繋がるような言葉だとも思う。FDLよりもパワーアップしたキスマイを、そしてこの曲は定番曲を除けば数少ない二年前のドームツアーと共通する曲であり、二年前と比較してより強くなったキスマイを見せるという意味でも機能していたと思う。

・あんまり自信はないんだけど、この曲は公演回数重ねる中で照明が細かく変わっていっているというか要素が削ぎ落とされていってる曲なんじゃないかと思う。*7
大阪初日、通路のLEDが立ち位置に合わせたメンカラになってて、ただしメンバーの踊り位置とは全く合ってなくてズレズレになってた記憶があるんだけど、大阪二日目にそのメンカラ通路は無くなってて、その時点ではメンカラのスポットライトで六人が照らされてた記憶があるんだけど、東京最終日に意識向けたらメンカラスポットライトもなくなってた気がするので…モニター映像の世界観のようにどんどん白黒に近づいてる印象を受けた。「NAKED」って「裸」という意味なわけだけど、彼らのそのままの属性が剥き出しになっていってるような気がするな…って。ただの勘違いで全然変わってなかったらごめん。


26. Catapult

そしてこの曲から、FDLを経てキスマイが手に入れたメッセージを伝えてきてるような気がする。
「見たことのない景色を見たい、見たことのない景色を見せたい」は七人がずっと言い続けてきたことであって、この曲でぶち上げる「未知の世界へ Take you high」が彼らの改めてのメッセージなのだと私は思った。
「限界を Break」限界非表示って要するに「全力」ってことだし、これからずっと続いていくキスマイのコンセプトとしてもすごく伝わりやすい。

・年上組と年下組で分かれてパフォーマンスしてるのマジでやっっっばい。逢えるde showのAnother Futureでニカ千引き連れる武闘派藤ヶ谷/横宮引き連れる頭脳派北山の対比してたの本当に好きでそれだけでチケット代の元取ってる気したけど、今回のライブでそれに当たるのが年下組ダンスエース千賀(サングラス着用)/年上組歌エース藤ヶ谷(サングラス着用)の対比だった。ヤバい。毎回一塁側と三塁側両方に自分の存在が欲しい。まだまだ全然見足りないので感想として消化するまで至ってない。

・NAKEDからの繋がり要素としては「キスどきエンディングテーマ」というのがあるけどこれはキスどきの方がバグ。


27. FIRE BEAT

この辺から興奮して私の記憶と挙動がおかしくなってる、今回のステージ構成が一番活きてる曲なのは覚えてる、ダンサー数人ずつ引き連れてそれぞれ踊ってるとこめちゃくちゃ好き、二階堂さんの回し蹴り大好き。横尾さんのダンスがキレキレで大好き、炎を浴びるキスマイが好き、ヘドバン好き。

永遠にこのデビュー前のギラギラを背負ってくれるの、本当に、どこまでもありがたい。わっしょいCAMPでのFIRE BEATって「ジュニアの魂のお手本曲」みたいな扱いされててビックリした記憶あるんだけど、本家はキスマイ。デビュー出来なかった頃のギラギラが未だにあるの、大好き。

 

28. Gravity

わたしはこの曲のことを書きたくて今回のブログを書き始めた。

二階堂さんがその記事を読んでいるとは限らないけど、私は2023年8月の北山さんのテレガイの記事を穴が開くほど読んでいる。ずっと私のお守りにしていた。ブログでも引用してXでも何回も書いているから、飽きている人もいるかもしれないけど改めて。今回ばかりは、前後を端折りつつもガッツリ引用して書かせてもらいたい。

今後、6人にやって欲しい企画?それ俺が考えるの?ちょっと無茶ブリ過ぎるよね(笑)(中略)単純に6人で乾杯でいいんじゃない?俺が卒業することはネガティブじゃなくて、それぞれの人生の選択があって、みんなはみんなの考えで、俺は俺の考えで、それを送り出すって言ってくれた。俺たちは新しくなる。これから俺たちは俺たちの新しい船だから。おめでとうじゃないけど、決起集会でいいんじゃないかな。これから6人がキスマイの楽曲をやっていく中で、絶対変わるから。誰かが絶対変わるから。それはそれで絶対良くなると思うし。キスマイのライブ、見たいもん。

俺たちの新しい船。

キスマイの旅路は様々な曲を通してパレードとか飛行機とか色々なものに重ねられている中で、Gravityは”G”roupを明確に「船」に重ねている曲である。*8

船の中で高らかに、楽しそうに、重力に、あるいは重圧に身を任せる六人の歌を聴いたとき、北山さんの言葉が全部全部正しかったことを知った。北山さんの予言者としての能力を疑っていた訳じゃないけど、このSynopsisのことを言っていたのだと知った。卒業は何もネガティブじゃなかった。メンバーの表情も、関係性も変わった。こんなに今大好きなのにこんなに既に良いものなのに「良くなる」って何のことだよって当時少しだけ思ってたけど、良くなるってこういうことなんだなと今は知っている。大好きだった七人だった頃よりも、今の七人の船はもっと良くなっている。今は「みんなと俺たちでKis-My-Ft2」なのだから、七人のファンも含めての新しい船。

私は北山さんよりもキスマイよりもずっと馬鹿だから、時々このことを忘れてまた色んなことに苛々するんだろうけど。それでもこの瞬間があったことを忘れたくないと思った。

RANSHINも楽しかったなー!今も卒業のことは「良くなるため」の選択だったとは思ってないけど、この一年の変化は本当に愛おしくて、七人のこんなに楽しい今以外のifの世界は全て霞んで感じられるようになった。宮田さんや千賀さんが「個人の夢」についても触れてくれるようになった世界で、七人が挑むSeven Dreams、それぞれの夢を愛していく。

北山さん、キスマイのライブ、観に来てますか?

 

29. Take Over

Gravityでめっちゃポエム書いたところから突然話戻すけど、この黒衣装ブロックはTake Overを中心にFDLのDream onのアンサーソングになってると思う。

FDLはコンセプトの一つに「夢」が含まれていると私は勝手に散々言ってるんだけど(Akumuの使い方とか夜っぽい曲多いとかDream onを核にしたライブであることが根拠の一部です)
FDLの時点で彼らが一番伝えたかったメッセージであると思しきDream onは、まずタイトルが「夢を見続ける(馬鹿な夢でも見てろ)」という意味の英語で、歌詞でも「限りない夢を 追いかけて行くから」という優しめの表現だったのに対して、

Catapult:その夢を Make it real
Take Over:そう夢だけじゃ終われない

と今回はかなり強めの表現になっていて、このあとのWANI-WANI含めて彼らの精神的な変化を表してるような気がするのだ。これからのキスマイのあらすじは夢を望むだけじゃなくて、夢を叶えてこの世界を奪い取るキスマイ。*9

・私は正直この曲にはもともと全然愛着が無かった。マジで「聞き覚えはある」程度の曲に過ぎなかった。(過去のDVDほとんど見てないことがバレる発言)
だから大阪初日でペンラの振り方が激しいわコール聞こえてビックリした。けれど大阪二日目の時点で私もペンラぶん回してヘイだかウォーだか良く分からない声で叫んでた、熱い古参が残ってる!じゃねえんだよここ数年の新規だってこの熱狂を作ってる一人なんだよ!!の気分。なんだろうね、すごい無敵感溢れてる曲だから私も気が大きくなってしまうんだと思う。「私がついてるからな!!!!!!」って思いながら叫んでる。ドームの中わたしみたいな人間いくらでもいると思う。

・二階堂さんが東京最終日に叫んだ「舐めんなよ!(ニュアンス)」、キスマイ→ファン、ファン→キスマイ、チームキスマイ→外野、全部の気持ち混ざってる感じがしてヤバかった。

・後でTake Overって『蛹』と同じアルバムだったんだなとも気づいて感慨深かった。北山さんのこと『蛹』で9割説明できると思ってたけど*10、今のキスマイのこともTake Overで9割説明できると思う。なんでこの人たちは変わり続ける世界の中でずっと魂の核を保っていてくれるんだろう。

 

30. WANI-WANI

キスマイ、天下です。

この黒衣装ブロックのメッセージなんてまあもう全部一緒だし良いよねもうセトリの話放棄しても!ええとTake Overも頭に「This is a warning」って歌詞があるので警告繋がりでもあるね!!

・私はこの一年以上ずっと怒ってて、ファンコミュニティの外はもちろん中に対しても意味分からない意見たっくさんあってずっと怒ってて、その怒りとかはきっとキスマイにもあって、でも彼らは大人でファンのこと宥めてくれていて、もっと怒りたいはずの彼らが優しいので我慢することも沢山あったんだけど。キスマイの中で一番怒りの感情とかを見せない玉森さんがこの曲プロデュースして、「何が分かる?外野なんかに」ってボロボロになりながら歌い上げて、もう歌い上げるっていうより私には「叫び」みたいに見えてるんだけど、ここに私の世界の全てが詰まってるなと思った。同じ怒りがあって、それを最強で最高のパフォーマンスに昇華してくれる彼らがいれば他の意見なんて全て無価値になる。無視できること、無価値になること、赦せること、本来は全部違うはずだけど、このメッセージって「逸れた流星群」と近いなと思ったし、私はマジでアホなのでまたどうせキレるけど、私の芯はブレないし彼らへの愛を一生貫けると思った。

・曲一部公開された時点で散々言ってるけど、私の「アイドルが好き」という気持ちの原点の一人は「もういい外野黙ってな」って歌ってたのでオタクの魂って変わらないな…てずっと思ってる。

・藤ヶ谷さんが腕ピシパシして踊りながら紡ぐ歌い出し、生まれ持ったgood stuff、歌詞に合い過ぎててこわい。顔が本当に良い!!!!

・「お気楽な稼業 It's easy-peasy」の外野舐め腐るBAD BOY二階堂さん歌詞に合い過ぎてて怖い、ニカラップってこの日の為に確立されたんじゃないかと思う

・「幕が上がるその刹那」、ステージ上でいっちばん輝く宮田さんがステージ掌握してて大好き、一生好き、アニメロ行きます行かせてください王子様

・横尾さんが曲名でもある警告を鳴らしてるの大好き!!!Synopsisでトップクラスで歌声安定してる横尾さんだけど、声質的にはファルセットとかこういう飛び道具的な部分歌ってるときが一番輝くし今回のライブ確実に生で見て一番ギャップのある男なのでそりゃ警告しないとだよなぁ!ってドヤ顔する羽目になる

・「右向きゃみなscream 左向きゃstun」スポットライトの動きもダンサーの動きもめちゃくちゃ好き。花火ドンパチやってる中で照明もフルで活きてるのが一番よく分かる瞬間。

・千賀さんが「自分だけの reason for living」って歌ってるところ、アーティストとしての魂みたいなものが一番強固なひとがこの歌詞なの意味分からないくらい良いし「私だけのreason for livingはキスマイのことだよ」って思いながら聴いてた。そしたら7/10のSengaismで「みんなの生きがいになれる様」って言ってて「ファンってアイドルの考えを拾えるんだな…」って何となく思った、「生きがい」の英訳の一つがReason for livingなんだよな……。

・藤ヶ谷さんの「振り撒け愛だ」大好き。玉森さんの「まあ見てなさいBystander」大好き。宮田さんがジャケットめちゃめちゃはだけさせて騒がせてくれるの本当に大好き。NAKEDの腹チラ見逃しがちなので見逃した時はここで取り返すように叫んでる。
特効の音も相まって精神がめちゃくちゃになる。めちゃくちゃ叫んでる。わたしはこの花火の音、何よりこの曲で叫んでるときの自分の声でしばらく耳おかしくしてました。喉も耳も治るまで一週間かかった

・ライブ終わってこのブログ書きながら曲のメッセージ見たら「好き勝手言う人たちの言葉よりも、幕が上がる前に暗闇に響く自分達を呼ぶその「声」を胸に力強く立つ。そんな姿をイメージした一曲」って書いてあってちょっと泣いた、この曲で自分の喉潰せてたなら本望だな…社会人として本当にアウトな潰し方したからもうやりませんが…

 

エンドロール

メイキング映像じゃなくてエンドロール用の映像を作ってくれているの、ゲームコンセプトの一環かもしれないとはいえめちゃくちゃ嬉しかった。すごい凝ってるし。焚き火囲んでるところとか特に好き。

本来はエンドロールの企業を血眼で見るタイプだけど見応えありすぎて途中から諦めた、スケルトンLEDが追加されてたのとコレオグラファーがかなり増えたということしか認識できてない。

こちらが拍手したいタイミングと映像の中の人たちが拍手するタイミングがリンクするの好き。

 

Bonus stage/save

・FDLでの「キスマイGO」が下手だったばかりにごめんな…まあ逢えるの時点でも既にグダグダだったからこうなるのは時間の問題だったかもしれない…ただコールされてないのに「アンコールありがとう」って出てくるのはちょっと冷めちゃうのでこのやり方はファンとしてはとてもありがたかった。

・セーブとの二択でセーブせずにボーナスステージ突入するの、向こう見ずのキスマイの象徴みたいで大好き。

 

31. 光のシグナル

ちゃんと歌詞見ると「ともに」と言ってること同じじゃない?*11とか大阪終わってから思ってたけど、当時のスタブロ読んだら「「仲間との友情の大切さ」「仲間と一緒に前に進んでいこうという気持ち」をテーマに制作した」って書いてあって「ほら!!!」って思った。なにがほらなんですか?

これで出てくるときの玉森さん、この世の「光」の具現化みたいだなと思っている。


32. Thank you じゃん!

WEAREで突然社歌ポジションに並べられて衝撃を受けたけどよく考えると苦労してる中堅のグループ名の曲でもあって「必然だ…」ってなった曲。

歌い出しの男は卒業したし(歌割り引き継いだ男はちょいちょい歌いそこねるし)、セクシーはセクシーじゃなくなったし、私にサンキューじゃんの振りを教えてくれたアイドルはアイドルじゃなくなった。作詞した人もテレビの世界からいなくなった、作詞した人がプロデューサーの番組は終了した。

私の個人的な思い出の話が混ざるので、必ずしもキスマイのファンみんなに適用される話ではないんだろうけど、「失ったもの」の存在を思い起こさせて、歌詞も「上手く行かなさ」みたいなのものを描いてて、それでも頑張りの肯定と周囲への感謝を謳う曲はこの世界への祝福のようであって、ある種今回ライブの一曲目であるLoved Oneにも似ているように思う。サンキューじゃんは実質Loved One。だったらこの曲は、過去の全肯定でもあるんじゃないかな。セクシーにもウエストにもAからZにもジャンプにもエイッとにも幸いがあれと願うような。みんなリリース時からの10年くらいで色んなことがあったねえ…

ちなみにトロッコ曲なので天井で踊り倒してるだけで大体終わる。他人へのファンサ動作への興味が薄いとアイドルの動作を覚えなくなる。


33. AAO

北山くんがナオトさんと仲良いの見て「ああこれずっとキスマイの定番曲になるんだな」ってRANSHIN行って思ってきたばっかりなので東京は一段と感慨深かった。

・東京から(FDLから謎に導入された)AAOの宮田さんのコール、「せーの、えいえいおー!」が戻ってきたの嬉しかった。えいえいおーって勝鬨でもあるわけで、このライブ優勝してるな〜!と思う自分の気持ちにも合ってて景気よくて大好き。

・ドーム上空に「A」と「O」の文字が飛んでるのおもろい。過去ライブからずっとそうだけどレーザーで遊んでるの好き、アンコ曲何かしら笑顔になれるアイテム浮かんでて大好き、どの曲のタイミングかは忘れてたけど今回のラバストの顔が浮かんでるのが一番好き。


34. Everybody Go

このときの「キスマイGO」がやっぱりファンの声一番大きく出てるなあ…と思う。B-SIDEからどんどん増されていく一体感の極地の曲。キスマイの煽りもどんどん激しくなるし、エビバデなんてファンになってから一番沢山聞いてる曲なのに今回のライブのエビバデが間違いなく一番楽しかった。

・六人になって初披露となったFDLでは歌い出し全員になっていて、「歌い出しのこの重圧は全員で背負うようになったんだ…!」と感動してたのに(大阪初日の記憶はないけど)初っ端からニカちゃんが歌唱を放棄してるの笑う。少プレではあなた一人で歌ってたのに…!!何なら東京、FDL時点では全員パートとして認識してたはずの部分が気がつくと二・三人になってたりして「自由だな〜〜!!」って笑ってる。皮肉なんかじゃなくすごい良い空気だと思う。

・「キスマイGO!」に「ニカちゃん高所頑張れ!!」の意味が含まれることになるとは思わなかった。ちょっと低くなったときに小さく手振るの可愛い。入る位置にもよるけどすごい楽しい。

・ニカちゃんのことを特に気にせず叫ぶときの「キスマイGO」、本当にパワーの強い祈りみたいな言葉。直訳すると「行けキスマイ!!」ってすごくない?エビバデゴーは「みんなで行こう!!!」だし、これ書くのブログの中だけでも二回目だけど今は「みんなと俺たちでKis-My-Ft2」だから、ファンを含めたチームとして「進むぞ!!!」って鼓舞し合いながら叫んでるのとんでもない空間。汗だくになりながら「宗教ってこうやってハマってくんだよな」とすら思った。スピ。

東京二日目と三日目でニカちゃんはクレーン終わりに「ファンサ出来なくてごめん」みたいなニュアンスで土下座してたんだけど、なんとなくこれは私達の言葉が彼に届きすぎた結果なんじゃないかと思った、一方的なメッセージになったことによって高所への怖さ<<応えられない申し訳無さになったんじゃないかなって。名古屋でも土下座させてやりたい。(語弊)


35. 笑って泣いて

色んなことを思い出した。「チグハグな"らしさ"」という歌詞では「そのままでいい」と孤独を輝く誰かさん思い出しちゃうし。
夢と愛のために肩を組んでいくなんて去年散々言及した「若者たち」だし。

でも特に、「ふりだしに戻って もう一度」という歌詞が特にキスマイみたいだなあって思っている。

そこまでのライブの感謝を告げつつ、最後の一曲です、と前置きしてからこの曲が始まったとき、Synopsisは突き詰めて言えば「笑って泣いて」のためのライブだったんだなと思った。RANSHINがFORMのためのライブだったみたいに。

少なくとも、キスマイの「あらすじ」は「笑って泣いて」と定義したのかもしれないと思った。

「ふりだし」、これは言い換えると初期衝動であり、初心であり*12、デビューできなかった頃のことであり、何よりも「Everybody Go」のことだと思っている。

カモノバもTake overも乱心も他の「カモン」とか「No.1」とか「時代」とか使ってる曲って要するに全部Everybody Goの焼き直しだと思うんだけど、要所要所に彼らの「ふりだし」でもある曲を歌って、居場所を確かめながら進んでいくようなライブだった。

夢みたいな夢を描こう。Syn-opsis、一緒に見る景色、ファンと一緒に観ていきたい景色は、夢の景色なんだ。そう伝えてくれたと勝手に思っている。

結局「君と見る夢」の話でもあるのだから、FDLのドリオンと言っていることは一緒かもしれないけど、幸せそうに楽しそうに歌う彼らを見たときの「大丈夫だ」という気持ちはFDLの比じゃなくて、あのライブを経て今回のライブがあることにもすごく感謝した。その時にしか持っていない心の動きを、作品としてこの世に残してくれるキスマイのライブが大好きだし、ペンラと声をもってその作品作りに参加できることもとても嬉しい。

逢えるde showのときステージに集合して肩を組む彼らのI Scream Nightを見たあの頃、これが一生続けばいいと思った。

今回ステージに集合して肩を組んで一緒に頭を振る彼らを見て、これよりも良いものが待ってるかもしれないこれからの世界が楽しみだと思った。

大好きだよキスマイ!!行けるところまで行こうな!!

 

 

 

※このブログは一応この記事とセットの感想のつもりです。お時間ございましたらどうぞ。ただ、RANSHINと対応するライブはどちらかというとFDLの方に近くて、今回のSynopsisに対応を感じられるようなライブが北山くんの次の下半期のツアーになるのかなってなんとなく思ってる。という訳で今はキスマイが一歩先にいるぞー!って北山くんを煽りたい気持ち。害悪ファンでごめん。彼ら同士の引力ってこちらが想像するよりもずっと強いなって今年何百回も思っているから、一緒に進んでいくものだろうから、比べることに意味はないんだけどね、絶対に。

mtnigenkai1.hatenablog.com

*1:私が2020/5日経エンタの横尾さんの「文字の力というか言葉の力を一番知ってるグループは、Kis-My-Ft2なんじゃないかと思ってる。」という発言をことあるごとに思い出しているというだけ

*2:放課後ゲーミングライフ参照

*3:前にラジオでダイパリメイクをプレイしていることを二階堂さんが話してたので全くやってない訳ではないんだろうけど

*4:ピクトグラムのパンフレットでも熱狂とかそういう経験がないって言ってた

*5:1-2曲は違った気がする

*6:時系列通りとは言わない

*7:にか海見る限り他の曲も色々変わってるはずなんだけど、私が気付けているのがこの曲だけという話でもある

*8:他にも船と重ねてる曲は割とあるけど

*9:Keep it 100の「夢の扉をOpen」もこの辺と繋がっている気がする。

*10:つい先日もRANSHIN登場のダイヤ型機構のことを北山さんが「卵」だと言ってたの知って、それってつまり『蛹』じゃん…ってなったばかり

*11:「ともに」と言ってること同じじゃない?って私が勝手に言ってる曲は他にも割とある、スイメロとか

*12:初期衝動と初心はどちらかというと北山さんワードでキスマイ六人はもう少し違う言い換えをしている印象はあるんだけど、私が持っているフィルターと語彙が北山さんに依拠しがちなので別の例をすぐに思い出せなかった