星がきらきら

Mais comme elle est loin!/遠き七つの星へ愛を

藤ヶ谷さんについて思うこと

※自分の話の不正確さが露呈するのでタイトルには入れていませんが、9割方櫻井翔の話です。

 

 Q_櫻井翔とは何者か

 

櫻井翔櫻井翔たらしめる要素は、パイオニアであることだと思う。ジュニアの世界に学生生活の優先、という価値観を持ち込んだところ。よく分からない数々のお洒落アイテムを持ち込んだところ。HIPHOPに傾倒し、自ら作詞したラップをアイドルソングに持ち込んだこと。事務所初のニュースキャスターとなったところ。彼は道なき道を進む。

櫻井翔が持つ魅力は、慶應というブランドから繰り出される治安の悪さだと私は思っている。嵐は、パフォーマンス、もっと言えばコンサート無しには成立しないグループだ。コンサートの櫻井翔は、一部のテレビで見せるクリーンさとは真逆の野蛮さを時折見せる。今でこそ国規模の仕事をするようになって多少なりを顰めたものの、コンサートでの対応は「帝王」と呼ばれる塩対応と紙一重だった。育ちの良さそうなベビーフェイスから繰り出される傲慢にも見える櫻井翔の表情と普段のギャップは、少なくとも私の心を鷲掴みにするには十分だった。(櫻井翔のプライベートが出世欲のあるご学友にちゃんと囲まれていることがいわゆる”男性的”な野心だとか上昇志向だとかに繋がっているのではないかと思うので、本来は「ギャップ」と言い難い気もしなくないが…)異常に制服が似合うのも慶應ブランドが為せる業だよ…(T.A.B.O.O.観ながら書いている)

 

わざわざ言うまでもないが櫻井翔にはアニキ会、と呼ばれるものがある。

櫻井翔を慕うジャニーズによって構成される会。中心メンバーは上田竜也、増田貴久、菊池風磨、千賀健永、藤ヶ谷太輔中間淳太の6人。殊にジャニーズと言う特殊な空間では「尊敬する先輩」というのは、必ず、もともと似ているところがあるか、尊敬しているうちにどこかが似ていく。

一人ずつ見ていくと、上田竜也は真面目さから繰り出される治安の悪さだとか。増田貴久は人畜無害そうな顔から繰り出されるパフォーマンスと毒舌だとか。菊池風磨慶應ブランドを継いだまま、治安が悪いパフォーマンスが出来るところとか。千賀健永は育ちの良さと得意分野で繰り出されるパフォーマンスの質とか。中間淳太は恵まれた家庭環境と学歴だとか。(WESTの知識かつてのキスマイの次くらいに薄いのに知ったかぶりして書くのほんと申し訳ない…)

藤ヶ谷太輔は、一見櫻井翔に似ている部分がない、とずっと思っていた。パフォーマンスを観るようになってもあまり似ていない。思い起こさせるのはキムタクでありKAT-TUNだ。

でも、キスマイを知るようになってから、私は藤ヶ谷太輔のことを「めちゃくちゃ櫻井翔だ」と思うようになった。その話をしたいと思う。

 

櫻井翔からその要素を抜いても櫻井翔としてのパフォーマンスは出来る。でもちゃんと根底にあるものに、「優しさ」と「責任」がある。櫻井翔が高貴な生まれであるが故のノブレス・オブ・リージュのとも少し違う場所にある二つ。

私は櫻井翔が桜井翔だったころを知らない。その頃の話なので、全て伝聞になる。

当時の黄金期は、部活のように、誰かが入り、誰かが卒業していくものとしての空気感があったという。嵐は、過半数が別にデビューしたくなかった人で構成されている。三人は、いつか辞めるものとしてJr時代を過ごしていた。でも何の因果か、彼らのデビューは既成事実のように決まってしまった。沢山の本当にデビューしたかったジュニアや、もっと活躍していたジュニアたちを差し置いて。外堀を埋められていく状態で、彼らは何を主張できたのか知らない。たぶん、何も主張出来なかったのだと思う。

その桜井翔は、ファーストコンサートで「全てのジャニーズJr.にありがとう」と言った。この言葉がもたらしたものの説明はネット上に数多ある他の資料に任せる。

 

藤ヶ谷太輔は、たぶんこの「全てのジャニーズJr.にありがとう」と言った櫻井翔の精神をとてもよく、継いでいる。

櫻井翔は、人の言葉を否定しない。誰かが、普通だとこちらが否定したくなってしまうような言葉を口にしたとき、よく「あなたはそう思うのですね」といった言い回しをする。

キスマイは、他者からの評価ありきで成立させる比率が高いという印象がある。必然的に、否定の言葉を受けることも多い。(歳上組全員にも言えるは言えるが)藤ヶ谷太輔はその否定に乗っかる感度が明らかに低い。口角を上げて、見守っている。人を切り捨てないように気を付けているように見える。それから、一人を見つける優しさがある。

櫻井翔は結局、そのデビューから一度も逃げの姿勢を見せなかった。アイドルはたぶん、アイドルであるために犠牲にしたものが多ければ多いほど強い輝きをもつことが出来る。(私はその重圧に耐えきれず、一ファンとしていれなくなることすらある)(まあアイドルしか出来ないみたいな子もそれはそれで異常な輝きを見せてるんですけど…黄金期のデビューかホスト崩れかの二択みたいなひとたちすごいなって思う…)桜井翔は、こんな風に生きるつもりなんて全くなかったと思う。時々彼が見せるかつてあった可能性は、アイドルと同じくらい輝いているように見える。なんにでもなれたはずの彼は、たぶん、デビューできなかった人たちの思いを背負って、ここにいてくれる。彼自身も選んでしまった選択肢に満足できるように、未来を近づけられるように、努力してきた結果なのだろうけれど。

私はまだ、藤ヶ谷太輔がジャニーズを続けるために失ったものの存在のことを知らないが。彼の7人の夢を背負う、という姿勢は、他の人の人生を背負うという姿勢は、櫻井翔をかつて追ってきていた人間として、「同じだ」と思った。これを書くきっかけがそれだった。

 

How’sの時代、ファンは本当にJr.に感謝していたと知っている。全然売れてなくて、キャパも小さめの会場ばかりで、それでも埋まりきってないことも多かった時代。華やかではない現場でデビュー組のファンを自分のファンにする、みたいなこともほとんど期待できないだろう。予算も決して大きくは無かった。その中で一生懸命嵐を盛り上げてくれていたJr.に対して。あるいは桜井翔が並々ならぬ思いを寄せているJr.たちに対して。沢山、ありがとうを伝えようとした景色は容易に想像することが出来る。

 

藤ヶ谷さんが語るHow’sの翔くんのエピソードは、翔くんの持つ優しさと、支えてくれる人たちへの責任を象徴している、と思う。

 

そして先日も。もともと”五人”のお祭りであったアラフェスにJrが出るという情報で荒れる一部のファンの火消しを行う櫻井翔が。*1アラフェスで我々も元々はジャニーズJr.、だとか。どうか彼らをよろしく、という櫻井翔は桜井翔だったころと何一つ変わっていなかった。

 

もし藤ヶ谷太輔の中に櫻井翔の存在がずーっと心の中にあるというなら、それはキスマイというグループにとっての福音なんだろうなと思った話でした。まとまらないね。入所22周年、おめでとうございます。

 

(この理論で言うと風 is Dollをやった菊池風磨も同系統で相当櫻井翔なんだよなという気持ちは今回ちょっと見ないフリをさせていただきました…)

(ついでに言えば横尾さんもすごい二宮和也だなあって思ってる、デビューしたくなかった三人を引き留めた責任の種類は三者三様だと思ってるのですがこの辺の感覚が近そう)

 

ほか。

・1万字の『ただ馴れ合いはホント、イヤなんですよね。(中略)仲がいいにこしたことない。でも、馴れ合いとか、傷のなめ合いとはちがう。夢って語るだけなら意味ない。一歩でも、近づくためのことをしなきゃ意味ないから』言ってる藤ヶ谷太輔、「デビューして長いグループなのに売りは仲良しっていうのはちょっとどうかと思ってる」言ってたらしい櫻井翔と完全一致しててちょっと笑ってしまった。

・あと根拠はあんまりないんですけど、櫻井翔藤ヶ谷太輔、食の好み似てそうだなって思ってる…

 

 

*1:オトノハ参照

宮玉と藤ヶ谷さんの話

エビデンスを何一つもたない私から見えた検索結果の妄言として、前置き。

キスマイの中の宮玉担は誰か、みたいな言説を見るときに、藤ヶ谷さんの名前が出ることはあまりなかった。「興味津々」という言葉が当てはまるであろうメンバーの方が、”宮玉担”感があるからなのだと思う。エピソードとしても、藤ヶ谷さんはラジオで宮玉について話しているものがあったが、結構前な上に「宮田が彼女」という言説なので、ちょっと扱いづらかったのかなと思う。そもそも藤ヶ谷さんは担当、とか変な言葉を使ってしまうオタクっぽさがあまりない。優しく見守る、とか、乙女、とかそんな言葉が似合うひとだと思う。

でも私は、一つの対談を読んでから宮玉は藤ヶ谷さんの存在を抜きには語れないと思うようになった。そしてあまりオタクがこの雑誌の話をしているのを見ていない。だから宮玉を知ってから一ヵ月も経っていないけれど、私の考えを書き散らかす。

 

問題の雑誌はWiNK UP 2013年6月号。なぜこれを持っていたかというと、巻頭が嵐特集であり、嵐のコンビにフォーカスしたものだったからだ。家にある非中古のアイドル誌としては一番古い。それ以前はたぶん立ち読みで済ませる害悪オタクだったところ、当時コンビ厨拗らせ全盛期だったため、それまで馬鹿にしていたドル誌という文化に初めて手を出してしまった思い出の一冊である。いや違いますね。嵐、ファンになった頃にはドル誌卒業してただけだ。

ともかく。少しでもキスマイに触れるべく家の中にある雑誌を読み漁っていたところ見つけたこのキスマイの記事は、自分の中の”宮玉”の情報にちょっとした新風を吹かせた。

 

キスマイのページは嵐のすぐ後ろにあった。藤北が並んで子犬を抱えるグラビア。『今月は子イヌと子ネコと一緒にかわいい雰囲気で撮影。お話も、仲良しなメンバーどうしの対談にしてみました。春にぴったりのさわやかなキスマイをお楽しみください。』この「仲良しなメンバーどうし」の組み合わせが、藤ヶ谷×北山×横尾、二階堂×千賀、宮田×玉森だった。そんなダイレクトに求めている組み合わせがちょうど持っている雑誌にあるのか。この後の雑誌は2015年以降のものしか持ってないのに。やはりこれが絶対的な組み合わせなのか。(原則としてはキスマイのコンビはキスワの4組が基本という理解をしています)

これを読んだ頃はまだ裸の時代を読んでいなかった時期だったので、歳上組の対談の中で北山さんが『この7人だからデビューできたっていう共通認識さえ、メンバーみんなが持っていれば、オレはキスマイは大丈夫だと思ってる!』と言っていることに感銘を覚えたり、二階堂さんのビジュアルが良すぎてびっくりする(黒髪長髪BADBOYS時代)、みたいなことなどなどが宮玉に辿りつく前に起こっていたのだが、そこまで書くと本題から逸れるので置いておき。(宮玉以外のコンビに思うことはまた別に書いておきたいですね)

宮玉対談。

テーマとして、コンビを語ることが振られているらしかった。話題はどこの媒体でもしている(失礼)傷をなめ合っていたという話から始まる。それから、もし二人の番組を持つならという話題に移り、玉森が宮田のオタク趣味に付き合うことを拒否し。以下適当に略しつつその対談の一部を引用。

『宮田「(中略)番組用にコンビ名とか決めない?」

玉森「タンマミーヤ!」

宮田「いいね~‼(中略)…じゃ、マンマミーアがどこの国の言葉なのか、いろんな国に行って探すっていう番組にして」

玉森「でも、それで見つかったら最終回じゃん。終わっちゃうじゃん!」

宮田「そうか…じゃあ…」

玉森「見つかったら名前替える。次はミーヤターマ(笑)!」

宮田「で、その言葉もどこかの国に絶対あるはずだ!って探しにいこう。こうやって永遠に続く旅ね。ところで、このコンビの最悪なところはどこだろう?」

「(隣にいた藤ヶ谷)完ペキすぎてねーだろ」

宮田「ウハハハ!ないっすね」

玉森「最悪なのは完ペキすぎるところだ」

宮田「あと、スキがないところ。…タマちゃんファミリーのみんな!オレとタマの間にはファンのみんなが入る隙間がなくてごめんね(笑)』

完璧、は言わずもがなBE LOVEの歌詞で出てくるワードだ。作詞家がキスマイでもなんでも無い以上、この言葉と歌詞に繋がりがある証拠は一切ない。だけど少なくとも私は、この2013年の言葉が2015年に俺たちのための曲(意訳)、と玉森が言ったことに繋がってくるのではないかと思ってしまった。宮玉=完璧という方程式が出来上がった瞬間なのではないかと。はじまりなのだと。そして結婚式を挙げた二人は二人揃うことで完璧であるがゆえに最終的に運命の結末になってしまうのだと。

というか二人がBE LOVE以前に頑なに推してたコンビ名「たんまみーや」はここが初出らしいんだぞ!ここから始まったに決まってるだろ!!!!(盲信)

この言葉が藤ヶ谷さん発信であるものだったことに当時の私は驚いていた。淡く笑って見守っている印象が強い藤ヶ谷さんがわざわざ他のグループの対談にまで口を出して言う異様に的確な意見。藤ヶ谷さんのイメージがブレた。この人は何者なのだろう。ここから私は藤ヶ谷さんについて興味を持つようになった。

それから。

問題のWiNK UPから少し前の2013年3月のラジオ。(冒頭で前述した宮玉について玉森の前で語る藤ヶ谷さんです)

『俺が長年見てきたミヤとタマっていうのは、結構ミヤは純粋な彼女なんだよね、でタマはなんかやんちゃな彼氏で。何か起きた出来事をすぐやっぱ彼女宮田は言っちゃうわけ、もう嬉しくて。それでタマは「別にそんなこと言わなくていいだろー、いちいち」って言う。で、「ごめんなさい」ってやってるのが、タマも「もうしょうがねえな」って、意外に好きみたいな。その関係は永遠にね

そもそも同性同士の関係性に、旦那・嫁という言葉を当てはめることはナンセンスなのだが。(嫁呼びする宮田さんがめちゃくちゃ好きなのはともかくとして)

まあ普通にグラビアやら映像やらのいちゃつきを見ていて玉森を女の子と評してしまうのはマジョリティの感性だと思う。マジョリティのわたしは「マウ森」とか色々言っていた。たぶん今後も言う。しかし「長年見てきた」ガヤさんは、違った。言われてみるとひどく腑に落ちる、あまりに解像度の高い文章。「その関係は永遠にね」7年経った今、何一つ変わっていないように見える関係性。

 

これは全部偏見なのだが、宮田と玉森は所謂信頼できない語り手だと私は思っている。この二人、両者別ベクトルで割とテキトーに喋る方だと感じているのだ。それ自体は全然勝手というか、下手に繊細なアイドルよりも好感度高いのだが、その結果としてかの有名な消された二階堂事件などが発生しているのではないかと。餃子100個作って食べさせたエピソードも初披露時点ではその場に別にもう一人いたらしいのに、いつの間にか語られなくなっていたという。もっと言えば宮玉シンメ時代はもっと濃いエピソードがあるようにしか思えないのに「傷のなめ合いをしていた」というワードで済ませがちなところとか。*1キスマイ自体他のメンバーを立てるために本当は出来ることをあまり披露しないみたいな特性を持っているようだし、アイドルなんてファンの幻想を守るために言わないこと多いのは当然だと思うし、コンビのことをまともに語る二人なんてそういるわけでもなく*2別に二人に限ったことではないのだろうが、それにしたってこの二人はゆるゆるだと思っている。なんか宮田はズルいとこあるし玉森全然細かいところ拘ってくれない

BE LOVE関連の取材では流石に多くの人々が関わっているからか、一応真面目に答えている印象はある。ただ、それらは撮影を経てすこし再構築されてしまっているのではないかと思う。

でも藤ヶ谷さんは違う。真面目で言葉が誠実だし、宮玉ではないので()客観性を持っている。そして様々な資料に触れるうち藤ヶ谷さんは、宮田と玉森各個人への解像度が他の四人と比べても高いという結論を出してしまった。

北山は一対多に長けたグループを引っ張る人間であるのに対して藤ヶ谷は一対一に長けた、それもあぶれた、とか、弱った、とか、そういう人間によく気づき、気にかけ、助ける、北山の補完的な役割を担う人だというのが現在の私の解釈だ。*3(横尾さんの解釈についてはまた書きたいが、この人のスタンスは保護者・庇護者になり得ても、身近な理解者とは少し離れてしまうのではないかと考えている)

玉森は少し、孤立しがちな人だ。ただ人見知りなだけなのかもしれない。本人は別に、一人でも構わないのかもしれない。だが、藤ヶ谷は玉森のことをいつも気にかけているように見える。1万字エピソードの中の美男ですねのエピソードなんかは顕著だと思う。I SCREAMの特典映像(沖縄シェアハウス)では、藤ヶ谷がひとり釣竿をいじる玉森の様子を見に行く図があった。

後列4人の中で、宮田は少し浮いている。宮田はたぶん、もともとは何も持っていなかった弱い人だ。少なくとも彼の自己自認はそうなっていたはずだ。新規が色々言ってるのがどんどんとおこがましくなってきているが、藤ヶ谷はそんな宮田のことをよく見ているように思える上に、それとはさほど相関もなく宮田のことが大好きに見える。また一万字からの出典なのだが、コンサートでローラーの電飾がつかなかった宮田に気が付き、そのあともフォローしたエピソード。同じくI SCREAMの特典映像では一人家から追い出されている宮田のテントに遊びに行く図があった。時系列不明の某宮玉botのエピソードをとっても、藤ヶ谷と宮田がホントは仲良しだという話で勝手に宮玉に巻き込まれて勝手に振られた藤ヶ谷さんが「ファンの前じゃなかったらキレてた」とか言っている。あと完全に主観なのだがFREE HUGSのHUG&WALKので藤ヶ谷がめちゃくちゃすごい嬉しそうな顔して間近にいる宮田さん見てたので本当にお気に入りなのだと確信した。

藤ヶ谷さんの性格と、宮玉の持つ特性はひどく相性が良い。

そしてそんな他人からの評価は、想像以上に勝手に内面化されていくものと個人的には思っている。

だから、藤ヶ谷さんがそう言った以上は、完璧すぎる宮玉の関係は続くのだろう。

_____『藤ヶ谷「宮田がモップがけしてきれいにした床に、玉森が水をわざとこぼすんだろ?エンドレスで」』(某宮玉botより)

永遠に。

 

 

※因みに契機となったWiNK UPの号は他にも色々すごい。古くからのキスマイ担の方々は持っていることが当然で呟いていないだけなのかもしれないが、今回このブログに書いた文書は全然一部だし、この宮玉のグラビアは異常としか言えない状況。ただの特典映像で良く見られる宮玉ですが。なんで膝に玉森のせて動物可愛がるみたいに首もとに手やってんの…?他のページの宮玉もひどいし(当時のファン何思って見てたの?結婚式前だぞこれ?)、キスマイがいるページやたら多いし、今活躍してるジャニーズで当時入所していた人がどこかしらには映っているし、毎ページ動揺を誘ってくる。ジャニだけじゃなく全く垢抜けてない横浜流星とかもいるので全人類手に入れるべき…

*1:まあこの言い回しするのは宮田さんだけだったと思うが…

*2:大宮とかゆるいを超えてひどい

*3:櫻井翔のある部分のエッセンスを抽出した人だと思うようになったのだが、この話題はそれでまた一記事書きたくて仕方がないので省く

BE LOVE 予告の感想とライブ演出の感想、殴り書き

BE LOVE(dTVドラマ)の感想ではありません。

キスマイワールドに収録されているBE LOVEを初めて観て感情が爆発したときの感想と1分5秒の予告の感想を殴り書きしました。大した内容も無い箇条書きですがご査収ください。DISC4の話は別に書きます。(たぶん)

 

 

予告編

※特効はソシャゲ的な概念として使っている言葉です。個人的にめちゃくちゃ刺さっているの意。

現代社会において「ホモ」は使っちゃいけない言葉だというのは重々承知なのですが、10年以上前の腐女子用語のつもりで使っているのでお目こぼしください。

 

・なんで押し倒してるの?(初見の純粋な疑問)

・「あの約束」のイケメン声なに?

・えっチュー え???

・あのねえ…そもそも曲がガンガンに流れてくる映画とか大好きなんですよ…

・指輪??そういうタイプの商業BL?

・ちょっと作家と編集者の設定は個人的な特効入るいやまって?そういうBL?それ二次でよくあるパラレルのやつ…?

・海辺のホモは!!!特効!!!!街にいないのガチ感!!!逆に10年以上前の主流ジャンルではそれ?!

・あーん の絵面まじ?これ現役アイドルバラエティじゃないのにやってくれるの?

・なんか重ねた手と後ろで「二人だけの時間」って聞こえたんですけど幻聴?幻覚?

・ベッドシーン、本物のカップルじゃん…?えこれ男同士でやってくれるの?幻覚??

・いやあのね、バーで飲む男同士のカップルも特効なんだけど は?

・しろ ぎゃっこう

・お揃いの白Tシャツは往年のホモ作品じゃん…ガチ感強すぎて逆に引くんだけど…30代なのが生々しさを加速させるんだけどこれ何…?

・この横顔が異常にイケメンなイケメン誰?マジで?こんな顔綺麗だったっけ???

・こういう!!!ダイジェストは!!!大好きなの!!!止めろ!!!!手がさあ!でいちいち指輪が見えてさあ!手ぇ綺麗だね!!!

 

・「ssssinda」(s音の強い溜め ここで減速するの 予告動画の作りとして強すぎる)

 

・典型的な構図普通に刺さるからやめてくれない?一秒で悲しくなるんだけど?しかもこれよく見ると携帯見てるん?

・もう絵画やん 夕焼け

・普通に可愛い女

・死んだ人 おる 

・「何してんの」(声が好き)(メンヘラ)(男のメンヘラ好き)(え??)

 

・はああああ?!!!えっ??そう来るの??それはねえあのね!好き!!!!この曲!好き!!!!!ワードセンス!!!

・グラスのおと すき

・モノクロの横顔綺麗

・ベッドの人これ裸じゃない??大丈夫?気のせいだよね??

・「最初からこうすればよかったな」100回は聞きました 一番すき 吸血鬼であることに気づくまで時間かかりましたが気が付いてからも聞き続けました 一番胸がぞくぞくする 鳥肌

・壺の絵じゃん…あとここ顔の大きさ同じなの…?

・顔、近い 玉森かわいい

・何が「愛の物語」じゃワレコラ

・この「ずっと」の情念深い言い方やばくない??演技達者すぎない??

・海 夜明け 絵面がすごすぎる

・片方寄りかかってるのに片方空見上げてるのずるすぎるっていやマジで…なんでこの奥の人少年みたいにきらきらした目してるの…希望じゃん…

・つか一人の男が一人の男に執着して最終的に二人座って片方が肩に寄りかかってそのまま両方死ぬ(推測)作品は私に一番のインパクトをもたらした物語なんですけどなんでそこを思い起こさせて来るんですか…

・「きーみのめの」の音が良いですね。それは特効です。

・「えいえんに」ってことは二人の永遠があるのかなこのあと…ハッピー心中エンドじゃん…それも特効だよ馬鹿…

 

@総括

許してくれ。

 

ライブ演出編

・一周回って(知識もあるので)あまり驚かない同人誌からのスタート

(星に願いをの最初の夫婦写真のインパクトが全然なかったのと同じパターン)(DISC4のこと考えるとあれらの写真用意するだけでえらく手間かかってるんだなー同人誌作るのも手間かかったろうにーとか思うんですけどそれはそれとしてインパクトの比率が少ないんですよね)

・結婚式だ!!!!(向かい合って始まるシーンの黒と白の衣装を見て)(そもそも向かい合って始まるの天才過ぎでは????)

・袖のひらひらめっっっちゃ好き。玉森が白い衣装着た時の最高っぷりって一体何なの?!

・恋人繋ぎ???!!!!(顎外れそうになった)

・このあと玉森がリードして歩くとか聞いてないんですけどなに?!!

・この時の宮田さんのルックスより今の宮田さんのルックスの方が明らかに良いから今新録してくれてもいいのよ…(失礼)

・「肩を並べて」の肩並べ方が私の思ってたのとちょっと違ったけどめっちゃいい!!!(当方アイドル背中合わせ画大好きマン)

・宮田を押す玉森が、BE LOVEのメイキングで「(初のキスシーンもベッドシーンも自分なのは)よしたほうがいい」言っていた玉森と完全一致している気がしてならない

・この時の縋る宮田…どこかで見覚えがあるんすけど……*1

・この辺からちゃんと宮田さんも王子に見えるようになる。

・いやなにこの知らんメロディ

・……は??????なんでメロドラマ????????

・「おいで」じゃねえよバー――――カ!!!!(一応これけなしているわけではないのですが、癖になる何かがあるのですが、名状しがたく、強いて例えるならBE LOVE一話で「よしよし」言ってる宮田を見たときと全く同じ感情です)

・一周回ってさほどインパクトのない膝枕

・そこコント用の箱なの逆にもったいなくない?

・ハートの指輪めちゃんこ可愛いね玉森くん…。

・あーーーー!!なにそれ!!!1!!私もジュニアに祝われて結婚したい!!!!ジュニアなんて完全に天使のメタファーじゃねえか!!!しかも今はいないカウアンとしゃるふ…

・レッドカーペットを引くために全力疾走するジュニアの気持ちを知りたい

・玉森、どんな匂わせ女も勝てない圧倒的ドヤドヤ勝者顔やめろ。(やめるな)

・どこで王子が玉森から宮田に変わったんだろ…

・情報量(ベールかわいいね…)

・殴ってる音かこれ。

・「あんまり調子乗んなよ」の玉森さんの声、今まで聞いた玉森さんの声の中で一番低くてカッコいいのそれはそれでどうかと思うよ!?

 

・か ら の わ ん ダ フ ォ - (宇宙猫顔)

このセトリ初めて現場で生で観た人の感想を心から知りたい。どうやって感情を移行するのか。なぜあの情報量の直後に劣らない量の情報量をぶっこんでくるのか。あんな一瞬のアニメ絵で緩和されるわけないだろ。いやぶっちゃけ嵐だったら絶対にやらないぞこの移行。両方の印象を残すためにたぶんちゃんとMC挟んでくれるぞ。なんで……?なんか競ってるの……?

 

@所感

この演出のおかしいところは、謎のメロドラマ始まってイチャイチャしてるシーンが一番安心感があってしまうところだと思う。本来こういう腐売りはここのプロポーズで一番「キャー」なるはずなのに、なんだかむしろ箸休めのパートを担ってしまっている。たぶんそれはこのシーンが「演じている」ということを明確にして作られているからだと思う。実際メイキングを観ると宮田さんがこのパートの脚本を書いていることが分かったので、結構腑に落ちた。「これはファンが観て楽しんでもらえるだろ~」という意図が入っている。楽しんでいるけれど、意図が介在するから変なドキドキが無い。宮玉は本人たちの意図しない、少なくとも宮田さんの意図しない場所にやべえ世界が広がっているのだと改めて実感することが出来た。 いや まあ メイキングがっつり見ると明確に共作というか共犯ではあるとしか思えなかったので一概にそんなことは言えないのだけど…

ところで、当時のコンサートレポが載っている雑誌を読むと「ソファに押し倒す」と書いてあった。映像では別に押し倒されてなかった、指輪取りに行くとき頭を掴んでどかすところには滅茶苦茶萌えたものの、そんなシーンはなかった。これどういうことですか。

(追記:回によって演出が違ったとの情報を後日入手。……お前らさあ……マジでさあ……)

 

 

*1:どう考えても戦〇鍋/敦〇2011/通称痴話喧嘩バージョン。信〇にジャニーズでもないのに自分の感性をズタズタにされたことがある。ジャニーズへのリスペクトが過ぎるコンテンツではあるのですが。知らないジャニオタ各位も一度検索してみるといいと思う

BE LOVEの予告から宮玉担に一週間で転がり落ちた話

たぶん似たような話は星の数ほどあるんだろうけど、私の話は私にしか書けないので書かせてください。あんまり文章を書くのは上手ではないけれど、オタクは自語り長文を書くのが好きだし今回はどうしても記録を残しておきたかった。大体一万字あります。

 

~BE LOVEの予告から宮玉担に一週間で転がり落ちた話~

 

タイトルの通りです。

 

 

 

 はじめに

前置き①:カプの優劣とかそういう話はしたくなく、それぞれのコンビはそれぞれに素晴らしく、現時点の自分自身も宮玉が一番と思っているわけでもない。これから宮玉について延々と話をしているのに対して、私にとって永遠に一番だろうと思える二人組は別にいたりする。

前置き②:当方嵐ファン。お気に入りはいるものの、箱推し。嵐以外にも担当が複数いる。デビュー組からジュニア・何なら7○rderみたいな辞めてしまった人含めて名前と顔が一致するジャニタレは大体全部うっすら好き。(キスマイだけ違った)

あと恐らくキスマイファンの使う「担当」と私の使う「担当」の重みを比較すると明らかに後者の方が軽いと思う。現にこれを書いている時点ではファンクラブにはまだ入っていない。自分にとっての「担当」は「今応援してるし今のところ応援枠から外れる気配がない」程度の意味でしかないものの個人を指す場合「推し」よりはしっくりくる言葉なので使っている。それはファンでいいのでは

 

好きになるまでの時系列 (呟きと共に振り返る)

経緯は以下の通り。編集しようがなかったのでそのまま書く。

・10/4、ジュニアが出ている関係でTo-y2配信を観る。初めて観るキスマイライブであったものの、ジュニアにしか気を取られていなかった。何ならジュニアの出番以外は必死に夕飯を食べていたと思う。歌っていた曲もアンコールの2曲とマハラジャしか記憶がない。ただ、この7人の中では宮田のファンになりそうだな~という感想を抱いていた。

・10/9、朝開いたツイッター。「BE LOVE」なる言葉がトレンドに入っていたので閲覧、1分5秒の予告動画を観る。ジャニーズアイドルがBLをやらされているということに気恥ずかしくなり、薄目*1 。後半の不穏さに首を傾げる。何が起こっているか分からなかった。(9:50)

・10/9、予告動画と同時に目に入ってくる関連ツイートから「やらせではない」という気配を感じる。男子校系のグループ*2ではないということに対する衝撃を覚える。(9:52)

・10/9、再度動画を観る。やらせではないらしいのでちゃんと観る。出てくる構図や設定がいちいち往年の同人二次BLにしか見えないため、再度首を傾げる。(10:30)

・10/9、最近良質なBLに触れてこなかったな…みたいなことに思いを馳せたまま午前が終了する。

・10/9、夜に再度予告動画を観る。この時点で午後の時間を使って宮玉エピソードも軽く調べてはいたし、予告の「絶対に許さない」が癖になっている。「キスマイ怖い」というツイートが残っている。(19:50)

・10/9、「まじで宮玉なんなの」というツイートが残っている。(20:08)

・10/9、「もうわたし宮玉のこと好きになってる…?」というツイートが残っている。(20:57)

・10/9、「宮田ファンになる可能性感じてただけでなく、玉森の顔普通に好きなことを思い出した」という旨のツイートが残っている。(20:59)

・10/9、モモンガエピソードをRTした後に「顔良くてあたまおかしい人間好きになるに決まってる」というツイートをしている。(21:00)

・10/9、触れてきた創作物の関係で予告から分かる設定の全てが自分に突き刺さっていることに対する怒りのツイート。(21:55)

・10/9、WEBFES「星に願いを」を拝見。玉森の衣装(萌え袖)が自分の性癖にぶっささり涙が出る。(22:36)

・10/10、午前中はツイートすらしないまま、自分の心を整理できないまま、「宮玉」で検索をし続けていた。

・10/10、「こんな転げ落ち方したくなかった」というツイートや、つらいという旨を訴える大量の良く分からないツイートが残っている。(17:00頃)

・10/10、頭の中に星が舞っている錯覚を覚えた旨のツイートあり。友人と会う約束があったため渋谷まで外出。待ち合わせまでの時間でCDショップのキスマイ関連のPOPを見に行く。(18:00頃)

・10/10、友人と夕飯を食べるも、宮玉のことばかり考え全体的に雑な返答となっていることを自覚していた。ジャニーズに興味のない相手に対して素直にその振り回されているという感情を訴える。そのまま頭を抱えながら「To-y2」「KIS-MY-WORLD」の2枚を購入。「もう無理」「今買うしかない」「こういう気持ちに振り回されるの逆に貴重」「明日興味無くなってたとしても好きの気持ちを抑えないことは重要」「純粋に興味がある」「とりあえず曲は良い」「配信で聞いたし買うことには意味がある」などのうわごとを繰り返していた覚えがある。相手の反応は全く覚えていない。(20:00頃)

・10/10、寝る前に再度見た予告で吸血鬼要素があることを認識し心を奪われる。(24:57)

・10/11、日中のツイートは無いが、友人(10/10とは別の相手)と喋っているとき以外宮玉のことしか考えていなかった記憶がある。

・10/11、「2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD (DVD4枚組)(初回生産限定盤)」購入確認のメールが残っている。直後「なぜわたしはこんなことに」というツイートをしたことが確認できる。 (19:36)

・10/11、「キスマイのファンにはならずに済むかもしれないがこのドラマは一生思い出に残ることが確定してしまった」「沼に落ちた」「笑い泣きしている」深夜のツイート。たしかこのタイミングで過去の音楽番組録画からキスマイの部分を見て、玉森の顔を見ただけで反射的に泣いている。

・10/12、「To-y2」「KIS-MY-WORLD」のCDが届く。「運命」を先に聞き、本当に大好きな曲調であったと把握。「BE LOVE」の1番を聴く。涙が出る。その後正座し「LOVE(通常版)」購入。

・10/12、宮玉用のアカウントを作成。(18:43) その旨のツイートがやけにRT・いいねを得る。*3

・10/12、BELOVEドラマの「宮玉」が好きなのか、中身を好きになったのか分からない、という旨のツイートが確認できる。

・10/12、ここから夜になるにつれて中身の二人に関するツイートが増える。あとはなにやらぐずぐず言っている。

・10/13、先に中身にハマっておいたほうがいいんじゃないか?とか言っている。

・10/13、宮田の顔がタイプであることに気が付く。

・10/13、dTVに加入。キスどきを数話観る。キスマイのバラエティを殆ど見たことが無かったことに気づく。(23:00頃)

・10/14、Only one…を目当てに「Kis-My-Journey」CDをポチる。*4ついでに「キミとのキセキ」も購入。*5

もうあとはただのファンと化した中身のないツイート群が続く。

 

詳細な感情

こんなことになった原因としては、BELOVEの予告に対する「好き」と、楽曲に対する「好き」と、キスマイに対する「好きになれそう」と、コンビとコンビを構成する二人に対する「好き」の四つの柱があったのではないかと自分で分析した。

 

1.ドラマ予告部門

とにかく設定がぶっささった。自分が昔好きになったことのある物語の要素がすべて突っ込まれていた。あと一応この文章を書いているのは一話を見たあとなので観る前の感情を思い出しづらい。全部説明すると5秒ごとくらいに書かないといけないしその元気はなかった。感想は感想として別記事にするんじゃないかと思う。出来たら追記する。(追記:出来ました)

https://mtnigenkai1.hatenablog.com/entry/2020/10/23/234639

あと役名が「玉森裕太」と「宮田俊哉」なのはとにかくズルい。同人じゃん!!!!

 

2.楽曲部門

〈運命〉

ぜっっったいこんなの好きになるに決まっている。短調のカッコいい曲調はすべての思春期の「好き」の記憶を引きずり出す。予告で宇宙猫になった元凶だし、この曲を持ち歌に持つアイドルはみんな羨むと思う。

初めて宮玉の歌割?歌声?を意識して聞いた曲。キスマイの曲をちゃんと聞いたことが無かったので初めて最初から最後までちゃんと聞いた曲。初めてCDで聴いたキスマイ(?)の曲。私にとっても運命の曲。

予告で聴ける部分である「絶対に許さない」の絶妙にメンヘラな歌い方も好きだしそのあとの中二心擽る歌詞も大大大好きなのだが、フルで聴くとそれ以前も全て好きだった。

掛け合いが良いのは一つ一つ言っていったらキリがないので多少省略するが、「君に似ていたからさ」を高らかに歌い上げる宮田さんが一番ヤバかったし「最悪の言い訳」が面白過ぎた。印象に残りすぎる。なんでこれを歌った?!!!

玉森さんの全ての歌詞がメンヘラなので大好きである一方で本当にこれ歌っていいのかとなる。あと割と単純な時点で「複雑に絡まる恋物語」って二人で歌ってるのも面白い。恋物語ですね。あと「運命」の定義がすこし難しいというか、二番の「運命に逆らえたなら」と「運命に引き寄せられて」の「運命」違うもの指してるな…みたいな引っかかる仕掛けが面白いと思う。面白いしか言ってないのあれなんですが、一番好きな曲なので許してください。語彙が無い。

〈星に願いを〉

玉森担かもしれないの元凶曲。これを見てから玉森さんから目を離せなくなる呪いにかかった。人はきっとそれを恋と呼ぶ。

めちゃくちゃ二次元。もう一周回って最初の写真とかどうでもよくなってくる。映像と曲との感想が入り混じってしまっているのが何ともなのですが、これを今無料で観れるのとにかく最高ですね。

まず曲単体の感覚としては、それぞれの歌割がかなり長いのが大胆な構成だと思う。すごく丁寧な仕組み。コンサートの演出ありきで選ばれた曲だと思うけれど、二人曲なのに後半しか絡みが無いことでも感情を動かすことを最初から想定していたとしたら怖すぎる。

宮田パートは優しい声と焦がれる声がすんばらしい。あとちらっと星に願いをを演奏してあげた?エピソード?見てから色々更にあれなんですけどまだちゃんとそっちは吟味してないから置いておく…。

問題の玉森パートが個人的に特効で無理だった。華奢な男!!!!萌え袖なに?!?!?!「月明り強く光れ」という歌詞の詩的さでぶん殴ってきたあとに宮玉カメラワークのあとの!!!組んだ手!震えた手!!!無理!!!!!!!!あとは高い音を歌う玉森さんがほんとうに嫁。女の子。この子を一人で死なせた宮田が許せない。

・「運命の扉を開こう」の時のジュニアの振りがエモエモの気配がするもあまりよく見えないのが悔しい。

・このあとの全ての振りが限界をもたらす。特にお気に入りは「ねぇ本当私なんかで良かったのかな?」のステップ。練習風景を見せてくれ。

・予告の方が読み込みが強いので最後のカットは「あっ…見たことある…つら…」という感想。

〈BE LOVE〉

こんなに幸せな曲は聞いたことない。もうこんなのゼクシィじゃん…のイントロからのメロディーの完成度。シングルになることなく、二人の下に届いたこと自体が奇跡のような気がしてしまった。

ニゾンのパートが長くて、「二人の幸せな生活」感が全力も全力で注ぎこまれてからのサビ。その中でも最初から歌詞が良すぎて無理。夜明けまえから話が始まるのは反則だよ…。

予告で使われている部分では「ゆっくり」というワードが出ないけれど、たぶんこれが一番この二人にとって大切なワードなのも感情を揺さぶる。

あと今改めて聞き直して二番の「君のいない瞬間も感じられる」を聴いた瞬間に「星に願いを」の音源をポチった記憶が蘇ってきた。

この曲は肯定の物語なのが何よりも素晴らしくて、それは音源を聴くまで気が付かない良さだった。初恋はこんな気持ちだったみたいな存在しない記憶も蘇ってくる。

ここから始まったの怖すぎるし、まだ映像観てないんだけどみたら爆発するんじゃないかな…。…首輪……?(追記:上に貼った別記事で感想書きました)

 

3.キスマイ部門

自分は事務所担に近いところがあるなと自覚しており、前置きの通り、名前と顔が一致していればジャニタレは大体好きだった。その中で数少ない全く興味がないという例外がキスマイだった。例えばクールの合間にある、嵐が出演する大型音楽番組に複数ジャニーズが出た場合は、必ず曲部分は残す。その中で、少し興味があれば編集中にちゃんと流して聞く。その中で一度もちゃんと聴いたことがなかった。

そもそも自分にとってはキスマイは何となく「敵」というイメージが消えていなかったのだと思う。というのも自分が嵐にハマったのは2010年前後。それまでJ事務所というコンテンツに一切触れていなかったせいか、謎の刷り込みが発生していた。それは、I島派(やAKBグループ)が敵という認識だった。今となってはその肌感覚を説明することは難しいのだが、「わちゃわちゃ」と「格差売り」、「嵐派」と「SMAP派」という分断、別ベクトルから発生していたドラマ主演への押し込み、CD売り上げ枚数による小競り合い。嵐ファンはあまりキスマイに触れてはいけない、応援したくない・できない*6と思いこんでいたし、実際、ファン層も結構異なっていたように思う。舞祭組も格差売りの肯定のようで怖かった。

そのままキスマイがドラマなどに多く露出する季節が過ぎ、派閥が解体されても最初に作られてしまっていたイメージは消えず、*7キスブサも妙にテレビを観る時間に被らず、あとああいうこそばゆいというか家族と一緒に観て気まずそうな番組に対しては惹かれづらかった。更に、美咲ナンバーワンかなんかの予告番組で観た藤北のイメージが更新されず、「イケイケの男子高生」の集団、あるいは男子校*2みたいなイメージで止まっていた。

 

何が言いたいかと言うと、それまでは全くもってキスマイを好きになるとは思っていなかった。

今まで何かを好きになるときは、「ちょっと好きだな」の過程を踏んでしばらくしてから好きになることが多かったのだが、全く予想していなかったところからブッ刺さってくる情報は致命傷になった。以前はオタクの沼入りパターンみたいな言説を馬鹿にしていたのだが、全部本当でブーメランだった。

 

好きなものに所属する物は大体好きで、好きでないものに所属する好きはあまり続かない。このままキスマイを好きかもしれないと思えた話をする。

まず、キスマイは男子校ではないので好きになっても文化の違いから違和感を感じる可能性は少ないということを認識した。(男子校はBLをここまで本気でやれるわけがないので。*8でも女の子を口説く番組ばっかりやっているのにこんなことあるの?ありました)

次に、思ったよりずっと、円を描いて内側を向いているグループだと思った。

ジャニーズのグループなんて今は大体仲が良さそうだとは思うし、向上心の塊でもあるけれど、その活動の仕方はグループによって全然異なる。例えば若手のイメージとしては、ファンの期待に応えようと、或いはグループの中で少しでも目立とうとして、足並みを揃わないことも覚悟で全速力で突っ走ってくるような感覚がある。他の中堅のイメージとしては、それぞれやりたいことがある中で別々の方向を向いて別々の分野で頑張り、何となくバランスを保っていたりするとか、フロントメンバーを後ろから支えるような形だとか、とにかくファンの方を向こうとするとか、そういう例がある。

自分のジャニーズに対する「好き」の根源には嵐がある。嵐は、すごく内向きなグループだ。彼らは現状に満足しないし、コンサートで新規のファンを満足させることに余念がないし、昔からのファンのこともよく覚えている。活動休止の発表をしてから、振り落とされないように最後まで着いてきてくれと言った。でも、彼らは何よりも一番にメンバーの顔色を伺うグループなんじゃないかと思っている。正直手段と目的が入れ替わっているんじゃないかと思うレベルで、全ての行動がグループに尽くすことに帰結する。たぶんあいつらは300万人のファンよりも、グループが、自分自身が、他の四人が大事なんだろうなと思うのだけど、それが自分にとって一番安心できるグループだった。

私が一週間前から初めてちゃんと見たキスマイは思ったより嵐に似ていた。それはキスどきマッチングの構図のせいだけなんじゃないかと思う部分もあるが、妙にグループ仕事が多い。「ジャニーズらしくなさ」にアイデンティティーを置く。*9デビューしてからだいぶ経った2015年に「なるべくゆっくり歩いて行こう」と歌える。*10何よりグループ内でドラマを撮れるし、それを「ファイティングポーズ崩していない」という評価を受けるところ。

 

ファンを一番に大切にしようとしている人たちは、向上心を強制させられているようで少し怖い。「アイドル」としての理想が強いアイドルは、ファンも理想のファンにならないといけないんじゃないかとドキドキする。ファンを大事にするジャニーズは最終的に自己実現の方法が私の望むものと変わって、○口くんとか手○みたいな辞め方をしていくんじゃないかという怖さがある。若い人は、こういう人たちの方が好きなんだと思う。けれど自分はもう若くなく、少なくともそういう「応援しなくてはいけない」という気持ちは今応援しているジュニアだけでどうも手いっぱいなのだった。

まあこれは新規の戯言だしファン一番大事という前提を崩してまでアゲすることでもないしここでいう若手みたいな時期は確実にあっただろうしグループ仕事が多いのは彼らにとっては不本意なことかもしれませんけど!!

 

4.コンビ部門

宮玉の何が好きか書こうと思っていたのだけど、論理的に書こうとしてもこの時点で論理的思考なんて一つもなく、結局は「二人でドラマを作れる関係性」に帰結してしまう。

ただそれでも頑張って箇条書きをするのなら、

・最初にグループが組まれた上でシンメがあり、格差売りのCDデビュー期があり、今隣にいるという時系列

・物語として結婚→死別→運命を持って来るセンス

・玉森側が宮田に依存していないと絶対に発生しないはずのツンデレ言動*11

・モモンガ(それは結婚したい相手にする言動)

・寝かせない&ベッドにもぐりこむエピソード(それは恋愛的な好意混ざってないと出来ない行動)

辺りは刺さった。でもこれだけの情報を先に出されたところで、あの映像が無ければこんなことにはなっていなかったと思う。やっぱりあの映像から感じられる本気感を私は好きになったのだ。

あと、普通に宮田さんと玉森さんを好きになってしまった。

 

宮田さんのイメージは言動が若干イタいイメージで敬遠していた。

オタクなのは何も悪くないが、ラブライブプロジェクトなどの男性向け二次元コンテンツをそれなりに追っている陰キャのオタクとしては、オタク用語を使いこなしオタク友達がいてオタ芸をする陽キャのオタクほど恐いものはなかった。*12

ただ、ライブ配信を観たあとの時点で既に喋り方が優しい人とイメージが変わっていた。コンテンツを追うごとに穏やかで誰からも愛されそうな人だと認識するようになった。要素だけで言えば、今の担当の一人になんとなく似ていることに気が付き、更には鼻と笑顔に気を取られていたものの、そこ以外に目を向けるとタイプの顔だったので死んだ。一度タイプの顔と認識すると、アンインストールは厳しい。BE LOVE一話を経て圧倒的リア恋枠との認識まで追加された。(一方で玉森の恋人というイメージが一番最初から植え付けられてしまったのでリア恋は出来ない。)

玉森さんは本当に印象が無かった。自分が何を思っていたのか思い出せない。

重度の面食いなので、本来ちゃんと認識していれば最低でも顔ファンくらいまでになるはずだったのに、キスマイ本体への敬遠から気にしたことがなかったのだと思われる。

玉森さんとの出会いは宮玉との出会いとイコールなので、先に「どうやら頭がおかしい人だ」という状態から入った。今となっては割と分かりやすい部分もあるかもしれないなと思うものの、こちらも植え付けられた印象は消えない。何考えているか分からない顔の綺麗な男は、性癖である。華奢だけど骨格はしっかりしていて色白な男は性癖。先に場所を与えられて、それに見合った成果を出すジャニーズも性癖。情報が増えていくたびに、死にそうになる。もっと彼のことを知りたいし、彼みたいになりたい。私は全ての担当(もしくは担当が演じた役)に対して「こうなりたい」と思ったことがある。顔を見るだけで訳も分からず涙が出たりする。

つまり、もうどう考えても担当なのだ。

 

私は好きな人が好きな人と一緒にいる様子を見るのが好きだ。この「好き」には必ずしも恋愛的要素が含まれるわけでもないけれど、これからも近くにいる様子をみていたい。そんなことを思い、私は宮玉担になることを覚悟したのだった。

大体の初心者向け教材は把握したので、これからはキスマイの中の二人もしっかり追い始める。

願わくは、一番好きなグループが休止してしまった後の心の穴を埋めてくれる存在になって欲しい。好意はコントロールできるものではないとはいえ。

 

 一週間で転がり落ちた話は以上です。ありがとうございました。ありがとう宮玉のいる世界。

 

 余談

1.他のキスマイのメンバーに対する今のイメージについて

藤北

〈Before〉好戦的なシンメ。ここから好きにならないとキスマイは好きになってはいけないと思っていた。

ニカ千

〈Before〉区別できるまで一年以上かかったし、区別できるようになったあとも稀に混ざる。

 

藤ヶ谷さん

〈Before〉絶対イケイケの怖い奴だと思ってた。翔さんの強火担という噂だけ知っている。

〈After〉サーファーらしいのでやっぱりイケイケじゃんと思う一方で、割と素朴な常識人というイメージに変わった。二次元にいるタイプのかっこよさだと思う。桜の花びらのくだりを今見て乙女過ぎて震える。絶対観てたはずなのに記憶抹消されてるのなんで…?

北山さん

〈Before〉イケイケ班のイメージ。よく身長ネタでいじられているという噂は聞く。

〈After〉思ったより喋り担当だった。異様な安心感がある。サッカー推薦の話はどこかで聞いていたけどそういう堀越組は素敵でいいなって!

千賀くん

〈Before〉翔さんのお友達。翔さんのお気に入りなのズルい。

〈After〉しばらく見ていて担当の一人に表情のレパートリーが大変似ていることに気が付く。それ以降玉森さんが気配消しているときは一番に目に入ってくる。まだなんとか保っている(?)もののたぶんそろそろすごく好きになる。好きになった人は熱量の差こそあれずっと好きだし好きになった人に似ているという理由で好きな人が増えていくタイプである自分が恨めしい。少し道が違っていたらここからキスマイを好きになっていた可能性もある。

二階堂さん

〈Before〉八重歯の人。

〈After〉笑顔がすごくかわいい。

横尾さん

〈Before〉フリ家の人。うっすら歌がヤバいということも知っていた。

〈After〉まさかこんな滑舌悪くてポンコツなところと器用さが両立してる方だとは思わなかった。料理キャラなのも知らなかった。太一さんっぽい。

 

(元も子もないことを言うと基本的には単純接触時間である程度好意は募っていくと思うので、ちゃんと これから好きになると思うので、許してください)

2.この一週間でお金を落としたもの

・CD To-y2(通常版)

・CD KIS-MY-WORLD (通常版)

・CD LOVE(通常版)

・DVD 2015 CONCERT TOUR KIS-MY-WORLD(初回生産限定盤)中古

・CD Kis-My-Journey(初回生産限定盤B)中古

・CD キミとのキセキ(初回生産限定盤A)中古

・dTV

・10/14販売 TVガイド・TV LIFE・TVstation・週刊ザテレビジョン

 

*1:いわゆる共感性羞恥

*2:ホモソーシャル。男同士で絡むのが心底楽しそう。コミュ強の集まり。若くて向上心高い。女性を姫として扱う。そして陰キャは馬鹿にされる…というド偏見。最近デビューした2組とかWESTとかがそうじゃないかと思っている。これらのグループも別に全然嫌いではないしお気に入りもいるのだが、メンバーだけで喋るような機会(それこそコンサートとか)で根本的な違和感を感じ、箱推しにはなれないのではという懸念がある。

*3:現時点で約50RT400いいね。たった一日でツイッター人生7年で最も大きなインプレッションを獲得していた。この微弱で断続的な快感もキスマイコンテンツを追うことを加速させていた気はしている。

*4:宮玉三部作との親和性があるとの噂から。歌詞見ただけで買っても後悔しなさそうと判断

*5:宮玉を「離れ離れになりそうだったけれど離れ離れにならなかったシンメ」と認識→離れ離れになってしまったシンメに思いを馳せる→セクバに思いを馳せ沢山コスプレしたJr引き連れていたPVの存在を思い出す→純セクバは殆どいないことには気づきつつも(どうやらセクサマの記憶と混ざってた)どうせなら今買うしかない、の流れ。まだ観ていないものの出演ジュニア一覧を見るだけで割と辛い。もう半分以上いない。

*6:この辺の「応援できない」の感情は割と根深く、ジュニア担をやっている今改めて感じている。全員がデビューできないし、デビューしても事務所の労力は全員には割けない。事務所に対する怒りが沸いたりするのは大抵このタイミングだし、今の社長&副社長はジャニーさんと比べたらまだ割と理不尽な仕打ちを発生させない方だと分かっているながらも、最近めちゃくちゃ感情かき乱されていたりするので、当時の自分の感情も分かるなあと思う。今となっては嵐は不動のトップであるものの、思い返してみれば2010年頃の嵐にはライバルがゴロゴロいた。

*7:JUMPは派閥を変えようとして干されたという噂があったり、Sexy Zoneはレーベルを変えたりした話があったので情報が更新されていく中で、キスマイは(何なら三人移籍後も)SMAPメンバーのお気に入りっぽいなという情報ばかりが入ってきていた。その一方でスマスマ世代ではあるのでSMAPは普通にそれなりに好きだったという理不尽。

*8: Jrとかが沢山出ていた?SMAP派閥(言い方)でやっていた?コント番組の中のBLは正直キツかった。ああいう笑い方をするようなものじゃなかったことも今回のインパクトとして大きかったかもしれない。今は本当に良い時代になった。

*9:まあ2020年初めて曲聴いた感想としては全然ジャニーズなのに何言ってるのとは思いましたが…先駆者の当時の感情はよく分からないので許して…。

*10:嵐の「できるだけ」みたいだなって思った。

*11:にのあいでみた

*12:陰キャのオタクでもコミケ以外の現地参戦は稀にしているのだが、いつも周囲にドン引きして帰っている。女オタの友達がいない女オタの人権は極端に少ないと思う。私怨とも言う。