星がきらきら

Mais comme elle est loin!/遠き七つの星へ愛を

これはきっと演出家二階堂高嗣へのラブレター

※ラブレターなので気持ち悪くても仕方ないよねという言い訳のタイトル

 

12月15日にKis-My-Ft2 LIVE TOUR 2021 HOMEが発売されることが決定した。予約開始された日に3種予約して、今か今かと12月15日を指折り数えて待っている。私は5月からずっと、HOMEに囚われている。心は全くおうちに帰ってきていない。

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HOMEにまつわる事象は、演出、5月の頭にソロ曲が公開されたときの流れ、果ては2019年のyou&meの発売までも含めて全て良いのだが、何よりもセトリが良かった、と感じている。

この記事を書く前に少し「神セトリ」という言葉の定義を調べたが、人気のある曲を良い順番でやることらしい。人気があるかなどは正直どうでもいいなと思う自分もいるがHOMEは間違いなく神セトリだった。

ダイジェストムービーを見たところで演出とパフォーマンスの記憶は正直曖昧である。LuvBiasも感動したがあれの良さを長々と書いたところで映像の美しさが全てなので陳腐になる。なので今回は、基本的には「曲順」だけに絞って私の感動を伝えたい。

 

本題に入る前に、私のコンサートに対するそもそものスタンスを説明しておく。私が生まれて初めて行ったジャニーズのライブは嵐のものだった。大体10年ほど前なのですでに松本潤の演出が確立されていた時代である。今の「ライブが大好き」という気持ちはあの時の感動をもって作られているという自信がある。その後数年、ライブは嵐のものしか行っていなかった。更にその後、別の界隈にハマり別のアーティストのライブやイベントにも行くようになったのだが、松本潤によって生のエンターテインメントの基準が作られてしまった弊害は大きく、「あそこはもうちょっとこうした方がいい」「これこれこういうところはつまらなかった」「松本潤ならあれは絶対にやらない」みたいなことを帰り道でぶつぶつ同行者に言うような害悪オタクになってしまった。

本来、所詮イベントなんてものは好きな人がステージ上にいるだけで100億点満点ではあるし、大好きな人間がいる場に文句なんて言えるはずはない。ただ、好きであろうと無かろうとチケットがある限り演者とその演出の熱を逃げることなく浴びることができる数少ない機会が現場である以上、それは出来るだけ好きが弱い人間を楽しませることに焦点を置くべきだと思っている。実際嵐を追っていた時、こちらの熱にも波があったが、どれだけその熱が弱い時期であった時でもライブの時間がこの世界の他の何の時間よりも楽しいということを知っていたためFC会員を辞めるという選択肢は全く浮かばなかったし、ライブに行くことによって熱を取り戻したこともあった。(入会した頃のファンクラブ会員の意義がコンサートへの抽選権を得るためというのが最も大きかったということもあるが)

ただ、それでも「ジャニーズイズム」というべきものは凄くてジャニーズの現場で害悪オタクタイプの悪態をつくことはあまり多くはなかった。無いとは言わない

それはジャニー喜多川が、ショーを作るのに当たって「人を飽きさせることは絶対に許さない」というスタンスにあったからなのだと思う。細かい発言を調べられず、何ならジャニー本人ではなく彼のイズムをがっつり受け継いでいる中居さん始めとする多くの歴戦の猛者の発言と混ざっているかもしれないが、10秒でも飽きさせたらダメみたいなことを言っていたような気がする。

なので恐らく、面白いイベントの定義は人間を退屈させる時間が発生しないことなのだ。

そしてその時間の有無の殆どは、流れや繋ぎに左右されるのだと思う。

 

かつてのジャニー喜多川演出年末年始帝劇舞台の印象は、曲と曲との間のつなぎを極端に減らしてエンタメ山盛りの状態を保つことによって観客を退屈させないというそれであった。(代わりに数多の大衆には理解出来ない展開が生まれたり情緒が振り回されるけれど大した問題じゃない)

それはハンバーグやラーメンやカレーが次々に山盛りで出てきたらそれはみんな嬉しいよねという話なんじゃないかと思う。めっちゃ嬉しい。

 

ただ私は好みだけで言えばコース料理が好きだ。コース料理に寄ってベロが作られてしまった。このコース料理とは松本潤の作るコンサートのことである。

毎度毎度出典が思い出せないのだが松本潤は曲を世界観で把握していると何かのバラエティ番組で言っていた覚えがある。そんな松本潤の作るコンサートは、基本的に2時間まるごと流れが凄まじい。

私は松本潤の公に向けた最高傑作はアラフェス(特にpart2)だと思っている。 This is 嵐がそうではないと言える理由は、嵐のライブは嵐を殆ど知らない人を置いていかないように常に作られ続けていたのに対して、This is 嵐はずっと追ってきたファンに対してだけ作った唯一のライブだったと思うからだ。一方でアラフェスはエンターテイメントとして作られていた。

このアラフェスはかなり構成が分かりやすい。前菜に当たる序盤の盛り上げパート(~CARNIVAL NIGHT part2)、スープに当たるパフォーマンスパート(~a Day in Our Life:Reborn)、魚料理に当たる2020年リリース英語曲及びMC、目玉となる肉料理(~truth)、そしてカイトを挟んだのちにデザートとして今回ランキング上位3曲が披露され、ファンクラブ会員にのみ食後の飲み物が提供されていた。その流れはどこまでも美しく、パート内の味は喧嘩しないように整えられ、ファンに投票を委ねた曲でこれを作り上げるその才覚に私はもう二度と「これを超えられるものを見ることはできないのだろう」と思っていた。今回記事で言及が偏る歌詞とその順序についてこの上なく気を配られていたライブはアラフェスではなくThis is 嵐の方なのですが…

 

たった半年後に、それに肉薄する物を観れるなどと思っていなかった。そして今の私は、近いうちに超えるものを見ることが出来るのだろうな、という確信を持っている。

とりあえず嵐も特にBlastとか全然コース料理としての作りはしてないというか過去のセトリ見たらアレンジした構成の方が多いし例えで書くのキツくなってきたのでここで料理の例えはやめるが、HOMEは「どこがメインなのかわかる」「何を伝えたいのかわかる」「繋ぎがめっちゃ自然」という意味合いでもうめちゃめちゃ好みだった。

1 HOME

タイトル回収。一番最初に持って来るのはYummyとかの流れもあるのだろうけれど、今回「HOME」と銘打ったコンサートである以上絶対に歌われる曲を最初に持って来るのは「次何の曲を歌うんだろう?」を予測できなくさせるという意味合いで天才的。

また今回のライブで一番伝えたいメッセージを最初に伝えてくれるという親切仕様。

「幾つもの夜越えてきたんだろう」「逢えない時間が降り積もる程」は1年以上直接会えていないことを表すし、なんかもう書けば書くほど陳腐になるので彼らがファンに向けてくれている想いとかは省くけれど、散々言ってた「約束の場所」はここなのだと示してくれる優しさ。もうキスマイはファンのことを迎えたよ、と教えてくれた。最高。

また、最初の北山さんが手を伸ばしてくれていることの重要性や「逢いたいよ」と次コンサートの「逢える de Show」の続き物のストーリーについて改めて感じもした。

2 ずっと ~You are my Everything~

「逢いたい君に触れたい」。「二人だけの待ち合わせ場所」。セトリに採用したことがなかった2014年の曲を満を持してHOMEの歌詞との爆発的な親和性としてぶつけてくるセンス。とにかく愛を伝えたいというキスマイの姿勢が感じられて最高。

3 キミとのキセキ

序盤2曲が比較的しっとりした曲だった分、ここから定番曲で盛り上げるんだなと思ってたんですが、これ完全に流れ組んでて怖いな~とあとで気づく。ずっとで「君は部屋を出てった」「街を駆けてく」「ちゃんとそばにいろよ」と思ったらもう街は色づいてるし運命のドアを開いてるし誰よりもそばに僕がもう既にいるんですよ。秒でちゃんと復縁出来てる!!これ元々セットで作られた曲だったんですか?!?!本当にそうだったらどうしよう(新規なので結構そういう勘違い発生する)という気づいた後の恐怖。パート違うのにストーリーの流れが途切れないのあまりに天才の所業。

4 SHE!HER!HER!

復縁したらそれはチュッチュッするよね、という気持ち。なんですが!!これもずっとの「世界中が敵だとしても」と「世界中を敵に回すほどの」で対応してることに気がついた時の?!?!?の感情。そう簡単に世界中敵にしないでよ、愛が深すぎるでしょ。もうこの時点でキスマイとファンはラブラブカップルですね。

5 Up&Down and Up&Down, Yo Dance!

歌詞を汲んでいった場合、真のライブへの盛り上げパートはここからなのだと判明。シーハーハーの復縁によって完全に欲しがりさんにさせられている、本当に分かる、とても正しい。

6 Big Wave

そもそも上下に動くステージで「Up&Down」と「Big Wave」を持って来る俳句の飛ばし的発想やばくないですか??日常生活用品のCMの曲だったくせに!!それで「飛び乗ろうBig Wave」で提供されるのが今回の噴水ステージと並ぶ目玉、ソロ曲…マジで大きな波…

あと「願いは何?」って歌ってくるのが今回の演出担当なのめっちゃいいよなって

7~10曲目

・灰になる前に→僕を照らすモノ

常に一番を担当する北山さん、からのカラフルな色彩→カラフルな色彩でつないでてびっくり。自然!!あと後述するけれど両方とも比較的映画っぽいMVなので、その辺の親和性も感じられる。

・僕を照らすモノ→Buzz

無理があると見せかけて、(Buzz自体今回のセトリの中でも最も劇薬)「僕を照らすモノ」「Buzz」は7曲の中ではテーマが比較的似ている自己実現の話なので繋ぐならここしかない。天才。

・Buzz→Nemophila

無理があると見せかけて、この2曲実はMVのアスペクト比一緒なんですよ…(北横/藤宮千/ニカ玉で分かれる)この3分類をした場合、恐らく映画寄り・PC寄り・スマホ寄りなのかなあと感じているのでここで繋ぐことには必然性がちゃんとある。(北→横、二→玉でも同じことは言える)あとBuzzは明らかに劇薬(2回目)であるものの一番ヤバイ絵面が熱湯風呂と増殖した千之助に持っていかれるため、最後は何とか落ち着いた気持ちで次の曲に移れるので良い。

11 Original Color(日替わり曲)

日替わり曲だから矛盾が発生する可能性があるけど、DVD収録が3日目である以上一番見せたかったのは3日目と言う前提で話を進める。…四者四様のソロ曲出してきた後に「君は君のオリジナルカラー」って露骨すぎない?最高です…あとここで紅白衣装持って来るセンス。一回のライブで使われる衣装なんて多ければ多いほどいいですからね!

12 Past & Future

ローラースケートの準備が整えられて歌われる一曲目が、ライブ初披露の曲。冒頭の2曲と同様に歌詞の中での時の流れを感じさせる歌詞、今回の最高ピンク黒レース衣装が最も映える曲をエモと共に載せていくセンスと「声を聞かせてよ」と「君だけを抱きしめたい」、すごく今回のHOMEらしくて素敵。(2番歌ってたかの記憶はない)

13 テンション

キスマイの普段の特効!!!をこの曲に全部乗せしてきたテンションぶち上げざるを得ない曲。落ち着いた11曲目と12曲目からの緩急!といった意味でもめっちゃ良いのですが、地味にPast&Futureで「二人の「明日」はずっとこれからも」と歌った直後に「明日の夢求め彷徨うより」歌ってる情緒は先輩の系譜を継いでる感じがあって愛おしい。

14 Everybody Go

普通にテンションの後のEverybody Goはメッセージ性が全く一緒なので完璧すぎて逆に言及のしようがない。普段のキスマイを象徴する炎・また10周年の幕開けとして開催されたライブで改まってこの所信表明みたいな曲を出されて感動しないファンなんて絶対にいない。

15 小悪魔Lip

ファン参加曲。オラオラを見せつけた後にめっかわ、ギャップ萌えを狙う最適な位置づけ。個人的な感想としては、Toy2の際に(後で言われてみると)感じた客席に人がいない事への戸惑いが、この曲の時も他の曲の時も表情が一緒だったことから、今回のライブではもう彼らはこのライブを見ている人を感じてライブをやってくれてるんだろうなあと思って嬉しかった、それが前半で感じられてよかった。(私感)

MC

16 Smile

Toy2でも思ったことではあるのですが、流れにちょっと組み込みづらいけど歌いたいものをMCにねじ込むところすごい芸術点高い力技で面白いなって思ってます。あまり他のグループで見たことない気がする。嵐は花、嵐ジオに分けちゃったし…

MC

17 君を大好きだ

「なかまっち」の概念が色濃く出る曲≒ファンとのつながりを感じられる曲がここに入れられることにより、小悪魔Lip参加者への感謝感を仄かに感じられる位置。更には地味に「笑顔」が歌詞にある辺りSmileともある程度繋がりを感じる。

18~20曲目

まずは「君を大好きだ」からの流れとして、何となく藤北感が出る順番、藤ヶ谷さんの人を愛する感情とつながりのある選曲。もう一つ言及したいこととしては、後半ブロックに割り当てられた曲は「今年ならでは」の曲であるという統一性があることを感じている。「灰になる前に」も間違いなく今年ならではの曲ではあるので一概にまとめてはいけないのですが

コロナ禍のなかでも頑張ってる人たちに向けたエールの曲(演出と内容で闇を照らす)→空耳で「コロナ禍」を狙ってくる曲(デジタル演出と歌詞で闇を照らす)→今年放送のボス恋からの需要に対応する形の曲(デジタル演出とおうちの光)という流れはやはりどうしても意図されていると思う…

というかこれらの曲順全部MVの公開順なのでHOME事前特番で全然観てないの顔してた二階堂さん絶対嘘だと思う。絶対見てるし曲は滅茶苦茶聴き込んでるだろうしそれありきで公開順決めたんじゃないか。Nemophilaとヨブコエの間に全然違うアーティストの動画公開挟まってることも含めて作為を感じるのですがどう思いますか、有識者

21 Luv Bias

はい天才!!!おうちセットを活かした玉森ソロ・潤之介めいた玉森さんからの完璧な流れで流されるLuv Bias、なんも言えないです!!曲順の話じゃ説明できない素晴らしさ。「これが一番見せたかったセットなんだ」を一瞬で分からせる映像美。曲順の話に全く収まらないので薄い記述ですみません…

あと一日目で通常Verね了解!と油断している二日目のanotherは殺意強すぎて許さない、一生覚えてるからな…(大好きですの意)

22 My Resistance -タシカナモノ-

あとで言及するのですがここで久しぶりにマイレジ引っ張り出してくるの天才過ぎないですか…?これたぶんMVで雨降ってた系の連想で、噴水ステージに映えるとして判断して持ってきたんだろうけど2013年の曲をここではヤバくないですか…歌詞自体も全体的に「時を超えた」「共にこの時間を生きよう」「孤独と不安のさみしさにおそわれたとしても」と今回の裏コンセプトとしてありそうな時空感覚とかみ合ってて本当にこわい。Luv Biasに全然負けない強さ。

23 NAKED

マイレジの闘争感からそのままこの世界に喧嘩を売るこの曲ここは東京(埼玉)!!!ラブバイアナザーが好きすぎて「もしツアーやるなら2日目の構成でやるのでは?」と思ってたけどラブバイのカップリング3曲やってる3日目が一番正しい構成ですね…anotherはドラマのときから含めて不意打ちでこそ成立する衝撃だし…

あと構成を見るとNAKEDが息を落ち着かせるタイミング(非ダンス曲)なんだろうけど盛り上がりの強さで全然感じさせないのヤバい。

24 r.a.c.e.

半分くらい英語の「NAKED」と似た構成の上「外すブレーキ」からの「アクセル全開」「ブレーキは踏まない」、何食べてたらこの繋ぎ思いつくんだろうって…。演出面でも歌割的には別に2分されるわけでもないのに2チーム分けしてて天才か?Versusが披露された公演と同タイミングで披露してたとはいえそうなるか?かつてミューコロで千賀さんがプロデュースしてた曲をこうやって5年後に新しく蘇らせるのは良いニカ千。

25 Black & White

「r.a.c.e.」の後に「追われる」「走り続ける」「負けたくない」「追うよ」の同じくらいレースしてる曲持って来るの本当に怖い。全然意識してなかった。もう一つ言うとr.a.c.e.を二項対立の演出にした上で、Black&Whiteという二項対立概念持って来るの本当何食べてたら思いつくんですか…?衣装モチーフがこのタイミングで回収されるのも最高なんだけどr.a.c.e.からの繋がりの方がよっぽど怖い。

26 A.D.D.I.C.T.

人気があると把握した曲をちゃんとラストの盛り上がりとして持って来るの偉すぎる。そもそもこれだけオラオラを並べといてもう一発オラオラが来るとは思えない中、最も疲れるであろうダンスを持って来るのが最後まで客を楽しませる意思を感じて最高。有観客より移動が少ないとかで疲弊してないって言ってたけどこちらはそんなことに気が付かない。

あとその時点では誰も知らない完全なる結果論だけど人気2位→人気1位の構成になってるのアラフェス概念でなんだか…好き…これは順位と収録順違うこと忘れてたことによる妄言でした

27 Hurray!Hurray!

アンコール前ラストの曲。歌ったかは全然覚えてないけどこの歌詞にも「扉」が登場する。迎え入れてくれたおうちからのお別れの曲、彼らは「立ち上がる」こと、“諦めないこと”を歌い次会える機会への希望を持たしてくれてるのかな、なんて思う。個人的にはアンコール前の時点での構成が完結するライブが好きなのですが*1その点でも大好き。

28 感じるままに輝いて

感じるままに輝いてがここに入れられる意味、新規は大変に語りづらいのでちょっと省くのですが、Hurray!Hurray!とそのままつながる歌詞であること、彼らは「HOME」と「感じるままに輝いて」をセットで使うものとして取り扱っているんだなと伺えて最高でした。HOMEのDVDの封入特典にこれの歌詞載ってるのは彼らの感覚の表れだと思うんですがいかがでしょうか。

29 キ・ス・ウ・マ・イ ~KISS YOUR MIND~(日替わり曲)

日替わりなので語り過ぎてもいけないけどやっぱり一度はキスマイタワーを観たいという要望に応えてくれるのありがとう。

30 Thank youじゃん!(日替わり曲)

なんだかんだ聞かないと不安になるよね?という曲を日替わりで最終日に持って来るの、かわいらしくて好き。

31 君にあえるから

逢える・逢いたいを最後まで訴えてくる選曲。そして最後の最後に、HOMEの始まり演出に登場する「改札」が歌詞に含まれる曲を持って来るのあまりにあまりにヤバい。最後まで構成に隙がないんだよ…なんで…?パーティーのあとの会員しか聞けない曲なんてただのオマケ曲でもいいじゃん…ここまででフルコースになるの怖すぎる…

しかも今思うとタイトルと冬コンの匂わせだったじゃん!!

 

 

松本潤の特異性はコンサートグッズと各自ソロ曲を除けば、ライブに関わる殆どを一人で把握しコントロールしていたことにもある。*2*3

しかし二階堂高嗣についてはそれは当てはまらない。衣装については玉森裕太に任せ、セットの一部を千賀健永に任せ、恐らくアイデアの源泉となるインプットのような部分についても北山宏光と分担している部分があるように感じられる。その他のアイデア出しや具現化についても他のメンバーやスタッフに任せている部分も大きいだろう。しかし、その全ての要素をぎゅっと集めるトップにあったのは「演出家の二階堂高嗣」だ。演出家二階堂高嗣は一人であって一人で無いしそれ故にきっと彼を超えてくれるんじゃないかと思うのだ…

そしてこの作品を作り上げた、間違いなく「奇才」である彼のより進化した最新作を見ることの出来る2022年とその先を私は楽しみにしている。

 

おまけ

おまけとして、日替わり曲に対する感動を載せたい。見づらいが、以下がそのために作った表である。

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シングルと3回以上歌っている曲を入れているはず。wiki見ながら手作業で作ったので漏れていたりそれも定番だろうみたいなものもあるかもしれないがとりあえず。そしてあまり厳密では無いが○マークを付けているのは円盤で見れる曲、△は見れる手段が限られていたりメドレーでひとまとめにされているものにしている。

こうしてみると、今回の日替わり曲として、A面のくせに一回しか歌われていない SOS を入れてくるセンス。なんか思ったよりキスマイがすごい気に入っているとみられるAAOをちゃんと入れてくるところ。 そしてマイレジ。他にもうまく説明できなくてとってもとっても悔しいんだけど今回の引っ張り上げ方すごくないこれ?!となってしまったのだ。極端に披露が少ない曲を今回消化した感覚もあり、次回のセトリが読みづらくなっている。こういった部分もHOMEの好きなところなのであった。おわり。

*1:どれだけアンコールが当たり前でもアンコールが当たり前だと思いながらライブを作って欲しくないというめんどくさい感情

*2:だいぶ乱暴な括り方してますがDiary全部見て違う資料も少し漁った上で括ってるので許してください

*3:そもそも松本潤の演出のルーツの一つとして「どの席から見てもチケット代は同じ(意訳)」と教えた中居さんがいるのと中居イズムを継いでいる二階堂高嗣という時点で何となく似たものを感じてしまうのは当然なのかもしれない