星がきらきら

Mais comme elle est loin!/遠き七つの星へ愛を

ジャニフェスのここが良くなかった!(※ネタ記事寄り)

大絶賛で幕を閉じたジャニフェス(Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~)。それでもどうしても良くない点・改善すべき点は発生しているし、賞賛だけで終わるほどエンタメの世界は甘くない。過去のブログ記事でも少し思うところについては述べているし、感想を検索していると、いくつも批判意見があった。それぞれの問題点について検証していきたい。

①アンケートが生かされている感じがしない

うるせー!曲の方は多分反映されてるし必要なくなったものを削っていくのは良い作品作りで不可欠だろうが!!ランキングそのままやったカウコンで生まれた数々の軋轢を見ろ!!一応フォトレポのツーショ&スリーショットで反映されてる感あるからそれで満足しろ!私は満足した!BIの亡霊はちゃんと尺を取れるところで満たされろ!Kinkiもなにわもいる現場でやることじゃねえんだよ!!

②マイナー曲の掘り起こしや意外性のある曲がない

はー?!色んな客層がいる現場で全く知らない曲流れたって困るだろうが!!わたしだって永遠にTokyo Lovers Tune Nightやらないかな〜とか言ってたし言ってるけどやる日は来ねえんだよ!!正直あのセトリですら実は知らない曲あったよ知ったかぶりしたけど!!あとたぶんアンケート反映した結果だよ!!!あと個人的にはKiss魂相当意外だったよ松本潤の好みじゃないかあれ

③セットに金がかかってない

わー!!カウコンに使い回すし全グループ出るようなイベント、しかもその初回で凝ってどうするんだよ、どれだけ目が肥えてるんだよ上ステ下ステあれだけ凝ってれば充分だろうが!!

④フリフラを強要されるくらいなら行かなかった

がー!「総合演出:松本潤」の時点で99.9%使われるんだから抽選申し込みの時点で使われること察せなかったオタクたちが悪いよ!!

※私の松本潤に対する熱については以下の記事も併せてご覧ください

mtnigenkai1.hatenablog.com

 

そんなことより!よっぽど!!OP映像に問題があったんだよ!!!!!!!

 

※タイトルの通り真面目に書いてる記事ではないです。ここからエクスクラメーションマーク減らします。ただ別に面白い記事でもないです。

 

現場に行って一番ワクワクしたのは、OPの映像が流れたときと言っても過言では無い。イカした音楽に合わせて、各グループごとにお洒落に何かを楽しんでいる姿が流れる映像。グループ毎では15秒程度の尺にも拘わらずメンバーの関係性もそれぞれのファンにとっての彼らの好きなところを拾える映像。今回はこれについて話していきたい。

ずっと北山さんソロの考察厨をしていたし、今もしている。おかげで、彼らの顔やパフォーマンスだけではなく映像の細かいところを気にできるようになっていた。配信で改めてOP映像をしっかり見ると本当に凝っていて、細かい小道具にもJohnny'sの文字が入ってたり(特にセクゾのタイミングの公園が細かかった)、シャッターに「RESTRICTED AREA JOHNNY'S FAMILY ONLY ENJOY THE LIVE」とかもあるし、なにわ男子の時のドラクエ風(ジャニーズクエストでありロゴまで作られている)の画面ではコマンドの「とくぎ」の中に細かく「手押し相撲」「クッション回し」「自撮り」「傘バランス」「野球トーク」「えがお」と入っていたりこの闘技場のデザインにグッズのデザインを使ってたりと沢山の小ネタに気が付くことができた。

その中で、否が応でも気にする部分があった。グループ名が画面に出てくるときに、背景となっているお洒落な英字である。コマで画像が変わるので判別はしにくいが、例えばキンプリの時は”King”の文字が一瞬見えたりと、それぞれのグループに合わせてると分かった。止めながら見ていく中で、JUMPで”Morimoto”と見えた上にNEWSで明らかに”Yamashita”とか書いてあった。これはもしかするとちゃんとした英文になっているし、なんでお祭りで一瞬ヒヤリとさせて来るんだという気持ちだし誰が脱退メンバーのこと書いたんだだし、全文で見ると何が書いてあるんだ…?

そんなこんなで検証が始まった。

なにわ男子で”email”の単語が見えた。これはグループ名決定の経緯だろう。関ジャニでも"Channnel"とある。SixTONESにある”Remi”はレミファソラシのそれだろう。結成時のメンバーの名前も見えることからも、どうやらグループの始まりのようなことが書いてあるらしい。それぞれの英文には[3]といった文字も挟まっているが、この数字は分からない。少なくとも人数ではなさそうだった。キスマイは何度見ても”Morimoto”とか”Yamada”とかしか見えない。どう考えてもJUMPのそれである。キスマイにとってJUMPは切り離せない存在だが、…流石にJUMPの時と全く同じ単語の頻出が過ぎた。ミスでは……?

ただ画面はコマの移り変わりが早くて見づらく、KAT-TUNとか色と同化して文字全然見えないし、単語は拾えても文章として拾うことには困難を極めていた。しかしわたしはどうしてもこの明らかに作為のある文章の中身と全容を知りたかった。

その中で、A.B.C-Zのタイミングで右下の方に”tapirus”の文字があることを見つけた。

”tapirus”……タピルス、何それ?英和辞典を引く。

tapirus[名詞] 1.バク科の標準属(type genus of the Tapiridae)

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…………バク……???A.B.C-Zとバクに何の関係が?

数十秒考えて察した。バク転の”バク”かこれ??!!!

 

ここまで来ると早い。バク転とバクは何の関係もない。つまり誤訳だ。とりあえず各無料翻訳サイトで検証を行う。5以上のサイトを当たった結果、tapirusというクソ誤訳が発生するのはGoogle翻訳で「バク宙」と入力したときだけだった*1。年々改善してると見せかけて日本語訳でorの「か」を全部mosquitoにするみたいな往年のミスしやがって…"宙"どこ行ったんだ…

しかしおかげで理解出来た。この文章は誰かが日本語文をGoogle翻訳に丸投げして作っていやがる。ためしにWikipediaを検索。A.B.C-Zの説明が出てくる。

ステージ上でのダンスやバック転などのアクロバットを得意とするユニットであり[7]、全員がバク宙できる[9][10]。

この文章をそのままGoogle翻訳にコピペする。

It is a unit that specializes in acrobatics such as dancing on stage and backflip [7], and everyone can do tapirus [9] [10]. 

これだーーー?!?!?!

こうしてみると、各グループの文章に[ ]と数字が頻出していたことへの納得も行く。引用の[ ]と数字だ。もっと早く気づいてもよかった。

 

SixTONESWikipedia

(2)“ド”を抜いた“レミファソラシ”の6音のように”6人それぞれの個性を出せるように”『音域』[11]、(3)“TONE”から『音の6原色』[12]。 当初は「シックストーンズ」という読み方だったが[13]、翌日にはジャニー喜多川が「(グループ名が)長いよ」と言い始め、小文字の"ix"を抜いて大文字だけを読んだ「ストーンズ」に変更された[14]。

これが

Like the 6 sounds of "Remi Fasorashi" without "do", "to show the individuality of each of the 6 people" "range" [11], (3) "6 primary colors of sound" from "TONE" [12]. Initially it was read as "Six Stones" [13], but the next day Johnny Kitagawa began to say "(the group name) is long" and read only the uppercase letters without the lowercase "ix". Changed to [14].

と、ちゃんと”Remi”が入る。Remi Fasorashiと謎に切れてるところまで一緒だ。

なにわ男子のWikipediaなら

2018年9月初め[11]、マネージャーから一斉送信されたメールでメンバーに結成の事実が知らされ[12]、10月6日発売のアイドル雑誌にて一般に発表される[13][注 1]。

At the beginning of September 2018 [11], the members were informed of the fact of the formation by an email sent from the manager all at once [12], and it will be announced to the public in the idol magazine released on October 6 [13] [Note 1]. 

に。他のグループの検証は省くが、これならば脱退メンバーの名前が見えるのも当然だろう。(というかwikipedia見るとふざけた大人たちのことがなんかその…色々ちゃんと書いてあるもんだなあ…)

 

【結論】ジャニフェスのOP映像では

Kis-My-Ft2の後ろにHey! Say! JUMPの説明を流すという大ポカをしている

②各グループの説明はWikipedia記載の概要をそのままGoogle翻訳に丸投げするという手抜きが発生している

ジャニフェスの一番の問題点はこちらです。

生の現場限定のものならいざしらず、何回も見て検証出来るものでこういう事態は問題点だと!思うの!!!

 

 

 

 

 

 

こんな全体の質に全く影響しない点マジでどうでもいいですね、誰が気付くんだこんな問題。いつかジャニフェス円盤化されますように。

 

因みにJUMPの文章になっていたキスマイは、ちゃんと差し替えたらきっと以下のようになったはずだろう。

On July 26, 2005, Kis-My-Ft2 was formed and started activities from the event "SUMMARY" held at Shinagawa Stellar Ball [2]. The group name is taken from the initials of the members one letter at a time, and is named after "an anecdote of kissing the shoes of Sammy Davis Jr., whom tap dancer Gregory Hines respects." [3]

JUMPのジャの字も出てこない。しかし[2][3]を除けばそんなに大きな誤訳も引っかかる情報も無く、これだけで検証するのは恐らく難しかったし、今回JUMPと明らかに同じであったことから「これそこまで完璧なつくりはしていないな?」と疑いの心を持てて、結論に辿りつけたので無問題である。

 

完璧であればあるほどこういった些細なミスの揚げ足を取られるので、何かを作る人達って大変だなあと思います。正直めっちゃ楽しかった。そんな月初の記録でした。誰も検証できない段階でこの記事書くんじゃないよ自分。

*1:エキサイト翻訳はバク転で「tapir ten」とか言ってきたしバク転はちゃんと翻訳できてたのでそれよりはマシかもしれない